千葉県の日(六月十五日)
明治6年6月15日に当時の印旛県と木更津県が合併し、千葉県が誕生したことにちなんで同県が記念日に制定しているようだ。千葉県の定める記念日のため、6月15日には県や市が運営、管理している公営施設の一部が無料開放や割引にて利用可能となっている。千葉県の公立学校などが休みになるそうだ。
莉子さんは、お母さんの実家が千葉県だっていう話だけで、生まれた時から東京都民だったので、知っているっていうだけだった。ちなみに、東京は10月1日が都民の日だね。宮城にも広島にも無い。学校が休みだって小さいころに知っていたら羨ましかっただろうな。
「広島って、八月六日は広島平和記念日だよね」
「夏休みなんだけど、登校するけどね」
「東京や千葉と逆だ! それさ、広島だけじゃないんだよね」
「長崎とかもだね」
「宮城にも登校日あったよ」
「八月六日?」
「いや、いつだったかは忘れたけど、夏休みに学校に行くのが、面倒だった。行かないと欠席になるし、皆勤賞逃すし」
「六年間皆勤賞だったっけ」
「うん」
八月の二十四日までが夏休みだったので、登校日は八月の前半だったような気がする。そう思うと六日ごろだったかもしれないね。宮城ってさ、冬休みが全国的に普通の長さなのに、夏休みは関東に比べて短いんだよ? それが、納得いかなかったんだよね。
「遥くんたちは都民の日は休みだったんだね」
「羨ましい?」
「うん、当時の私ならそう思ってた」
「麻衣って、学校好きなんじゃなかったの。皆勤賞もらうくらいだから」
「いや、休めるときは、家にいたい子どもでしたよ」
「今と変わらないじゃん」
小さい頃は外で遊んでいたって。学校は、遊べる場所の延長が正しいかもしれないね。勉強も遊びの延長で楽しかったんだよ。途中まではだけど。
「勉強好きなのか、嫌いなのか分からないね」
「偏っている自信はあるよ」
でも、夏の登校、暑いのが一番嫌だったんだよ。遊んでいると気にならないから不思議だ。何が一番羨ましかったかって言うと、やっぱり、六月に休みがあることだよね。そう言うと、嘉くんはカレンダーを見て確かにと呟いた。だって、一般的には六月に休みはないからね。
2026/06/15 活動報告掲載




