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お茶返し



 お茶を持ってきてくれた聖良(せいら)ちゃんにお茶で返すのは遥くんしかいない。遥くんは、聖良ちゃんにお土産と言って、『狭山茶さやまかおり』と言うお茶を持ってきた。それには、聖良ちゃん苦笑している。



「淹れるよ」

「わー、嬉しい。自分では上手に淹れられないんですよ。どうしても、渋くなるんです」

「もしかして、高温で淹れてるんじゃないの」

「あ」

「やっぱり、緑茶の温度は八十度前後ぐらいだよ」

「分かってはいるんです。でも、温度計も無いし」

「ああ、確かに、最近だと温度調整出来るのもあるよね」



 うちのも、やっぱり、遥くんにそう言われて買ったものだ。嘉(よし)くんは、コーヒーでも温度が大事なので、正確に測れるのは、助かると言っていた。お茶じゃ無くて、コーヒー目的だって、強調していた。



「聖良ちゃん、ありがとう」

「どういたしまして」



 遥くんに習って淹れてくれたお茶。これは、今度、日本に来る家族のために淹れることが出来るね。



 2026/05/31 活動報告掲載

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