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第七十五話 ヘカトンケイル


「まさか、魔法を使ってくるとは」


忘れかけていたな魔法が使えること。魔法使ってヘカトンケイルと魔法の打ち合いでもしてみようか。しかし、あの魔法はかなりの威力があるな。俺のシールドでは防ぎきれないな。


 俺はヘカトンケイルが放った火属性のファイヤーシェルを躱して、逆に俺からファイヤーボールをお返しにヘカトンケイルに向かって繰り出した。


 俺の魔法はヘカトンケイルの顔に当たった。


「ぐぉー」


 ヘカトンケイルは目を石で攻撃された時よりも声を出して痛がっていた。俺のファイヤーボールは顔をまだ燃やしていたが、ヘカトンケイルは水属性のウォーターで冷やして痛みをとっていた。


 俺はさらに容赦なく火属性のファイヤーボールと水属性のウォーターボールを巨大化して、ヘカトンケイルに向かって放ちヘカトンケイル着弾時に爆発させて、さらにダメージを負わせる。


 爆発の煙を振り払いヘカトンケイルが煙の中から飛び出してきて、地面に向かって百本の腕を地面につけた。


 あれはもしかして、土属性の魔法かな。これからが、すごく大変になってくるぞ。


 俺はヘカトンケイルが放って来そうな魔法が分かったので、俺はいつでも動ける体制になった。俺の下の地面が盛り上がってきたので、多分土属性のソイルニードルあたりだろう。俺は後ろに下がり、効果範囲から抜け出した。


 ヘカトンケイルはそのまま、魔法を発動して土から数千の棘が飛び出してきた。その飛出してヘカトンケイルはソイルニードルで俺を追尾してきた。


 ソイルニードルは、土の棘で攻撃する魔法で棘を飛ばすか、追尾性のとげなどを土から出したり体からだしたり、貫通性のある魔法だ。ヘカトンケイルのソイルニードルはかなりの威力がありそうな魔法だ。しかも、まだ本気は出していない様子だな。気だけの身体強化では無理かもしれないな。


 俺は魔素も纏いさらに身体能力を強化しておいて、向かってくるソイルニードル軽快な足運びで跳気を使っての空中移動をして躱すことにした。


 上からくる土の棘は後ろに躱し、新たに俺の地面からも尖った土が生えてきた。また新たにヘカトンケイルがソイルニードルを新たに追加したようだ俺は、跳気を使って空中に逃げ空中でさらに跳気を使用して一気にソイルニードルを突き放してすべて躱すがさらに追ってきた。


 これは、無限に追尾してくるのかな。そうなるとまずく、避よけたところで意味がないので俺は火属性の魔法ファイヤーアローをヘカトンケイルの手前で大量に発動させて直接攻撃した。


 俺の放ったファイヤーアローはヘカトンケイルに突き刺さるがヘカトンケイルは水属性のウォーターを張ってすべて防いだ。俺はさらに風属性のウインドアローでヘカトンケイルの全方位に展開して発動した。


 ファイヤーアローは防がれたか。風属性魔法は、目に見えないから難しいだろうと思い発動した。俺の思った通り、ヘカトンケイルはソイルニードルを操作している。ウインドアローを近距離で発動されても気づいていないようだ。これならソイルニードルを止められそうだな。


 俺のウインドアローにより、ヘカトンケイルは体中に無数のかすり傷ができた。


 意外と固いな。俺の予想だと、もっと切れていてもよかったのだが魔素の身体強化が予想より強いな。俺の魔法はまだまだ、気みたいにそんなに発展していないからな。遠距離攻撃はそんなに効かないみたいだな接近戦で戦っていくか。


 俺は一気にヘカトンケイルの顔に近づいて顔を殴るとヘカトンケイルは少し怯む。百個ある顔が少し怒っていた顔が一気に赤くなり怒りの顔に変わりヘカトンケイルの纏っている魔素が爆発的に上がった。


 なんでさっきまでファイヤーボールを当てた時になぜ怒らなかったのかわからないが、殴られて完全に本気になったようだ。


 ヘカトンケイルは、すぐに百個の手で殴りかかってきたが俺はそれをすべてガードする。


 パンチがかなり痛いな。


 俺はこのヘカトンケイルのパンチを防御しているうちにパターンが大体読めてきたので俺はこのパンチをかいくぐって懐に潜り込んで近づき、俺の新しい必殺技を繰り出した。


「必殺爆裂拳」


 この技は、効果は全然違うが崩壊拳と似たような感じの技で、まず拳に爆発を起こす気を纏って殴る。この気を纏った拳で殴るとその気が相手に一瞬で広がり、その気を爆発させ相手にダメージを与える。


 最近訓練してようやく完成した技だ。この技は効果が単体相手では崩壊拳よりも低く、威力は及ばないが、効果範囲が指定でき狭い範囲でも超広範囲でも使える。自分よりも大きい敵や集団戦で敵を巻き込むダメージを与えるために作った。


 爆裂拳をいままで実戦で使えなかったのは、気うまく操作できなかったので、使っているときに自分も爆発に巻き込まれてしまって、自分がボロボロになっていたが、訓練のおかげで、今まではその爆発を任意の敵だけに充てられるように気を操作できるようになったので、今回実戦で使うことにした。


 俺の爆裂拳はヘカトンケイルに当たり、俺の爆破は全身を包み込みヘカトンケイルは一瞬で全身がボロボロになっていた。


 ヘカトンケイルは俺の攻撃で傷ついた体を回復属性の肉体をも回復させるエクストラヒールを使い即座に肉体を回復させて体を回復させた。


 ヒールで回復されたか。だが、数発爆裂拳を連続で当てれば倒せそうかな。


 ヘカトンケイルは、自分の周囲に信じられない数の様々な魔法を展開して放ってきた。俺は全速力で後ろに後退してその魔法を躱わしていく。


 空一面こちらに向かってくる魔法は一発一発が、かなりの高威力耐えることはできるが、全部受け止めたら今の俺の魔素の強度では防御力が足りずにダメージを食らってしまうだろう。どうやら当たら、ないほうがよさそうだな。


 俺の爆裂拳を警戒して俺を近付けさせない作戦に出たのだろう。俺はヘカトンケイルの放つすべての魔法を跳気を使いながら、躱しながら次の作戦を考えていた。


 多分このまま、躱し続ければこの遠距離攻撃を止めてくれるかな。このままだと近付けないが、自信はないが魔法の本格的な打ち合いでもするか。


 俺もいろんな魔法を適当に展開して、とりあえず威力を高めなランス系の魔法で対抗していった。


 それから、しばらく魔法合戦が続いていた。ずいぶんと撃ち合い続けているが中々、違う戦法にはなってくれないみたいだ。俺から動かないとダメみたいだな。


 ヘカトンケイルはさっきから、いろんな属性を使えているが俺が最近使えるようになった氷属性の魔法を使っていなかっていないな。使えないのか? 


 俺は氷属性のアイスアローで、ヘカトンケイルに攻撃してみた。すると、アイスアローはヘカトンケイルに当たると当たった場所を貫き凍らせていった。


 もしかして、氷属性の魔法が弱点か?


 ヘカトンケイルは、棒立ちになり何か魔素を溜め始めた。それと同時にヘカトンケイルが、近付いて来て100本の腕を属性で強化して殴ってきたが俺はそれを全て躱しす。


 痛そうなパンチだな。


 ヘカトンケイルの顔がだんだん色が変わってきた。たぶんまだ魔法を溜めているようだが、どうやら俺がヘカトンケイルの属性を纏ったパンチを躱わしている間に溜めておいたのだろうヘカトンケイルは突然、百個の口から魔法放ちながら、全身全霊の連続パンチを繰り出してきた。


 俺はとっさのことでガードを忘れてしまいヘカトンケイルの攻撃を受けてしまった。体前進がボロボロになったが、俺もヘカトンケイルと同じくヒールを使って肉体を回復させた。


 よくもやってくれたな。


 ヘカトンケイルが、この攻撃が有効と見てまた魔法を溜め始めた。


 仕方ない、倒してしまうか。正直この攻撃を溜めているときの、足止めする連続攻撃は隙だらけなので俺はヘカトンケイルが溜めているときに懐に近づいた。


「必殺・爆裂拳」


 俺は爆裂拳を連続で何発も当てて、ヘカトンケイルを連続で爆発させて、形も残さず爆発させて倒した。


 結構あっけなかったが、最後の技は結構危ないいい技だったな。


 そのあと複数のヘカトンケイルと戦闘をして調査は終了した。複数体のヘカトンケイルでも爆裂拳を使えばオートの分身でも攻撃される前に、速攻で爆裂拳を何発も当てれば普通に勝てそうだな。


 とりあえず満足したし、もういいかな。


 今回はここまでにして地上に意識を戻した。


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