番外編 メリアと元勇者
俺は今自分の家に向かって歩いている
騎士たちをまいた後、後のことはみんなに任せようという作戦だ、まあ後が怖いが・・・
「あ、ついた」
宿に着くと俺は一度入ろうとして入るのをためらう
理由は簡単だ、俺が天災級と戦った時俺は顔を出していた、つまり顔がばれている可能性がある、王様が民間人を非難させていたというが全員ではないだろう、まだ町に残っていた人もいたはずだ。
まぁそんなこと考えていてもしょうがないか、
俺はそう考え扉を開ける
「・・・ただいまぁ」
俺が声を小さくしてそっと入る
だがすぐに気づかれ宿のおばさんが笑顔で走ってくる
「あらまぁ!英雄さんじゃないかい!よくかえってきたね~」
なにやらご機嫌のおばさんが話しかけてきた、元から明るい人だったがここまで明るいとさすがに戸惑う、それに言葉からして俺のことはもうばれてるんだろう。
「見てたのか?」
「そりゃあ、みんな見てたよ!あんなデカイのと戦ってればね、それにしてもまさか打ちの宿に泊まっている人が英雄になるとはね~!!」
おばさんはうれしそうに食事の準備に取り掛かろうとする、が、歩いていく途中に俺のほうに振り返る
「あ、そうだ、メリアちゃんだっけ?上であんたのことまってるよ」
メリアが?どうしたんだろう、なにかあったんだろうか
俺は自然とそんなことを考えてしまい急いで上へと階段を上がっていった
コンコン
「メリア、俺だライトだ、入るぞ?」
俺は入る前にノックをし、中に入る
すると―――
「御主人様!!」
「うぉお!?」
メリアが抱きついてきた、それも凄い勢いで
俺はなんとかメリアを抱きしめながら受け止め支える
メリアを見てみると顔を俺の胸に沈め、顔が見れないようになっている
「えっと・・・メリア?」
俺が呼びかけるとメリアは俺の腰に当てている手の力を強くし、さらに顔をうずくめる。
「よかったです・・・御主人様・・・無事で、本当に・・・」
どうやら俺はメリアに相当心配をかけてしまったようだ
あの時は少し強がっていただけだったか・・・
「ごめんなメリア?でもちゃんと帰ってきたぞ?」
するとメリアは顔を上げる、メリアの目からは涙が流れ、目の周りは赤く照っている、その様子から相当な時間なき続けていたんだろうと予想できる
「・・・はいっ!」
そういいメリアはうれしそうに笑った
しばらくしてメリアが落ち着いてくると涙を拭き、椅子に座った
「それで御主人様、説明してくださいますよね?」
メリアは先ほどまでのことをなかったことにしようとしているのだろうか?
冷たい目でそう言ってくるメリアだが先ほどのことがあるのでその効果はまったくない、。
「いまさらそんな目しても、意味ないんじゃないか?」
するとメリアは少し前に自分がした行動を思い出してか、顔を赤くしてしまう。
「い、いいんです!それより説明してください!」
やけになったの声を強くするメリア、だがそういわれても顔を赤くして恥ずかしそうにしているところを見ると反省するどころかもっと見ていたいとすら思ってしまう。
だがこれ以上いったらメリアが可哀想だし、俺が可愛そうなことになりかねないので言わない。
「ふーむ、どこから説明したものか・・・・俺が異世界人ってのはもうだいたいわかってるよな?」
俺が問いかけるとメリアは小さくうなずく
今までのこともあり大体わかっていたのだろう
「はい、お城に行ったときに・・・」
やっぱりあの時だったか、まあいまさらだしばれてもいいか
「そうだな、簡単に言う確かに俺は異世界人だが昔もこの世界にきたことがあってな」
「え!?・・・どういうことですか?」
メリアは驚いたように目を見開くがすぐに落ち着きを取り戻す
まあ驚いてもしょうがないだろう
「俺は昔この世界に召喚されたことがあるってことだ、まぁ元勇者ってやつだ」
「ゆ、勇者?御主人様は勇者様なんですか?」
俺は苦笑いしながら肯定する
「もと、だけどな」
「そ、それでもすごいです!私御主人様が勇者様なんてすごく光栄です!」
メリアが驚きとともに嬉しそうな顔をする
「・・・これからもよろしくお願いします」
メリアが正常に戻り頬を赤らめながら頭を下げてくる
無理やり切り替えたようなメリアに俺は小さく笑いながら答える
「ああ、よろしくなメリア」




