第四十五話 戦闘の始まり
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「『我が誓い!果たさんが為に!』」
ゴウッ!!
沙菜恵が変身のセリフをいい放ち光の球体が彼女を包み込む。
その様子を見ていた光希は驚いていた。
そんな驚いている光希を置いて、沙菜恵は変身を終えてポーズを決めていた。
「我が名はミュエル!人々の理を守るもの!」
そこに立っていたのは紫を基調としたボーイッシュながらも可愛さもある魔法少女だった。
変身した沙菜恵こと魔法少女ミュエルは、マモンを睨みつけ叫んだ。
「あんただけは許さないんだからっ!」
「っ!ダメよ!ミュエル!『我が誓い果たさんが為に!』」
ミュエルを追いかけるように朱美もリエルへと変身し、ミュエルと共にマモンへと近づくのであった。
しかし、その間に立ち塞がる影が現れた。
「ぐがぁぁぁああぁぁああぁぁ!!」
鳥のような姿の怪物が間に入ってきたのだった。
その様子にミュエルは顔を顰めて足を止めるのだった。
「美希!お願い!目を覚まして!正気に戻ってよ!ねぇ!お願い、美希!!」
「ミュエル!気をつけなさい!今の彼女には何を言っても届かないわ!今はあのマモンをどうにかしないと!」
ミュエルとリエルがマモン達へと意識を向けている間に光希は近くの建物の影に行き自分も参戦しようと変身をしていた。
「『我が誓い果たさんが為に!』」
光る球体に包まれ銀色の騎士へと変身した光希は、すぐさま移動しマモンへと攻撃する隙を窺っていた。
(マモンに攻撃を与えるのは難しいが今の状況なら一撃を喰らわせることができるはず。)
そう考えマモンの背後から隙を見て、鋭い一撃を与えるのだった。だが…。
「まだまだですね。」
「ちぃっ!!」
そこには光希の振り切った拳を片手で掴むマモンの姿があった。
「大人しくしていればよかったものの、なぜ出てきたのですか?あなたは。」
「お前が許されないことをしたからだ!」
「ほう、止めたければ止めてみなさい。今のあなたでは何もできないでしょうけどね。」
「止めてみせる。俺はそのためにここにいるんだから!」
銀色の騎士が現れて2人の魔法少女は驚いていた。
「誰よ、あいつは。」
「あれは、えっ騎士様!!」
突然現れた銀色の騎士に驚いていると、マモンが光希の拳を掴んだ様子を見て、ミュエルとリエルはさらに驚いていた。
「うそ、あの騎士様でも無理なの…。どうすれば。」
「あんな戦いに私たちは入れない…。なら私は、私のできることをする。リエル、力を貸してくれない?」
「何をするの?」
「美希だったあいつを足止めする。あのリエルが騎士様って言ってる人が、あのヤバい悪魔に集中できるようにね。そして、美希を元に戻す。」
「分かった。でも、なるべく傷つけないようにするね。友達なんでしょ?」
リエルの言葉に少し唇をかみながら強く頷くミュエル。
その様子を見て、リエルはにこりと笑いミュエルの肩に手を置く。
「じゃあ、やろうか。友達を助けるために。」
「うん。」
リエルとミュエルはお互いに顔を見合い、そして身の前にいる大きな鳥のような化け物となった彼女へと向かうのであった。
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