九
「えっと、ここに住んでいるのって君だけ?」
「儂だけじゃが。儂を子ども扱いしておろう。これでも300は生きておる。」
「どう見ても私より小っちゃいですよね。」
「種族的な問題じゃ。あと400年たったら貴様より大きくなっとる。そのころには干からびおるだろうがな。」
「少なくとも今はまだ私より小っちゃいじゃん。私は絶対に死にません。」
「それはなかろう。見たところ人間みたいじゃからな。」
「神様のせいで私は不老不死になったんです。殺してみろ生き返って見せるから。でもできるだけ痛くしないで。」
「やってやろう。本気で行くぞ。」
「こい。」
ちびのところに何かが集まっているような感覚がした。受けてやるって言ったからできるだけ構える。
死なないことを証明できるし私も確認できる。一石二鳥ってこのことかな。
「サンダーアロー」
でっかい槍状のが出てきた。しかもビリビリとかなってるし。それが私の心臓を刺した。意識が飛ぶ。
「ふむ、やりすぎてしまったかの。あれだけ大口をたたいておったんじゃ。森の肥やしにでもなればいい。」
「痛いなぁ。痛くしないでって言ったのに。」
傷口のほうは戻っていた。服は戻らなかったけど。あとで針と糸貰って繕うか。
「ほう、生きておるのか。面白い。魔法のことを教えてやろう。」
「ありがとう。住むと来ないから泊めさせてもらえるとうれしい。あと針と糸できれば布もほしいかな。」
「了解した。そういえば自己紹介がまだじゃったな。儂はナダレじゃ。種族はハイエルフじゃ。」
「ありがとう。私はクオン。種族は一応人間かな。歳は一応十四歳。」




