第四十八話 謎の人たち
俺がサングリエを倒し、先を少しペースを上げながら、次の階に行くための転移門を探した。
その間にもたくさんのホウツークとサングリエを倒した。しばらくして転移門を見つけてくぐった。それから1日たち、10階層は上がることができたが途中で2本の短剣と短剣の双剣に代えた。ここに来るまで今回ダメにした剣は短剣4本だった。
残りの剣が少なくなってきたな。残る武器は背中に背よっている大剣と背中の腰辺りにある片手持ちの直剣と短剣4本、使える剣が大きめの直剣と短剣の残り2本なったら無駄な戦いは避けて上に上がることを優先していかないとな。
さらに俺は1日かけて十階層上がった。この階層はこのダンジョン一回と同じ作りの壁をしていて、薄暗い空間が広がっていた。
ようやく見知った壁になった。もうすぐでつくかな。
途中、技を試して直剣と短剣2本の刃はもうボロボロになっていた。結構サングリエの骨がやばかったな。サングリエを切っているうちに気づいてくるのだが、他のモンスターたちと比べて骨が何倍も分厚く、骨ごと切るとき切り方を間違えてしまうとほぼ確定で刃がかけているからな。
俺はボロボロになった短剣を見た。刃がかけても使い続けた俺も悪いのだがアニェーゼ以外のラードゥガゴーレム以外のモンスターでここまでボロボロになったのは初めてだな。もういつ折れてもおかしくないくらいだ。
うん?人だ。めずらしいな冒険者か?上がるときにも何人か見たが、こんなにたくさんの冒険者見たことないな。何をしているのだろう。
俺は目立たないように、影に隠れてその様子を見てみた。
冒険者たちは門みたいなものの近くに座り込み荷物を広げて確認したり話し合ったり、魔法使いが仲間に回属性のヒールをかけたりしている。たぶん最初の1階の休憩できるポイントなのだろう。
目立ちたくないから、無視していこうか。俺はフードを深くかぶり冒険者の人たちから隠れるようにその場を去った。俺は階段を見つけて次の階に進んだ。
この階層にはモンスターが少ないようで、出てきたモンスターはすべて新しくオークとワーウルフ、オークは太った豚みたいな体系で二足歩行で歩くファンタジー世界でよく出るモンスターで、ワーウルフはオオカミ人間みたいな姿をしている速い攻撃が持ち味で数匹でいることが多いい、他には一階層にいたコボルトとゴブリンのモンスターでレベルが少し上がっているのが出てきたが、今までの階層で出て来るモンスターの数は数百匹なのに対してこの階は合計で数十匹しか会うことがなかった。
やはりこの階は冒険者が溜まる休憩場所だけあってモンスターが少なかったみたいだな。
次の階も前の階と同じくオーク、ワーウルフ、ゴブリン、コボルトの四種類が出てきたが今回の階層は冒険者が休憩していなかったせいか、今までの階層通り数百匹のモンスターが出てきたがさっきの階層から、モンスターが弱くなっているためか力を入れなくてもすんなりと刃が入りさらに早く倒せるようになった。
モンスターが弱くなったせいで、戦闘がつまらなくなってきたが出てくる敵はすべて片づけていこうか。人型のモンスターにも試したい技があるからね。
それから半日ほどかけて10階登り終えた。俺は水属性の魔法ウォーターサイクロンでローブにベットリついた着いた血を洗い流す。中には落ちきれない汚れがあるがどうせ捨てるから別に落ちなくてもいいか。
武器はまだ使える状態だが残る武器は大剣と短剣の2本でまだ武器の状態は良好で、あと何百匹は切れそうだ。他の残る剣は刃がボロボロになった使えない剣だけが投擲して投げ捨てることはできそうだな。
剣がなくなったらつまらなくなるから極力剣の消耗を抑えるように戦ってきてはいるが、目の前に出てきた敵をすべてを倒すのはもうそろそろやめようか。
俺はモンスターとの戦闘を避けるため気配を薄くして、デコボコした岩肌に沿って敵にわかりにくいようにゆっくりと進んで行くと目の前に好戦している冒険者たちが戦っているのが見えた。
俺は岩陰に隠れながら様子を見ることにした。
マリー母さんたちではないようだな。男性3人と女性3人で女性1人が怪我をしているらしく、その場に座り込んでいる。その子を庇ってモンスターと戦っているようだ。モンスターもそれをわかっていて襲ってきているようだ。
みるみるうちにモンスターの仲間が集まっていき冒賢者たちは囲まれてしまったが、みんなの顔には恐怖と焦りが出てきているが一人のヘルムを被っていない背中に小さい盾を背負っているライトアーマーの女騎士の顔には汗は滲んでいるがまだまだ余裕があるようだ。
あの女騎士はパーティーの中でずば抜けて強いようだな。ほとんど一人で敵を集めて極力後ろにモンスターが行かないようにうまく立ち回り前線を保持している。あと見にくいが、風の魔法で敵を切り裂きさらに他の人たちの援護もしている。
中々いい動きをするな。
他の人たちは男三人はこのパーティーの足手まといみたいだな。怪我をしている女を庇うあまり、女騎士の風魔法を発動したい場所にいたりして邪魔をしている。
怪我をしている女性はどうやら魔法使いのようで、怪我をして座り込みながらも魔法で援護している。
もう一人いる女の子は前線を支えている女性と同じ装備をしていて、味方の邪魔をしないように立ち回っているためか攻撃が少ない。慣れてないのかな。
しかし、それにしてもモンスターの量が一向に減らないな。女騎士は汗をかいてはいるがまだまだ余裕そうだが、女の子と怪我をしている女性は体力がなくなってきている。男たちは疲労困憊で言うまでもない。
そろそろ女騎士以外はやばくなってきたな。助けようか。もうちょっと様子を見てみようか。どうしようかな。それにしても、なんでモンスターが止まないんだ。
ちょっと周りを調べてみるか。
俺は岩の上に登り、あたりを見回してみるとゴブリンを召喚している魔法使いたちが6人いた。その周りには召喚をする魔法使いを護衛する騎士が6人いた。そして、その全員に鞭で叩きながら、命令しているリーダーと思われる人がいた。女騎士がいる場所の前方の岩山に隠れていいるようだ。
俺は岩の頂上から降りて陰に潜み、もう少し近づき姿を確認してみた。全員男性のようだな。
「もっと召喚して、奴らを殺せ」
リーダーの声が聞こえてきた。あの女性のパーティーはどうやら狙われているらしい。
しばらくして、女騎士が頑張っているおかげでイライラしてきたのかリーダーがをし始めた。
「まだかもっと、強いモンスターは召喚できないのか」
「で、できますが、この中でも私が一番強いモンスターを召喚できますが、制御ができませんよ」
リーダーがしびれを切らして召喚しみんなを鞭で打って魔法使いに八つ当たりしながら、魔法使いは文句も言わずに自分が召喚できると話した。
「構わない」
「私たちが襲われてしまいます」
魔法使いは自分が制御できないので、どうなるかわからなかったのでもしも自分たちが攻撃された場合の想像でもしたのだろう。不安いっぱいの顔でリーダーに言っている。
「大丈夫だここから撤退すればいいだけの話だ。ちゃんと逃げるときも護衛するから安心しろ。とりあえず召喚しろ」
リーダーはここに女騎士たちが通ることをたぶん知っているため召喚したモンスターを女騎士の通り道において、逃げれば女性騎士たちを襲わせることができると考えているのだろう。
「はい、少し時間はかかりますが同時召喚もできますが何体がいいでしょうか」
安心した顔になった魔法使いはリーダーに召喚することを伝えると、さらにその一番強いモンスターをたくさん召喚すれば女騎士を確実に殺れると思ったのか魔法使いはリーダーに提案したようだ。




