↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
憧れはシンデレラの王子様なのに私は白雪姫?  作者: 本庄梓
白雪姫と7人の小人と王子と異世界人2人
98/592

14

前回が半年も掛かった

岡本さんは直ぐに来れたって言ったけど私はまた半年掛かるのかな?


それとも…もっと掛かっちゃうの?


そもそも時間の経過が半年じゃ良くわからないよ…あの時、鏡を見て別に何も変わって無かったけど向こうではちゃんと生活してて…誕生日だって近付いてて…


「おい」


「……」


皆とドンドン年齢が離れちゃうの?

今だって…カインと5つ違うのに…


「おいっ!」


「うわぁ…何よ、いきなり…もう少し穏やかに声を掛けられないの?」


「お前から穏やかなんて言葉が出るとはそれも変な気分だけど何度も呼んで反応なけりゃ声も大きくなるだろ?」


「…白雪姫は?」


私が今居るのは倉庫の中だ

皆、家に行ったのに…私はずっと此処に居た


だからカインが戻って来てたのも声を掛けてたのも…脳ミソフル回転の私には気付かなくて


あんな状態の白雪姫を悪い意味で放置したくせにカインに聞くのもどうだろう


「息は正常だ、今は眠ってる」


「眠ってる?」


あの状態で眠れたの?



「ちょっと錯乱してたけどイルーナが眠れる薬をスープに入れて眠らせたんだ」


「そうなんだ」


解毒剤といい眠剤といいイルーナ君って薬剤師さんみたい


そんな事を考えてると急に体が温かくなる


目の前は真っ暗なのに温かい


「大丈夫か?」


「カイン……」


直ぐ傍で聞こえる声に状況が把握出来た…出来たのにいつもみたいに離れようと思わなかった。


カインに抱き締められてる事が妙に安心したから


『大丈夫か?』って私の事を気にしてくれてるんだよね…?


向こうに居ない私を探して倉庫に戻って来てくれて


「あの女じゃ無いけど…もし突然居なくなったのがお前だったら俺も取り乱したと思う」


「あの女って…白雪姫って言ってるでしょ?」


「俺にとって姫はお前だけだ」


「………」


やだ…これは反則ってやつだよね?

自分だって解る、かなり私の心は弱ってるもん


それに気にしない様にしてる私の気持ちにも反則だ


そんな事言われたら何も返せない

言葉を返さない変わりにカインの胸元に少し強く顔を埋めるともっと強く抱き締められる


「岡本さん…戻って来るかな?」


私にしては弱々しく言うとカインどうやったのが素早く私を横抱きにして倉庫の寝床に座らせた


えっと…正確にはカインの膝の上?


「俺が抱き締めてるのに他の男の名前言うな、ムカつくから」


「だって…っ…」


また強く抱き締められる


「また戻って来るさ、言ってたからあの女を幸せになるのを見届けるのが自分の指命だって」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。