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128『あえてもう一度言おう、これは謀反ではないと!』

織田信忠が愛宕神社にいた、そして光秀に会いに来た、

そして連歌興行には参加はしてなくても――

その場にいたことが事実なら、

まず第一に、この『愛宕百韻』で、明智光秀の詠んだ発句は――

『謀反の決意表明』でないことが解る。

――何故なら、織田信忠の前で光秀が、『謀反の決意表明』をすることがあり得るであろうか?

ということだからである。


第二に、少なくともこの本能寺の変三日前時点においては、

明智光秀に謀反の『意志』自体が無いことが解る。

――何故なら、事変直後に羽柴秀吉から光秀の発句を『謀反の決意表明』と解釈され、里村紹巴が尋問されているくらいである。

また現代においてさえも、光秀の発句が謀反の決意表明と解釈されることが多いのである。


つまり、光秀に真に謀反の意志があるとした場合――

第三者から謀反の決意表明と解釈されるような発句をあえて、謀反の対象者である信忠の前て詠むだろうか?

ということだからである。


第三に、また単に『五月雨の情景』を詠んだものでもないということが解る。


これは、第二の理由と同じで、五月雨の情景を詠むためだけに、第三者から謀反の決意と解釈されるような発句をあえて、謀反の対象者である信忠の前です詠むだろうか?

ということだからである。


そう、第一、第二、第三の答は全て――

「否!」、

そうあの光秀の発句から解ることは、謀反の決意表明や五月雨の句ではなく、謀反の意志すら無かったことが解る。


……そうあえてもう一度言おう――

「この光秀発句の真意は、――謀反ではないと!」


そしてその結論と同時に、では逆に信忠がいる場所で何故あのような“謀反を疑われやすい”ような句を、光秀は詠んだのだろうか?

……その「その心は?」という疑問がでてくる。


「光秀の気持ちなんて、解るはずがない」と感じる読者もいると思います。


しかし、この場合『絶対条件』を理解し、それをもとに考察すれば――答はおのずとでてくる!


そう、まず絶対条件として、織田信忠に歌を聴かれても困らない内容の発句であることである。

また奉納される以上、本能寺の変前に織田信長に見られてもよい内容の発句であることである。


それなのに謀反の決意と解釈されるような発句を……

あえて光秀が詠んだということは――


これは、この発句は――

光秀の信長に対する謀反の決意表明ではないが、

光秀の信長に対する『エヴァンゲリオン計画』への決意表明であったと解釈できるのである!


何故なら、『エヴァンゲリオン計画』とは、

織田信長の指示で、光秀が本能寺にいる信長自身を襲撃することによって始まるのだから。



次回以降予告――


『愛宕百韻の真実』or『さらば!本能寺の変』


明智光秀の発句の謎が全て解ける時――

全ての本能寺の変の諸説は……ただ消え去るのみ!



――そしてキミは新たな歴史の目撃者となる!



乞う、ご期待!




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