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手にできないもの

「まどろっこしい事なんかやってないで、さっさと公開で火炙りにしておけばよかったものを……ッ、どいつもコイツも日和やがって! くそッ!」

「た、大変ね……」 


 本人が目の前にいなくて良かったと思いつつ、私はぽりぽりと頭を掻く。

 こんな事を言われたって、どんな顔をすればいいのか分からないうえに、死ななくて申し訳ないなどと私が答えるのも、なんだか変な話である。


(とにかく、一つだけ分かった……)


 時代に取り残された中間管理職の悲嘆はひとまず置いておくとして、早い話が、科学技術が発展しているこの世界においても、私はどうやら引き続き人権を手にする事ができないらしい。


 魔女とはつくづく損な役回りである。

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