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「見届けるのが?」
「あぁ…俺は自分で幸せにすれば良いのにって言ったんだけど」
「うん…」
「その後は何も言わなかった。つーか、何も聞けなかった…それにさ、俺はあの男の事を何も知らない。その元の世界のアイツの事とかさ」
「……」
「そこに関してはお前達の方がお互い理解してるだろ?…それも気に食わない…おい、何で笑ってるんだよ?」
白雪姫の王子様が異世界の人間に妬き持ちを妬いてるのが何だか可笑しくて私は笑ってしまいカインに顔を覗き込まれる
「だって…カイン…凄く妬いてるんだもん」
あんなにどうでも良いって言ってた王子様が…こんな歳上の行き遅れにさ。
「当たり前だろ、お前が好きなんだから」
「………」
「なぁ…まだ駄目?」
「え?」
「こうやって抱き締めるのは嫌がらないって事は俺に少しでも関心があるって事だよな?」
関心って…なんでそこで好意とか言わないんだよ…逆に言葉に困るじゃない
そんな生物学的な発言
「何が駄目なのよ?」
「接吻したい」
「……っ!」
「日に日に強くなるんだよ感情が。ずっと傍に居たいし、見ていたい。それに…こんな事があっただろ?余計に触れてたい」
こんな事って岡本さんが向こうの世界に戻った事
カインの気持ちは解る…私も今回の事でその気持ちが強くなったから
いつ自分が戻るかわからない恐怖…皆とカインと離れちゃうって言う気持ち
年齢とか運命とか色々難癖付けてたけどやっぱり私はカインが…好きだと思う。
ファーストキスの相手だからとか本当の王子様だからとか言うのも有るけど…こうやってストレートに言われたり抱き締められると嬉しい
でも…でも…
「触れるのは良いけど…まだキスは…ちょっと」
ヘタレだ…
自分がヘタレ過ぎて泣けるわ
「キス…接吻はまだ駄目で触れるのは良いか…やっぱり俺に関心あるんだな?」
「それ、間違ってるけどそう思って貰っても…良い…それに……こうやって少しずつなら大丈夫」
そう言ってカインのサラサラの髪を撫でて頬にキスをした
『好きだ』とか言わないで何でこれはOKなんだ?自分はっ!ってツッコミたくなった。それと同時にカインも同じ様に思ったのか溜め息を吐いた
「あ~もうっ!お前あの女みたいな手段使うなよ!乳母の奴め!何が清純だよ……すげー困る」
そのまま私にも同じ様に長い黒髪を撫でてその髪にキスをしながら言った
「早く全部俺を好きになれ」
「………」




