第113話 【その後】
俺達は政宗先生から帰れ。と言われて急いで俺達を召喚した国ルミナスの首都アルカディアへ急いで戻り、増援を呼ぼうとしていた。だが、走っている時に違和感を感じたのだ。
「お、おい!皆!あれ見て!」
魔界の禍々しい雰囲気が消失していたのだ。
「政宗先生が単独で魔王を打倒したってこと?」
「う、そだろ?あの怪物を一人で倒したのかよ」
「やっぱりすげぇな!」
俺達は興奮気味にいま来た場所から折り返して魔王城へ猛ダッシュした。
魔王との戦闘で勝ったのならば!政宗先生は生きている!
俺達は確認しに行った。
魔王城跡地に辿り着いたのだが、そこには切離された魔王の頭と胴体しか無かった。
「ま、魔王は死んでいるよな?」
恒一が剣を使って魔王の頭をゆっくり小刻みにつつく。だが何も反応がない。
「本当に死んでるな…」
「政宗先生はどこに行ったのかな?」
俺は一つの考えがよぎった。
「もしかしてさ…政宗先生は自身の存在を生贄にして魔王を倒したんじゃない?」
全員の目が丸くなる。
「そ、そんな…」
「で、でもそれだとあり得るな」
俺達はそれで全員納得し、魔王城跡地に残った颯真や朱音の死体を背負って人間界へ帰っていった。
蒼真などの死体は…俺のダークマター攻撃で消滅したかな。それとも先に帰ったみんなが掘り起こしてるかな…
そして、首都アルカディアに辿り着いた。
民衆達が「勇者様〜!!」と叫んでいる。やはり黒い雲が消えたから皆魔王討伐成功したことは知っているのか。
王城へたどり着くと、様々な国の国王や貴族が集まっていた。
「よくやった!勇者よ!」
恒一が前に出て国王へ先に帰った勇者はどうなっているのかや魔王を倒したのは政宗先生である。ということを全て伝えた
「そ、そうなのか…先に帰った勇者はもう一般人の生活をしているものや、軍隊に入った勇者もいるな。一番最初に帰ってきた勇者は軍隊の上級兵…後から帰ってきた勇者は全員人類最強クラスの強さに匹敵しておるからな…軍隊の軍将とかそこら辺になっておるかのぉ。そなた達は勇者のなかでは最強クラス!何レベルなのか伝えてみぃ!」
「この場にいる者は全員レベルは2000をオーバーしています」
その一言に全ての国々がざわざわした
「な、なんと!?レベル2000とは本当なのか!?ゴホンッ取り乱してすまない。ところで何が欲しいなどはあるか?全ての国々で出来る限り答える」
俺達は裏で話を合わせていたことを全員で言った。
「「勇者学校を作りたいです」」
その内容というのは、次の魔王などの強力なモンスターが出てきた際に勇者など拉致のようなことをせずにこの世界の人達が協力して倒せるよう…世界最大級の元勇者指導の学校を作りたい。ということである…それを聞いたほかの国々もざわついた。
それは元勇者指導の学校というのは目に見えてほかの魔術師学校や剣士学校の生徒が抜かれるということだ。騎士学校などは入って卒業すれば騎士になれることから人気は落ちないだろうが、ほかの学校は壊滅的だろう
「よ、よろしい!全ての国々から金を出し合い勇者学校を作るとしよう!今までの勇者も集めそこの教員として働かそう」
こうして、魔王討伐の報告などは終わった。俺達は屋敷を与えられた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄十年後 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
高校生だった俺達もそろそろ30代となるところだ。
俺達生き残った勇者は勇者全体のなかでも飛び抜けて強いことから、勇者学校の中で最も権力が強くなっている。理事長的存在かな?
勇者学校の全生徒数は1万にも上った。
王国側からは魔王を勇者が倒せなかったとなると色々とめんどくさいということで、勇者が魔王を倒したということになっているので、大衆全般に広がっている常識としては「魔王を打ち破った伝説の勇者から授業が受けれる」というものになっている。
勇者間、特に最後までいた4人の中では政宗先生はとてつもなく尊敬されている。
俺も嬉しいよ。流石に勇者レベルの人はいないが、勇者学校出身で冒険者ギルドで活躍している人も多いからね。
そんなこんなでこの世界で好きにやっているよ。いつか政宗先生にもう一回会いたいな。
じゃあね




