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第九十八話 金騎士

 しばらく立っても次の扉が出てこなかった。いろいろと壁を叩いて探っていた。


 あれ。どうしたのだろうか前までは敵を倒したら少ししたらドアが出て来るはずなんだけど、出てこないな。別の道があるのかな。


 俺は再び探してみたが、見つからず俺が悩んでいると突然明かりが消えて周りの壁が吹き飛んだ。

 

 なんだ。


 俺は気を目に集中させて目を強化して、周りを見てみるとかなりの広さの暗闇の空間が広がっていた。すると奥から光が迫ってきた。この光が部屋全体を包みこんだ。


 目がっ。


 俺はその光で目が一瞬見えなくなって目を瞑ったて再気を使って目を直してすぐに俺は恐る恐る目を開けた。周りは天井、壁、床すべてが黄金に光り輝いていた。


 すごい。すべてが金一色で光が反射して眩しいな。これは慣れるしかないようだな。すると奥から左手には黄金の盾を持ち、全身を黄金の鎧を纏っている女性騎士が一人金色の長髪をたなびかせてこちらに向かってゆっくりと歩いてきた。


 かっこいいが眩しくて見にくい。


「ここまでたどり着いたということはそれなりに強いということ」


 金髪の女騎士は俺の前にまで来て動きを止めると背中に背負っていた2mくらいある大剣を右手で引き抜きながら言ってきた。


 とりあえず名前とさっきラティーノとブリギダの二人が言っていたこの地下世界のことについて聞いてみるかな。


「あの二つくらい聞いてもいい?」


「なんだ」


「名前とこの地下世界について聞きたいんだけど」


「名前はベアトリーチェだこの世界については私を倒せばわかる」


「ありがとう」


「話は終わりか?」


「うん」


「では戦おうか」


 ベアトリーチェは俺と話し終わるとすぐに俺に向かって剣を振り下ろしてきた。俺はそれを右に躱した。ベアトリーチェが放った剣の斬撃は金の色の壁に当たると反射してこちらに戻ってきた。俺はすぐに手に気を集中させて右手に斬手刀を発動させてその斬撃を切って相殺させた。さらに俺は斬撃を金色の壁に向かって飛ばしてみるが俺の斬撃は反射しなかった。


 すごいなこの金色の壁はベアトリーチェの攻撃だけを弾くのか。ベアトリーチェに優位な空間になっている。しかも、あの纏っている気の量からして明らかに今まで戦ってきた四人とは比べ物にならないほど強い。これは本気を出していかないといけないみたいだな。


 俺はそのままベアトリーチェに向かって斬手刀で切りかかると左手に持っている盾で受け流し、そのまま剣で切りかかってきた。俺は左手にも斬手刀を発動してその剣を受け止め、俺は右手で右斜め下から盾の間を縫って斬手刀を入れようとした。ベアトリーチェは後ろに一歩下がり俺が斬手刀を盾の間に入れる時間を引き延ばして、盾をその隙に下に下げて俺の斬手刀を防いだ。俺はさらにその縦に足刀を加えて後ろに下がらせて怯ませた。俺は怯んで隙ができたベアトリーチェ左手の斬手刀でお腹を突いた。ベアトリーチェのお腹をついた俺の斬手刀は傷は少しついたものの鎧に阻まれて貫くことはできなかった。一旦体制を整えるため俺は後ろに下がった。


 あの鎧かなり固いな。斬手刀が効かないとなると必殺技以外ほとんど有効打にならずに効かないことになる。まぁ、あの鎧に接触しても何も起こらなかったので鎧に触れることは大丈夫そうだな。ならば鎧を貫通する攻撃に切り替えていくか。


 俺は攻撃を防御を貫通する攻撃に意識を切り替え、ベアトリーチェに接近して行き盾を持っている右手にダメージを与えるために盾ごとストレートパンチで殴った。このパンチは普通のストレートパンチではなく、掌底と同じ効果を持つ。


「なにっ!?」

 

 俺のパンチを受けたベアトリーチェは驚いた声を出したがそのまま盾で俺を押して、俺を後退させてから剣をその場で振り下ろして斬撃を繰り出してきた。俺はすぐに左手に斬手刀を発動して、ベアトリーチェの斬撃を斬手刀で相殺したがその斬撃に続いて盾で体を見えないようにして、こちらに向かって突っ込んできていた。


 盾の影に隠れていて見えないな。何をしてくるかわからない。今までの状態だとこれはたぶん、剣で突いてくるのだろうけど、俺の見ていない別の攻撃もありえるな。一回引くことがこの場ではよさそうだから後退して避けようか。いや、そのままこちらから先に攻撃を加え他方が敵の意表をつくことになりそうなだな。攻撃するか。


 俺はベアトリーチェがこちらにたどり着く前に盾をこちらに構えて向かって来るベアトリーチェの盾の視覚の右下に潜り込んでから、一気のそこから盾に向かって右手で浸透させない普通のアッパーを盾に向かって放った。俺は何かしてくるだろうベアトリーチェの右手に向かってその盾を弾き、ベアトリーチェの攻撃を阻止した。攻撃を阻止されたベアトリーチェは盾を手放して右手に持っていた大剣を左手を添えて両手で持ち左下から切り上げてきた。俺は切り上げられた剣を躱して、その剣を右手で掴み左手で剣身に向かってフリックパンチを放ち剣を壊そうとしたが、剣は折れずひびが入っただけに留まった。


 いい剣だ。鎧よりはやわらかいが、それでもひびが入る程度か。あと数回殴れば壊せそうだな。あの剣もついでに狙っていくか。


 ベアトリーチェは体制を立て直すため俺から離れて距離を取り、盾はそのまま地面において、ひびの入った剣をそのまま両手で持ち、正面に構えて俺のほうを向いた。俺も一歩引きベアトリーチェと向かい合った。


 次はどんな攻撃をしてくるのだろう。油断はできないが、試してみるか。俺はその場でベアトリーチェに向かって攻撃しようとするフェイントを見せてみた。ベアトリーチェはその動きに合わせて俺の動きを予測して剣を動かしてガードしている。


 ちゃんとベアトリーチェも動きを予測して戦っているのか。


 俺はフェイントをやめ、一気に直進して突っ込むとベアトリーチェも姿勢を低くして右後ろ足に重心を置き左手と左足を前に出し、剣を右手に胸あたりに持って引き持ちその体制で一瞬固まり前に出している左手で、迫ってくる俺に一瞬で狙いをつけてベアトリーチェはこちらに向かって突きを繰り出し接近してくる俺に対抗してきた。俺は突き出された剣を左手で刃がない剣の部分を触れて受け流し、その勢いのまま場で右に回転して裏拳を頭に向かって放つ。これも鎧を貫通させるため浸透させてダメージを食らわせた。


「ぐっ」


 ベアトリーチェは頭に来た俺の裏拳の衝撃により、一瞬怯み目を瞑った状態で後方に下がろうとした。


 大剣の威力や盾、鎧の威力や性能はかなりすごく厄介だが。そんなにベアトリーチェ自身は強くないのか。攻撃をさせ続ければすぐに決着がつきそうだな。前の戦ってきた者たちのように何か他に隠しているかもしれないからな。今回は変身したら面倒な気がするからそうなる前にやるか。


 俺はそのままベアトリーチェとの間合いを一気に詰め、最初に右手に持っている大剣を落とすために右手守っている手甲に向かって手刀を放ち痛みを与えて大剣を落とさせた。すぐにベアトリーチェの懐に入り俺に有利な環境を作った。顔とお腹に向かってストレートパンチとアッパーを交互に連続で決め、全ての攻撃を鎧の中にある体に浸透させつつベアトリーチェに次の動きを与えないようにしていく。


 ベアトリーチェもこの状況をどうしようか悩んでいるみたいだが、俺はそんな隙を与えずに攻撃し続けた。ベアトリーチェを殴り続けてしばらくしてベアトリーチェにダメージが蓄積していったのか。明らかに疲れが見え動きが鈍くなって来た。


 今がチャンス。この技で決める。


 俺は隙のできたベアトリーチェに向かって必殺技を繰り出した。

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