第104話 【戦後】
俺が仰向けになりながら、目を開けると勇者達が俺の顔を覗き込んでいた。
「よっしゃ!成功したぞ!」
「何があったんだ?」
俺が周囲を見渡すと勇者達が周囲を囲んでいた。
「バルゼインは殺せたのか?」
恒一が今の状況を説明した。
「バルゼインは殺せました。それで倒れた政宗先生をどうしようか皆で相談した結果……彩葉が自身の改変能力で政宗先生の精神状態を改変できるかも!と名乗り上げてくれたんです」
精神を改変か…そうか。バルゼインには効かなくても周りの人を改変できるのか
「そしたら、精神が回復して今目覚めたみたいな感じです。それと同じ要領で怪我した人も直せましたが…死んだ人はどうにも無理そうで…」
「あぁ。分かった…次の所に行こう、次は遂にこのクソったれな旅を終わらす最後の関門、魔王城だ、恐らくそこに最後の四天王と魔王がいる。その四天王と魔王をぶっ倒せば見事俺達の勝利だ」
全員はし〜んとしている。自分が死ぬかどうかも分からないからなのか、そんな俺も最近本格的に死にそうだ。アセンション組の合体技で倒せたからな…
「そこでだ、どうする?このまま行けば恐らく死ぬぞ。俺達に残された選択肢はモンスターが強くなる速度以上に成長することだ、その自信がある者が多かったから訓練の時間を挟もうと思うが…」
今までの傾向上恐らくドレイクが500レベルで、その2日後に倒したバルゼインが1000レベル。2日で単純な話、2倍に成長しなければならない。まぁ魔王城に近づくごとに魔力濃度が濃くなる&魔王が回復するごとに魔力が濃くなるのダブルで2倍だから実際はそれ以下だと思うが。
「よし、じゃあ成長スピードで魔物を上回れると思う人」
そう言うと、勇者達総勢20人の内13人が手を挙げた。
「よし、じゃああの地平線の向こうにある明らかに雲が黒くなっている所の近くでレベル上げ、スキル上げ、固有スキルの熟練度を上げよう。期間は5日間だ」
俺は地平線の向こうの恐らく魔王城があると思わしき場所を指差した
すると智也が手を挙げた
「幻の迷宮にて人間界を攻め込む等の話があったんですが、急がなくてもいいんですか?」
「あぁ…それは二人の四天王も直近で死んでるんだから魔王はそれを気にして当分は人間界を攻め込まないだろうね」
そうして、俺達が地平線の向こうの所へ歩きで行こうとすると修司が声を荒げた
「あ"ァァァ!もう限界だ!俺はよう、どうせサンドバッグにしかなれないんだ。今まで我慢してここまでついてきたけどよ、こんな死にまくるんだったら俺はこの勇者から降りる!」
全員が修司のほうを振り向く
「あのなぁ!お前らは洗脳されたように魔王討伐に行っているけど、これはどうせ任意なんだよ!さっきのバルゼイン戦でも俺は殴られるだけで瀕死だったし!活躍しようにも剣のセンスもなし魔法のセンスもなし!できるのはサンドバッグ程度……」
「ほかのヤツが何というが、俺は人間界に戻るぞ」
俺は、修司の近くに寄った
「これは君達の任意だ。帰ってもらっても構わない…が、ここからは二段の崖が続いているぞ?帰れるのか?」
「そこまで…俺のことを馬鹿にするのか!?今のレベルだったら十分自由落下で帰れるよ!じゃあな!クソったれの生活をしとけや!」
修司はズカズカと大股で帰っていった。
ただの学生が死に際を漂うというのは正しいことなのだろうか?やはり、本人の意思を尊重したほうが良いかもな…
俺は改めて勇者の方を見た
「なぁ、お前らも帰りたい奴はいるか?行きたい奴だけで魔王討伐をしようと思ってな」
すると主に女子陣営が出てきた。特に大人しそうな人達だ。千尋に乃愛、琴音、雪乃、陽菜、楓や結衣、凛等が帰っていった。
男性陣営からは優斗、翔、晴人、大河が帰っていった
彼らは別れ際に魔王を倒すと決め残る人達に握手や最後の別れの言葉などを言い泣きながら帰っていく人もいた。
「よし、残ってくれた人達…準備はいいな?」
残ってくれた勇者は恒一、颯真、朱音、智也、美月、竜牙、彩葉である。
「とりあえずあの地平線の向こう側で5日間訓練するというのには異論はないな?」
全員がコクッと頷いた。
「よし、では魔王討伐の為の訓練をするぞ」
俺はそう言って一歩進んだ
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**バルゼイン戦全体のレベルアップ**
レベル503→1163
精神力UP
■常時型上級スキル
肉体覇王(43)→肉体覇王(386)
剣神(89)→剣神(537)
万象魔導(50)→万象魔導(63)
超越肉体(37)→超越肉体(260)
究極弓聖(63)→究極弓聖(377)
成長加速(102)→成長加速(1.03K)
拳神(67)→拳神(100)
オートヒーリング(79)→オートヒーリング(100)
フィールド(13.5K)→フィールド(176K)
シールドブースター(5.87K)→シールド・ブースター(76.99K)
超フィールド(3.037K)→超フィールド(9K)
肉体の頂点(313)→肉体の頂点(2.76K)
威力ブースター(23.76K)→威力ブースター(599K)
■任意型上級スキル
連射撃(ALv1-Lv1)→連射撃(ALv1-Lv193)
剣生成(963K)→剣生成(1M)
アセンション化:
剣生成(ALv1-Lv1):
[ALv0:[Lv]に応じた品質の剣を生成する]
[ALv1:[Lv]に応じてALv0の効果を乗算する]
瞬撃(ALv1-Lv1)→瞬撃(ALv1-Lv96)
空気の如き肉体(773K)→空気の如き肉体(1M)
アセンション化:
空気の如き肉体(ALv1-Lv1):
[ALv0:一時的に肉体を空気のような軽さにする。クールダウンは[Lv]相応]
[ALv1:[Lv]に応じて質量を除算する]
過負荷(2.37K)→過負荷(113.7K)
連射撃(ALv1-Lv1)→連射撃(ALv1-Lv180)
弓自動生成(912K)→弓自動生成(1M)
アセンション化:
弓自動生成(ALv1-Lv1):
[ALv0:自由なタイミングで弓と矢を生成する]
[ALv1:矢による攻撃ダメージを[Lv]に応じて乗算]
聖竜降臨(ALv1-Lv1)→聖竜降臨(ALv1-Lv105)
超過負荷(169)→超過負荷(8.63K)
■融合スキル
賢者(ALv1-Lv1)→賢者(ALv1-Lv34)効果:^1.07
剣聖(ALv1-Lv1)→剣聖(ALv1-Lv79)効果:^1.09
2つを制し者(ALv1-Lv1)→2つを制し者(ALv1-Lv55)効果:1.023x
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