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第四十七話 サングリエ

 チュルボを倒して少し経った。


 そういえば1日くらい魔石くらいしか食べてなかったからな。ちょうどいい獲物も取れたし、チュルボの周りにはモンスターがいないことが多いいから、ここでご飯にしようか。


 俺は短剣を取り出してそこら辺の木を切り倒して長めの薪を作る。

 

 これ憧れだったんだよねできるかな。


 俺は木に剣と剣をこすり合わせて火花を散らして火をつけて、火を作る。

 

 よしできた。


 そのあとは長い木を一本手に入れて地面に倒れ血が止まったチュルボの皮を短剣ではがす。内臓を取り出して、肉にした。そこに長い木の棒を突き刺して火を作った場所の両脇にその棒を支えるための先が分かれた二本の木に大きな肉のついた棒を乗って丸焼きの形にした。


 …時間がかかりそうだな。火力も少ないし魔法使うか。


 俺は手から火を出して自分で焼いて一気に丸焼きにした。

 

 よし、できた。


 丸焼きにしたチュルボの肉を片手に持ちそのまま食べてみる。鹿の味とほとんど変わらないな。五分の一くらい食べ終えるとお腹いっぱいになったので、食べるのをやめてモンスターを探すことにした。


 肉は持ちにくいから少しだけ切り取ってそこら辺にある葉に包んで腰辺りに糸で括り付けてあとはいらないので、置いていくことにした。


 またもチュルボがいたので気づかれる前に両脇の直剣を抜き切って倒した。この階はこの直剣二本の双剣の試し切りにしようか。


 俺は出て来るチュルボを一匹も逃がさず切って切って切りまくって倒していった。


 チュルボしか出てこないなこの森。チュルボの返り血を浴びて黒色だったローブがすっかり赤くなってしまった俺は思った。


 クンクン、匂いもちょっと臭いし体がべとべとだな。ちょっとは落とすか。俺は汚れを落とすために水属性魔法のウォーターサイクロンを自分を中心に発動させて、服をに血を洗い落す。


 これで大丈夫かな。少し落ちてないところもあるけど、まぁいいか。


 水に濡れて服はびしょびしょだが、モンスターを倒しているうちに渇くからこの状態のままでいいだろう。俺の体はスキルでそう簡単に風邪にならないし、なったとしてもすぐに治るだろう。


 とりあえず、この階にはチュルボしかいないようだから次の階に行くかな。幸い次の階層に行くための階段は見つけてあるからな。


 この階の階段は木の中に転移門がありそこを行くと次の階に行けるようになっている今までとは違う形になっている。こういう仕掛けみたいな階段はダンジョン内ではよくあると本に書いてあったな。


 次の階の階段を見つけるのは大変そうだな。というよりこの階層まで来た人たちとか、たいへんだったろうな。


 次の階を登ってもチュルボしかいなかった。さらに3階昇った。転移門の隠れている木から出ると先にはまたチュルボがいた。


 またか、今回の階層には新しいモンスターいてくれよ。この階層は曲刀の二本で行ってみようかな。


 俺は地面を蹴って一気に近づきチョルボを曲刀の切れ味を生かして胴体を横にきれいに三等分にした。


 うん、直剣に比べて切れ味はいいな。


 俺が曲刀の双刀でチュルボを狩っていると何か俺の後ろに気配を感じた。たぶん新手のモンスターだと思って期待を込めて俺が振り返ってみるが何もいなかった。


 俺が振り向こうとしていることに気付いて、振り向き際に草か木の上や裏に気配を消して隠れているのだろう。しかも一匹じゃないみたいだ。


 少し様子を見てみようか。このモンスターの攻撃パターンも見てみたいからね。


 俺はわざと追ってきているモンスターが攻撃しやすいように隙を作ってゆっくりと歩くとすぐにつられて後ろの茂みと木の上から一斉に襲ってきた。5匹か。


 俺は五匹の攻撃を躱して五匹のモンスターと対峙した。


 こいつはホウツークだな。日本で言うと猿だがこの猿は凶暴な猿で、このホウツークは単独でも足が速く握力も何百kgもあり強さはだいたい冒険者パーティー並みに強い。さらにホウツークは4~15匹で行動していて集団は100匹を超すこともある。1匹では倒せない強い獲物には集団で襲い掛かって、ボコボコにして倒す。冒険者にとってはかなり苦戦するモンスターらしい。


 対峙していたホウツーク2匹が俺に飛びついてきたが、俺は飛びつく前に曲刀で2匹を胴体ごと真っ二つに切り裂いた。


 それを見ていた2匹のホウツークは怯えて逃げていった。


 あれっ、逃げちゃうの?まぁ、逃げたら逃げたらで、ありがたいからいいか。


 俺は両手に持っている曲刀を空中に投げて、手を開け。腕に隠し持っている短剣2本と胸に隠し持っている短剣1本計3本の短剣を3匹のホウツークの頭めがけて投げた。


 よし、当たった。短剣の投擲もうまくいったな。


 俺の投げた3本の短剣は頭に当たり投げた短剣に当たった。3匹はその場に倒れた。俺は空中に投げた2本の曲刀を掴み腰の柄にしまった。


 ここの階層はチュルボの他にホウツークもいたか。ほかにも新しいモンスター出てこないかな。でないだろうな。


 今ままでこのダンジョンを上がってきて思っているのだが、たぶん新しいモンスターはまたしばらく出てこないだろう。10階行ったら一匹新しいモンスターが出て来るイメージだからな。


 駆け出し冒険者やレベル上げならいい条件なのだろうけど、経験値取得のスキルを逆に使って、技の試し切りをしている俺には関係ないからな。


 そのあとも曲刀の双刀、持ちと直剣の双剣持ちで、俺の目に移ったホウツークとチュルボをすべて切り裂いていく。


 そろそろ、武器を変えるか。


 俺は気も纏わず剣身を守らず、直剣と曲剣の4本の剣を振って切っていて、刃がち少しモンスターを何百匹も無理やり骨ごと切りすぎたせいで、ボロボロになってきている。


 今度はどの剣にしようかな。今回はたくさん服の下に隠している短剣を使うか。


 俺は胸にある丈夫そうな剣身の短剣を1本右手に持ち、ホウツークにとびかかり切り倒した。


 それからものすごく迷いながら2日かけて10階上がることができた。5階上がったところからチュルボが出てこなくなり、ホウツーだけになったが新しいモンスターは出てこなかった。上がる途中短剣を4本ほど使い潰している。17本あるうちの9本の剣の半分は、ボロボロになってしまった。


 出会っているモンスターをすべて倒してきていることもあるが、たまに次の階に上がるための転移門を見つけることができずに、探し回っているときにモンスターと遭遇して、無駄に倒してしまっているから刃がダメになっていくのだろう。


 それにしてもいつになったら一階につくのだろう。もうこのダンジョンに入ってから3日も立っている。あと4日くらいで到着しないとマリー母さんと合流することになっているからな。


 俺は次に上がる転移門を探していると何か大きな3mくらいある巨体が目の前にあった。


 久しぶりのチュルボかと思い短剣で攻撃して首を落とそうとしたが、思ったより首が大きく肉を少し抉るだけに留まったがモンスターは瀕死になっていた。


 おかしいな。いつもならこれくらいの長さの剣でも首を落とせたのだが。


 俺がおかしいと思いそのモンスターを見るとチュルボではなく新しいモンスターだった。


 こいつはサングリエだな。体長は3mくらいになり体重が500kgから1tくらいになる重量級のイノシシのモンスターだな。

 

 サングリエの攻撃方法はイノシシと同じでものすごく速い重さに見合わない突進と、鼻から石の塊を飛ばして打撲くらいの軽傷を負わせる技くらいで、集団でいた時も同じなのでしっかり見て戦えばそんなに強くないモンスターだと読んだことがある。


 しかし、体がでかいな剣身の短い剣だと一撃で切り落とすのは難しそうだが、剣の風圧で切れる範囲を上げれば何とかなりそうだな。


 俺は試しに目の前にいるサングリエに向かって右手に持っている短剣で胴体ごと真っ二つにした。剣では届かないところも無事剣の鋭い風圧で切れたようだ。


 剣の風圧で切ることができたな。これでこいつの対処法はいいだろう。



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