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A lot of stars  作者: 赤秋の寒天男
第四章 太陽の光
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13話 聞き取り

 イオの意識が戻った時、彼が最初に見たのは白い天井だった。


「…………」

「起きるの早いね!」

「ぬおっ!?」


 その次にペルセウスの顔を見た。

 キラキラした笑顔を見た瞬間、イオの脳内に意識を失う直前の記憶が溢れてきた。


「――強かった」

「かはは! 君も強かったよ!」


 ずっとペルセウスを見続けるのも辛いので、イオは何気なしに部屋を見渡してみた。

 そうすると、無言で窓の外を眺めるゲミンガが目に入った。

 その向かい側にはスピカもいて――


「って、ここ二人の療養室じゃないですか!」

「静かに!」

「……ぺ、ペルセウスさんがそれ言います?」


 今のイオたちの叫び声は、二人の耳に確かに届いたはずだが、彼らからの反応は全くと言っていいほどなかった。

 やはり体調は悪いままのようだ。


「もう大丈夫? ちょっとやり過ぎたかな?」

「大丈夫ですよ……すぐに治りますから」

「じゃあ丁度良いや! しばらくここにいてよ!」

「……何故ですか?」

「これから例の事件について聞くんだ!」


 例の事件とは言うまでもない。十中八九でハレーの襲撃のことだろう。

 それについては、ゲミンガたちの体調が回復してから聴取を行う方針だったらしいが、ここまで様子が酷いと回復を待つのも困難だと踏んだ模様。

 しばらくしてから療養室の扉が開かれた。


「――揃っておるな。さあ、シリウス君も入って来たまえ。遠慮はせんでいい」

「は、はい……」


 いつも通り泰然とした雰囲気を纏ったアークトゥルスと、それに緊張気味のシリウスが続いて部屋に入ってきた。

 しかし、本来いるはずの少女が見えなかった。


「あれ? シロンは?」

「シロン君はどこかに行ってしまったようじゃ。これが終わったら呼んできてくれると助かる」


 事件の関係者としてシロンも連れて来られると思っていたのだが、それは叶わなかったらしい。

 事前に用事があると伝えておけばいいものを。

 そんなこんなで、それぞれの足並みが揃わぬままに事情聴取は始まった。

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