モスキートデー2026(八月二十日)
虫の話をしていますので苦手な方はご注意下さいませ。
明治30年のこの日、イギリスの細菌学者ロナルド・ロスが、ハマダラカ類の蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見したそうで、ロスは翌年の明治31年に鳥を使った吸血感染実験により、ハマダラカがマラリアを媒介することを明らかにした。ロスはこの功績で明治35年に第2回ノーベル生理学・医学賞を受賞した。
『マラリア』という単語は『悪い空気』という意味の古いイタリア語に由来して、蚊は英語で『モスキート』であり、この日は『World Mosquito Day』とも呼ばれるそうだ。世界デーの一つだそうだ。
ハマダラカは世界におよそ460種が知られ、一般にマラリア原虫をヒトに媒介しているのは、そのうちの30~40種である。『ハマダラカ』という和名は、羽に白黒のまだら模様があることに由来する。ちょっと待って。種類多く無いか。それに、『ハマダラカ』って和名だったのか。言葉だけ聞くと日本語には聞こえないね。『羽斑蚊』って書くようだ。
他の蚊の仲間と同様に、ハマダラカの生活環は卵・幼虫・蛹・成虫の4つのステージにより成り立っている。卵から蛹までは水中で過ごす。成虫になると、メスのハマダラカはマラリアの媒介者となるそうだ。
蚊はヒトを刺して血を吸うイメージがあるが、蚊が主食にしているのは花の蜜や果実の汁、樹液など糖分に富んだ液体である。血を吸うのは蚊のメスだけで、産卵のために卵巣を発達させる必要があり、その栄養源のタンパク質をヒトや動物の血液から得ている。
蚊の寿命は長くて1ヵ月ほど。蚊に刺されることで、マラリアやフィラリア、日本脳炎、デング熱、黄熱、ジカ熱などの感染症にかかる場合がある。蚊が媒介する病気で亡くなる人は1年間で約80万人以上ともされ、蚊は地球上で人を最も殺している生物でもあるそうだ。それを聞くと怖いよね。
詳しい説明をしてくれた遥くんだけど、蚊の話はあんまり嬉しくないかな。虫は平気だけど、やっぱり、刺されるのは嫌だ。
「最強の生物として、知られているよね」
「うん、私いっぱい刺される」
「それ、お酒飲んでるからでしょ」
「あー」
うん、父も悠兄もよく刺されていた。ここまでは、蚊は上がってこれないので、部屋の中で刺されたことはない。実家での話だ。嘉くんは、実家にいても滅多に刺されなかったそうだ。ただし、蚊取り線香の煙には弱かったようだけどね。
「うちの実家は、蚊取り線香使ってるな」
「うん、遥くんの実家は、一階には入ってくるよね」
遥くんの実家で花火を見たことがある。あの時は、遥くんが虫除けスプレーを貸してくれた。で近くには蚊取り線香もあった。嘉くん、逃げるように煙の少ない方に移動していた。蚊取り線香のお陰か刺されはいない。いつも刺されるわけじゃないからね。
痒いので出来れば刺されたくはないかな。
2026/08/20 活動報告掲載




