第2話 【滞在】
パチパチ
目を覚ました俺は早速自分の背中の傷を確認したのだが、何故か完璧に治っている。
そしてここは先程の建物の中なのか…?
「あ!目を覚ましたんですね!」
金髪の耳が長いおそらく15歳ほどの少女が俺の所に来た。
「いや…ここまでしてくれてありがとうございます…」
「私のお父さんがあなたのこと見つけてなかったら、あなた死んでたんですよ!本当に危ないところでした、」
「怪我は誰が治療したんですか?」
「もちろん!私です!今治癒魔法を練習していて、成功して良かったです」
魔法!そんなものもあるのか…やはり異世界だったか。
そんなふうに少し喋っていたら、後ろからガチャガチャという音が聞こえ、見ると鉄の鎧をまとった筋骨隆々な男性がいた。おそらく俺に声をかけた人だろう
「あ!お父さん、この人目が覚めましたよ!」
「おう!良かったなあんた!俺の自慢な娘がいなかったら出血多量で死んでたぞ!?今晩はもうここで休みな」
「わかりました…」
「飯、食うか?」
俺は即首を縦に振り、贅沢ながらご飯を一緒に食べることにした。そういえば、何故この建物はこんな草原のド真ん中にあるんだ?ご飯を食べながら聞いてみるか。
しばらくして、ご飯の準備ができたというのでテーブルに向かった。テーブルにはパンとシチューが並べられており、豪華であった
「こんなの食べていいんですか?」
「いいんですよ!あまり客人も来ないですからね、たくさん食べてください」
そう彼女がテーブルに座りながら言った。
俺はご飯を食べながら「何故こんな所に建物が?」とお父さんに聞いてみたところ、ここは周囲の魔物の行動を監視する場所で魔物の団結や進行などが見られたら、馬車か本当の緊急事態の時にだけ転移魔法で首都に向かい報告する役割があるそうだ。
「結構危ないところなんですね…」
「まぁ普段は普通に生活してるだけだけどな。ちょっと大きめの魔獣が来てもレベル80の俺が瞬殺よ!」
そんな会話をし、ご飯を食べ終わった後にここに滞在しといて良いようなので言葉に甘えて滞在することにした。俺は自分の部屋(客室)に入り自分の固有スキル《段階的な成長》がどのようなものなのか再度確認することにした。




