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大暑(七月二十三日)



 暦の上では、一番暑い日になる。梅雨明けして、気温もぐんぐん上がって、出来れば外に出たくない。そんな日に限って、事務所で打ち合わせがあるものだ。少しでも、暑さを避けて、少しだけ早めに出た。早く着いたら、事務所で涼めば良いしね。



 少しでも、涼しげに見えるように、白のワンピースを羽織り代わりにしている。ズボンは幅広のこれも同じく白だ。嘉(よし)くんも涼しげなエスニック柄のシャツとズボンだ。



「麻衣、これ。アイスコーヒー作った」

「わぁ、嬉しい。事務所に行くのにテンション上がらなかったから、これで持ち直せる」

「あはは、まぁ、自分のためでもあるんだけどね」

「嘉くんも、今日はずっと事務所?」

「たいぎぃことに、午後から外だよ」

「うわ、お疲れ様です」



 お弁当と一緒にアイスコーヒーの入ったボトルを受け取った。私は今日はずっと事務所なので申し訳ないな。途中まで、一緒だ。嘉くんの大きめな日傘。男性用は少し大きめだ。それに、一緒に入れてもらう。途中で、別れるところで、自分の日傘を取り出した。



「じゃあ、頑張って」

「うん、嘉くんも」



 朝から暑い。やっぱり、大暑だけは、暦通りだなといつも思う。立秋とかは、全然、まだ夏じゃんって思うんだけどね。私は、涼を求めて足早に事務所に向かうのだった。



 2026/07/23 活動報告掲載

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