↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
222/229

第11話『BVM(バッグ・バルブ・マスク)』

 翌日の終業後、深田先輩に心電図室に呼び出された。


 なお、本章第2話で『終業後』を『放課後』と間違えて書いてしまったのはここだけの話だ(作者注:申し訳ありません! お詫びして訂正いたしますっっ)


 ベッドの上には、はっしーこと親友のレントゲン橋本が寝ていた。


「あれ? はっしー、学校は?」


「サボり〜」


「こら〜っ!」私はおねえさんぶって叱ろうとしたが……


「嘘! うそよ! 試験休み!」


 なんだあ。 昨日からだったら、私ひとりで恥かしい思いをせずに済んだのにぃ!


「はっしーは『ICLSアシスタント』の石黒君と仲良くなりたいっていう欲望を満たす為に参加すんのよね」と、深田先輩がシレっとした口調で言った。


「は〜い、邪《よこしま》な動機ですんません」


 なんだあ! はっしーはそんな理由で参加するのかあ〜。


「何で私を誘った?」 (←率直な疑問)


「だってひとりじゃ寂しいもん」


 ベッドの上で私を上目遣いで見詰めるはっしーは……


 くっ、悔しいほど可愛い♡


 ……仕方ない。 今回は許して進ぜよう。 (←何様《なにさま》?)


「さあっ、じゃあ始めるよ〜〜」


 深田先輩が、プラスチック製の風船? が付いた酸素マスクのような物を手にした。


「昨日、遥に出した問題の『BVM』の『EC法』って覚えてる?」


 あー、深田先輩が意地になって問題を出題してきた中の1つだ。(本章 第7話『にんげんだもの』をご参照下さい)


「コレが『BVM』……『バッグ・バルブ・マスク』ね」


 なるほどなるほど。 風船《バッグ》とマスクがバルブで接続されている。


「持ち方はこう」


 深田先輩が実演してくれた。


 人差し指と親指で丸を作り、バルブとマスクの接合部を押さえ、マスクの部分を残りの指で固定している。


「ねっ、指3本が『E』の字、人差し指と親指が『C』の字に見えるでしょ! だから『EC法』って事」


 確かに! 駄洒落か。 (←失礼)


「持ってみ」


 ん……むむっ……これはコツが要る。


「この『BVM』は練習用だから、はっしーに実験台になって貰って当ててみて」


 ああ、思ったより簡単だ。


 ……と思ったのも束の間……


「では、そのまま『E』の3本指を顎にかけて『気道確保』……顎を引き上げて!」


 な! なんですとぉ!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。