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姿が麗しいのは知ってるわよ
私の主観的じゃないけど客観的に見たらカインも馬も素敵
全く……自分の事自信持って格好いいだなんて…芸能人だって謙虚に違うって言うのにナルシストめ
「コイ」
「何よ?手伝う気になったの?」
カインを背に再び斧を振り上げようとした私にカインが一言
「お前も悪く無いと思うぞ?」
「は?」
「確かに名前は変だけどさ」
「何なの?悪く無いって言ったり変って言ったり…」
後ろを振り返ると私の事をジッと見てるカイン
私の名前は本名じゃないから変と言われても仕方ないが全国の鯉に謝れ!
「だから…」
「お昼出来たわよ~!コイお姉さんと金貨になる人も」
カインの言葉に首を傾けると家からサーシャちゃんの声が近付いてきた
「サーシャちゃん」
「おい、金貨って何だよ」
「あら、理解してくれてるなら良かったわ。そのままの言葉よ、帰った後には金貨が届いて貰わないと…家計を圧迫してるんだからね!」
う…思わず自分の胸が痛む
圧迫させてるのはカインもだけど私もだよ
「コイお姉さんは違うから気にしないでよ?」
私にさりげなくフォローしてくれるけど
「うん…でもまだあまり役に立ってないのも事実だから」
私の声は2人には聞こえなかったみたい…
サーシャちゃんと文句を言い合うカインの後ろを歩く
チラッと切った木材を見てやっぱりため息。
上手くなったとは思うけどまだまだ不恰好だし時間の割には数も少ない
ロックの半分にも及ばない…向こうは小人の姿なのに
その点カインは本当に後に金貨になる王子
物語だって白雪姫と結婚するんだからそれまで面倒を見てあげた小人達だって何かしらの報酬を受け取ってるに違いない。
そこはメルヘンな世界に描かれない部分だと思う
なのに私は金貨になれるはずもなく、ただ皆に迷惑掛けてるんだよねぇ…
皆の魔法だって私のせいなのかも知れないんだから
「コイ」
出来る事は限られてるけど少しでも役に立たないと…社会人として情けないよ…
「コイって!」
「うぅ…!!」
突然の息苦しさに私の頭に浮かんだのは『殺される』と言う言葉だ
った。
その息苦しさも直ぐに消えたけど容疑者の顔を見て怒りが沸いてくる
「何ってお前が家に入らないで離れてくから引っ張ってやったんだよ」
引っ張ってって普通服の襟を引っ張っる?
「はぁ…はぁ…いや…あの…普通……」
いやいや!違うよ…今のは引っ張って殺そうと首を絞めたレベルですよ!?




