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相棒

「教えてカーラ……私の剣は、もう準備できてるの?」

「現在89.07%まで物質化が完了しています」


 ほとんど間を置かない回答に私は密かに舌を巻いた。

 AIとはコンピューターに音声が付いただけのもの、という認識は改めた方が良さそうだ。

「対象がS級事象であれば無条件での使用が許可されています」

「なるほど……慣らし運転には丁度いい、ってところかしらね」

 

 私は頷き、一人ごちた。

 悪くはない。


 相棒は、もう支度が整っているようだ。


「あとは貴女のバイタルチェックのデータとリアルタイムでリンクさせれば、より精度の高いオペレーションが可能です」

「すごい時代になったものね」


 鉄の塊が空を飛んでいるくらいではもう驚かないようにしよう、と私は心に決める。

 

 こんな技術が当たり前になった戦場で、これから私達は戦うのだから----。

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