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「いや、王子と少し話したいと思ってたし俺も倉庫の方が落ち着く」
「俺は話す事なんてねーよ…つーか、落ち着くって微妙だな」
そう言いながら岡本さんとカイン達は家を出て行く。その姿を白雪姫は扉か閉まるまで不安そうに見つめてたんだけど…
私はそんな白雪姫をイルーナ君が見てた事が気になった
「さぁ!女子はこっち!着替えは私の元の姿のが合いそうね」
白雪姫の背中を押していつも寝てる部屋に向かうけど私はイルーナ君の事がやっぱり気になってその場に残った
「コイお姉さんももう寝る準備をしたらどうですか?毛布は用意してますから」
「あの…イルーナ君ってさ…」
今は誰も居なくて私とイルーナ君だけだ
少し大胆な事を聞いても大丈夫だろうか?
「何か不安な事でも?それとも…僕の事を不信に思ってます?」
「え?」
「この頃のコイお姉さんは僕に何か言いたそうで仕方ないって感じてしたから。まぁ、それを言わせない雰囲気を作ってたのは僕ですけどね」
「私がイルーナ君の事を不信に思ってるわけさ無いよ?ただ…気になるって言うか」
なんだろう…言おうと思ってた事がイルーナ君の返しで言えなくなってしまったよ
なんだか先手を打たれたような
「僕の事を気になってくれてるんですか?」
「ええっと…そのなんて言うか……凄く寂しそうな顔をするなってこの頃」
白雪姫を見る時とは流石に言わないけどさ。
「なんだ、恋愛的じゃないんですね?残念ですね」
「イルーナ君っ…」
珍しく意地悪そうに笑うイルーナ君をジッと怒った様に見つめるといつもの優しい顔に戻る
「コイお姉さん、有り難うございます」
「え?」
「大丈夫ですよ、僕は」
「でも…」
これ以上聞くなってって言われてるのは分かるんだけど私に話しても役にも立たないか
「少し昔が懐かしくなっただけですから…ほら、早く行かないとサーシャが心配しますよ?おやすみなさい」
そうやって私に話す隙を与えずにイルーナ君はリビングから居なくなってしまった
「昔か…」
そんなに若いのに昔を懐かしむって…あぁ、なんだかこの頃無償に年齢差を感じる。
向こうに居た時はそんなの考えるのは中高年になってからだと思っていたのに…
でもちょっと解った事がある
イルーナ君と白雪姫は何か接点があるんだなって事
しかもきっと白雪姫は何も知らない




