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露天風呂の日(六月二十六日)



 岡山県湯原町の観光協会や旅館組合が【ろ(6)てん(・)ぶ(2)ろ(6)】の語呂合わせにちなんで六月二十六日に記念日を制定しているようだ。毎月、露天風呂の日とかで、温浴施設とかでもキャンペーンやっているけれど、それとは違うんだね。同町では六月二十六日を中心とした前後の週に旅館内の内湯を無料開放や宿泊料金の割引、町興しを兼ねたユニークなイベントほか様々な催しが行われているようだ。まず、湯原って名前がすごよね。岡山県の湯原温泉がある町だ。

 まぁ、聞かなくてもわかるけれど、嘉(よし)くんは行ったことはないと思う。あまり、岡山好きじゃないみたいだし。愛媛は好きみたいだけど。だって、嘉くん、最近、宇和島が伊達家と繋がっていることを知ったから、それもあって愛媛をお隣りって言っているからそれもあると思う。



「別にそこじゃ無くてもいいじゃん」

「まぁ、そうなんだけどね」

「言ってみたいの?」

「いや、単純に露天風呂の日なんだね、って思っただけ」

「じゃあさ、秋保温泉行ったから、次は蔵王温泉に行こうよ」 

「うん、私は宮島にある温泉が良い」

「うん、そっちにも行こう」



 休めるときが来たら、絶対に行くんだ。そう言ったら、それ行けないフラグにならない? と言われた。いや、絶対に行きたい。



「温泉好きだよね」

「うん、好き」



 温泉もやっぱり、家でお風呂に入るように、一時間ぐらい、ぼーっと入っている。みんな暑いって言って上がってしまうけどね。



「今度行くなら、露天風呂付きの部屋じゃなくていい」

「えー」

「嘉くんとは、もう入らない」



 だって、ゆっくり入れないからだ。時間帯を選べば、人に少ないところでゆっくり浸かれることができる。それと、広い内風呂も良いよね。



「お風呂って、変装も何も出来ないからバレるんじゃない?」

「いや、バレないかな。メイクが違うからね」

「そっか」

「嘉くん、そんな残念そうな声出しても無駄だよ」

「うわ、麻衣が冷たい」

「自業自得です」



 心を鬼にして、ここは諦めてもらうのだ。そんな、悲しそうな顔をしてもダメですよー。お風呂だけは一人で入るって決めたんだからね!



 2026/06/26 活動報告掲載

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