第三十四話 成長
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「これが新しい力だ!アスモデウス!この力でお前を倒す!」
光希はアスモデウスに向かって宣言する。それに対してアスモデウスは爪による攻撃を光希へと仕掛けるのであった。
「そんな程度で私が倒せると思ってるなんて!舐めてんじゃねぇぞ!!」
パァァァン!!
光希とアスモデウスがぶつかり合うと破裂音に似た音が辺りに鳴り響く。
(これだけパワーをあげてもついてくるか思ったよりキツいぞ!)
(光希さん、そんなこと言っていてはどうしようもありません。目の前の敵を倒してください。)
(そんなこと言ってもなぁ。全力全開は体力の消費がえげつないんだからほんとにキツいんだって。まぁやることはちゃんとやりますけどね。)
(えぇお願いしますよ。私がエネルギーのコントロールをし身体への負担を抑えていますので、全力で戦ってください。)
「よし、まだまだいくぞ!」
「チッ!しつこい!なら、これでもくらいなさい!」
アスモデウスが爪振り下ろし光希へと斬撃を飛ばすと光希はそれを回避するも僅かに頬を掠った。
「前よりも少し早くなっただけの斬撃じゃあ俺は倒せないぞ!」
「いいえ、私の勝ちよ。」
「何を言って…っ!!なっ、これは…。」
(光希さん!)
突然光希の視界が眩み立つのも困難となりその場の地面へと膝をついた。
「あはは!いい君ね。本当はこれを使わずにお前を倒そうと思ってたんだけど、思ったより面倒になったから使うことにしたわ。これでお前はもうまともに立つことすらできない。」
「くっそぉ。…くっ!」
なんとか立とうとするも頭がふわふわとして平衡感覚が全くわからない状態になり立つのも難しい状態になった。
「これでお前は終わりだ。死ね。」
立つことも難しい状態の光希に対してアスモデウスは爪振り下ろし斬撃を光希へと飛ばした。
(くそっ!こんなところでやられてたまるか!)
自分に近づいてくる斬撃を睨みつけ動けない体を動かそうと必死になっていると突如目の前に光希を守るように光の膜のようなものが辺りを包み込んでいた。
ギィィン!!
金属のぶつかり合う音がし斬撃は防がれた。
「チッ!めんどくさい!一度逃げたくせにまたきたのお前らは!」
「あんたには借りがあるから返しにきたのよ。よくも私のお腹をぶっ刺してくれたわね!そのお礼をさせてもらうわ!」
「貴方には色々と言いたいことがありますが。とりあえず、貴方が暴れないように実力行使で抑えてさせてもらいます!」
「やってみろよ!今まで私に勝てたこともないくせに大口叩きやがって!」
アスモデウスが2人に向けて斬撃を飛ばすと的確にシールドを張り防御することで防ぐ2人。
その様子を光希は感覚をなんとか持ち直しながら見で驚くのであった。
(2人ともあんなに動けるようになってたんだ。シナリオでは今の頃だとこんなに動くことはできないから2人ではアスモデウスの相手は難しいと思っていたのに。)
(光希さん、お2人は光希さんがトレーニングをしていたときに同じく別の場所でトレーニングをされていたのです。私のように天使がお2人の側で対応させて頂いていました。)
(そうだったのか。2人も頑張っていたんだな。ならここは手を貸してもらうことにしよう。ハエル、今の俺の状態を治すことはできるか?)
(可能ですが少し時間がかかると思います。なにしろ大罪の呪いのようなものですから少し厄介です。)
(治せるならなるべく早めに頼む。2人を助けたい。)
(分かりました。解呪を行います。完了まで少しお待ちください。)
(おう、頼む。)
ジエルとリエルがアスモデウスと戦闘を行なっている中、光希はハエルによって動けない状態からの脱出を画策していた。
「はぁぁぁぁああ!!」
ガキィン!!
「調子に乗るんじゃねぇ!雑魚が!」
キィン!
「シールド!そのくらいで倒せるなんて思わないでよね!私達もいつまでも負けっぱなしは嫌だからあんたに勝てるように特訓したんだから!」
「そんなのすぐに無駄なことをしていたと後悔することになるわ!また私に負けてね!」
「それはどうかしらね!ジエル!」
「いっけぇぇぇええ!!シューート!!」
「くっ!舐めんじゃないわよ!このくらい!!」
アスモデウスがリエルと戦闘を行なっていた間ジエルは両手で握ったステッキへとエネルギーを集中させてその膨大に溜めたエネルギーをアスモデウスへと照射したのであった。
「はぁぁぁぁああ!!!」
「このくらいで、負けるもんですかぁぁぁああ!!」
「いいえ、負けるわ。」
「なっお前っ!」
「さようなら。」
ぐさっ
ジエルの攻撃を防いでいたアスモデウスの後ろにリエルは現れ、手に持っていたエネルギーをブレード状にしたステッキでアスモデウスの腹部を突き刺しその場から離れた。
アスモデウスは腹部を刺されたことでジエルのエネルギー砲を防げなくなり、そのまま膨大なエネルギーをまともに受けることとなった。
ドカーーン!!
アスモデウスを中心に爆発しジエルとリエルは爆発の中心部へと視線を向けアスモデウスへの警戒を未だ解かずにいた。
ガラッ
爆発の中心あたりの瓦礫が動き、そこの瓦礫の下からボロボロなったアスモデウスが怒り狂った形相で這い出てきたのであった。
「よくもこの私にここまでしてくれたな!お前らは絶対に殺してやる!」
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