二十五
「クオンよ、今日からこの剣を使え。」
「何で急に?」
「流石にその件で戦っているのが周知に知られたら盗まれるかもしれんしの。あとは貴様がそれに頼りすぎだからじゃ。ましな剣が売っておったからちょうどいいと思って買ったのじゃ。」
「わかったよ。でもこれって盗まれても私しか使えないから意味ないんだけどね。」
しぶしぶ私は剣をとった。少し重たいと思ったが持てないというわけでもないから言わないことにした。多分あの剣が勝手に私用に重さを調節してくれていたからだろう。便利だな神具って。とりあえず神具の剣のほうは鞘に納めて背中に背負うことにした。こうすればとり辛そうだからいざって時にまだつかわないと思うし。でいつものところに貰った剣を入れておく。これで準備はばっちりだ。とりあえずは魔法を使いながらの戦闘かな。練習することには越したことがない。依頼ついでに肩慣らしして少しナダレに相手してもらおう。そっちのほうが手ごたえがある。前々から試してみたい戦い方もあるから試してみるかな。実験段階ではうまくいってるけど実践がまだだからこの機会に使ってみるか。これがいい方向に進むといいんだけどな。
「じゃあナダレ早く依頼先に向かおう。終わったあとに少し相手してほしいし。」
「承知した。あとちょってで着くと思うから走らんくともいい。じゃが終わってからじゃから少ししか相手はできんと思うぞ。」
「それでもいいから早くいこ!」
私は少し駆け足をした。早く試してみたいからだ。




