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第九十一話 陸と海

 俺たちがダンジョン訓練から戻ってくると玄関に各自、自分たちのメイドが待っていた。


 ルカからマリー母さんが赤ちゃんを産んだという情報が俺たちに入ってきたので俺以外のみんなは、赤ちゃんを拝みに行った。


「レイル様はいかないんですか?」


「うん、疲れているだろうから行かない」


 マリー母さんは生んだばかりなので体力のない状態のはずだから、しばらくは休ませておいたほうがいいと思うんだよね。たぶん本人は大丈夫とか言っていそうだけど、一応1か月とかは休ませてから会いたいな。


「マリー様なら元気ですよ」


「うん、でも今日は疲れたし、行かないでおくよ」


「わかりました。部屋に戻りましょうか」


 レイアがマリー母さんの状態を伝えてきた。


 まぁ、マリー母さんなら化け物みたいな体力だから元気なことはあり得ることだけど、地球のころの常識的に気が引けるからな行きたくないから断っておいた。


 俺はレイアに流されるまま自分の部屋にも戻っていった。


 赤ちゃんは男の子と女の子のどちらかは気になるな。名前を一応聞いてみるか。


「ねぇ、赤ちゃんの名前は」


「二コラ様という名前で女の子ですよ」


「へー、いい名前だね」


 俺の先を行くレイアに聞いてみるとレイアはすぐに振り返って答えてくれた。


 女の子か。ペルナ姉みたいな女の子に育ってくれると嬉しいな。エリザ姉みたいな活発な周りを巻き込む子には育って欲しくはないからな。

 

 会話は終わり俺たちは部屋に入り、しばらく時間がたった。


 暇だなー。地下世界にでも行って戦ってこようかな。


 俺は部屋についても何もすることがないので、いつも通り本を読むため机に向かった振りをして気分転換に地下世界に意識を移した。


 俺はアロサウルス以外にも4歳と半年になる間に大型肉食恐竜たちと戦ってきたが、どの種類の恐竜たちもアロサウルスの崩壊の気のような本気の時に使う気がそれぞれ違って、面白く勉強になっているので今回は退屈しのぎに技を見て戦って覚えに行こうと思っている。


 俺はアロサウルスの生息地域から右に100kmいったところにある島に生息域を持ち、アロサウルスたちと争っているピアトニツキサウルスに会いに行くことにした。


 鳥の岩山から先の土地からは、みんながさらに生息領域の広げるために島同士や海中で争いをしているみたいで、アロサウルスたちは海の上を走って渡っていき生息域を広げようと日々争いをしている。恐竜が海を泳いで渡らない理由は海の上を行ったほうが早いのと海の中にも色々いて、争いをしているから巻き込まれるとアロサウルスでも危険で面倒だからだと俺は思っている。


 アロサウルスの島から東に数秒後、100km地点にある島に到着した。


 俺はさっそくピアトニツキサウルスを探すことにした。


 ピアトニツキサウルスはアロサウルスと真逆で、アロサウルスは単体で行動することが多く単体で強いがピアトニツキサウルスはアロサウルスより半分くらいの大きさで普段は集団で行動している。単体ではアロサウルスには勝てないが集団で戦う場合は、ほとんど互角の強さになる。


 一年前のアロサウルスに勝てなかった頃の俺では惨殺されているが、今の俺なら本気のピアトニツキサウルスにも勝てる。


 本気を早く引き出すために気を纏っておくかな。ここら辺の恐竜は気を纏っておかないと舐めてかかってくるので、全然本気の気を纏ってくれないからな。


 俺は全身に気を纏い俺は木の上に上り、集団で動いている恐竜を探した。隠れるのはアロサウルスよりうまいから探すのが大変だったが見つけることができた。


 5匹程度で行動をしている群れか。4匹弱がよかったが、また別ピアトニツキサウルスを見つけるのも面倒だし倒しに行くか。


 俺はピアトニツキサウルスの前に無駄に多く気を纏って、俺のほうが強いとアピールして目の前に立つとピアトニツキサウルス5匹前匹がすぐに本気の気を纏った。


 よし、さっそく纏ってくれたな。


 俺はピアトニツキサウルスの全匹の様子を気を纏った目で伺うとさっそく、こちらに向かって気を出してきた。


 ピアトニツキサウルスは糸気という気を得意としている使い手で技自体に派手さはないんだけど、その気を使った戦い方はかっこいいからな。糸技は使いたいとも思っているから見てどうやって使うか参考までに見て、取り入れられる動きは取り入れたいからな。


 俺はまずは様子を見たいからあんまり攻撃しないで躱すことだけに集中しようか。


 ピアトニツキサウルスの糸気は気を糸状にして自由自在に操る技で、空中に設置して足場にしたりこの糸気で相手を切り刻んだり、相手の体内に送り込んで、倒したり多様性に富んでいる。この糸気の対処の仕方は全身を気でガードすることで、全身を気でガードしないとアロサウルスの普通の攻撃を生身で平然と耐えられる俺でもすぐに切り刻まれてやられてしまう。


 ピアトニツキサウルスも敵が全身に気でガードして戦うことは前提になっているので、隙ができない限りは直接攻撃をしてこない。基本は空中に糸気を設置し足場にして移動しながら戦い、ちまちま攻撃してくる。


 アロサウルスが崩壊の気を纏ったときに使うのは、自分の攻撃部位に糸気を纏い崩壊から守って攻撃する方法で攻撃する。恐竜達も敵が使う特殊な気を知っているみたいで、戦う相手の気によって戦い方を変えてくる。俺も他の気を纏って戦った場合はその気に合った違う戦い方をしてくきたので、恐竜も考えて戦っていて感心したな。


 ピアトニツキサウルスは俺の様子を伺い終わったのか。俺の周りに糸気をばらまき始めた。ピアトニツキサウルスは自分たちに優位なフィールドに作り替えた。


 準備を終えたピアトニツキサウルスは糸気を足場にして5匹が上下左右、交差しながら高速でこちらに向かってきた。ピアトニツキサウルスは爪を気で纏い、俺を切り裂こうと攻撃してきたが俺は全ての攻撃を躱した。


 別にこいつの攻撃を受けてもいいんだけど、アロサウルスよりも攻撃力は劣るため気を纏った攻撃が当たっても俺には効かないので、躱したほうスリルがあって楽しいからな。


 それからピアトニツキサウルスの動きをしばらく観察し終えた後用が済んだので、再び糸気に乗ってこちらに向かってくる5匹に一発ずつ殴って倒した。


 ピアトニツキサウルスはこれくらいでいいかな。


 ピアトニツキサウルスの観察が終わったので、別の恐竜のところに向った。


 次は海の生物と戦ってみようかな。海の生物も気の水中呼吸を使って日々海中で激戦を繰り広げているからな。


 俺は海の中に入って、生物を探すと奥のほうに生物がいた。その生物も俺に気づいったのかこちらに向かってきた。こちらに向かってきたということは、俺を獲物だと判断したのか、縄張りに入ってきたから排除しに来たのどちらかだろう。興味なかったら俺を見ても何もしてこないからな。


 だんだん近づいて来るにつれてその生物が見えてきた。


 エクスカリボサウルスか。こいつは全長3mくらいの大きさでそんなに大きくはないんだけど、大きいと全長7mくらいの奴もいて、口が尖っていてイルカみたいな姿をしている。


 エクスカリボサウルスは剣の気を使う使い手で、その尖っている口を使って全ての攻撃と全ての敵を断ち切って来る鋭い口になっている。口に触れると、触れた瞬間気を纏っておかないと切られてしまう程の切れ味を持っている。危険だが尖った口以外は特に脅威でもないので、口さえ気を付ければそんなに強くない。


 俺は尖った口をこちらに向かって突っ込んでくるエクスカリボサウルスの攻撃を横に躱すとエクスカリボサウルスは首を振って横に口を振ってきた。俺は姿勢を低くして躱し、体を蹴って吹き飛ばした。エクスカリボサウルスは蹴り飛ばされながらこちらに向かって剣気を飛ばして切ろうとしてきたので、俺は姿勢を低くし前に走って躱しエクスカリボサウルスに近づいてお腹を殴って倒した。


 海中で戦いたい生物はこいつじゃないんだよな。俺は海中をゆらゆらと泳ぎながらのんびりとお目当ての生物を探しに行った。


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