↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/157

空の旅と帰還


 冷たく、強い風が肌を掠めると同時に、ふわりと身体が浮く感覚がするが、一瞬にして腕に重量を感じる

 思わず目を閉じ、彼女の身体にしがみつく

 少しすると重量を感じなくなる代わりに、冷たく、若干強い風が肌を撫でる。恐る恐る目を開けると高い空と風に靡く彼女の百群色の体毛と角が映る

 少し視線を下に向けると、雪に色付けられたモノクロの森の雪が端から少しずつ溶け、新緑の木々によって彩られていく

 「綺麗……」

 思わず呟いたその言葉に彼女はコロコロと鈴の鳴るような音で笑い

 《 そうなの?なら、堪能するが良いわ。私は気分が向かないと背には乗せないから 》

 と告げた

 ガスティンとラスティークは眼下に広がるその景色を呆然と眺め、やがて口々に感想を零す

 「……凄いですわね!……あら!あれはリトルフェンリルの成体かしら?大きいですわ!」

 「……これは、美しいな。本に残されるほどの景色なだけある」



 そして、5分程空中飛行を楽しんだ後、森の入口が見えた

 ふわりと降り立つ彼女と、その背から降りるクリュッセルたちの姿を確認した全員は驚きのあまり少しの間固まると、声を揃えて泣き出した

 『『『本当に見つかって良かった(ですわ)!!!』』』

 あれよあれよという間に囲まれたクリュッセルたちを見ると、いつの間にか変化していた竜精霊は《 こほん 》と1つ咳払いをする

 全員かそちらに顔を向けると、竜精霊は少しムッとした表情で告げた

 《 せっかくの再開のところ悪いわね。でも、私にも少しくらい興味を持ってくださいな 》

 その瞬間、ダリアは何かを察してその場に跪いた

 「……大変失礼いたしました。1つ、ご質問よろしいでしょうか?」

 この質問を聞くなり、3人を除く全員がその場に跪き、竜精霊はニコニコと笑いながら《 ええ!もちろんよ! 》と告げた。ダリアは深く礼をしながら質問をする

 「ありがとうございます。それでは、ご質問させていただきます。……貴方は、竜精霊様でございましょうか?」

 そして、竜精霊は少しの間を置いて

 《 そうよ。そして私は今回の件の竜精霊。貴方たちの国を乱した事、心から謝罪させて貰うわ 》

 と、話す。そして、頭を下げるとダリアは急いでその行動を止める

 「おやめ下さい!貴方様はそうなる宿命でしたのです。そのようにして頭を下げられる程の事ではありません!」

 《 しかし…… 》

 「お願いします。私たちは本来なら貴方を封印する存在でしたから」

 《 ……分かったわ。それなら頭を上げましょう 》

 一段落したところでツーシムが口を開く

 「……そこで、竜精霊様は今後どうされるおつもりで?今後、この世界に留まると言うなら場所、もしくは契約者が必要になるでしょう?何か手伝えることがあるならばわたくしどもに手伝わせて頂きたく……」

 その言葉に竜精霊は微笑むと堂々と告げた

 《 それなら問題無いわ!私はこちらの世界に留まるし、契約者候補も見つけてるもの。……ねぇ、貴女。私と契約してくれないかしら? 》

 そうして指された人は呆然とした

今回はとりあえずここまでです!(大分変更されました。すみませんm(_ _)m)

次回は契約の儀についてです(確定)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。