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その朝、私は甲高い悲鳴によって目が覚めた
何?!
思わず左右を見渡すと私と同じ様に起き上がってるのはサーシャちゃん
そして反対側に要る筈の白雪姫が居なかったから悲鳴の主は判明した
「白雪姫ね?」
「うん…」
サーシャちゃんと確認して部屋を出るとイルーナ君達もリビングに集まってるけど白雪姫は見当たらない
「此処じゃないかも…声が大きかったから近くかと思ったけど倉庫じゃない?」
サーシャちゃんは寝間着のまま外に出るから私もその後に続いた
案の定、倉庫の扉が開いてて白雪姫が入口に座り込んでる…と言うよりなんとか扉に寄り掛かってる
「どうしたの?」
「俺が知りたい」
中の様子が気になってカインに話し掛けて倉庫に入るけど違和感が…
カインとシーク…それからまだ状況が理解出来て無いナナセ
その倉庫に岡本さんの姿は見当たらなかった
え…嘘…?
私は慌てて馬が居る場所を確認するとカインと馬と白雪姫達が乗ってきた馬が繋がれてる
「俺も最初はどこかに行ったのかと思ったけど馬は居る」
「だから近くに散歩してるのかなぁ…なんて思ってたんだけどさ」
カインとシークが話すには馬の鳴き声が煩くて起きたら岡本さんが居ないのに気付いたらしい。
ナナセはどんなに煩くても起きなかったみたいだけど
狙われてるのは白雪姫だから、岡本さんは何処かに行ってるのかと思った2人はまた寝ようかと思ったその時、白雪姫が倉庫に来て扉を明けて叫んだそうだ
「白雪姫」
とりあえず声を掛けたけど…その顔を見たら言葉が続かない
まるで魂が抜かれてるみたいな…顔が綺麗だから余計に迫力が…ってそんな事を言ってられないんだけど先に動いたのはサーシャちゃん
「ちょっと金貨、手を貸しなさい!」
「王子も省かれてるな」
サーシャちゃんはカインに声をかけて白雪姫を家の中には連れてく様に指示を出す
「肩じゃなくて、横に抱き上げて運べないの?」
「それは好意のある奴だけしかしたくない」
「何カッコつけてんのよ!緊急事態に」
完全にカインに身体を預ける様に凭れて白雪姫は家の中に運ばれて昨日寝てたベットに横たわらせる。
私は白雪姫の顔を見てから声が出なかった…そして岡本さんの事を考えてた
同じ異世界人として
きっと岡本さんは戻ったんだ
この前、後1回戻れるって言ってたから…でもそれはどういう事なんだろう?
こっちに3回は来れるって事だよね?
でも2回戻って…それでこっちに本当にまた戻れるのかな?
これは私にも言える事で…
私もまた急に向こうに戻る事があるんだよね?
時間はこっちに来た時のままで…それから?
今度はいつ来れるんだろう?




