ノースフィールの街
「あら?雪がチラついているわ」
窓の外を観ながらクリュッセルがポツリとこぼす
ここ、ノースフィールは1年を通して霜がおりる寒さだが、雪は9月から3月までの間のみ。基本的に5月から7月の間は絶対に雪は振るはずがない。しかし、今は6月の半ば。雪がチラついているという事は建国以来、初めてのことであった
「おかしいですわね。こんなこと今まで無かったはずなのに……」
「……きっと、竜精霊様の力の影響です。今回の竜精霊様は氷。まだ生まれたばかりの精霊は上手く力が制御出来ないから天候として現れているんですよ。まあ、私の知識から来る推測ですが」
「そんなこと関係ありませんわ。だって私達は沢山訓練してきましたもの!ね!クリュッセル様!」
各々意見を述べる中、ロゼールが自信ありげにそう発言する。以前の彼女であればそんな発言をすることはなかっただろう。けれど、訓練によって自信がついたことと、友人になったクリュッセルによってより明るく意見を言うことができるようになったのだろう
「えぇ、そうね。私達はやれるだけのことをやった。それに、竜の聖女様のダリア・ネモレンス様や神父のツーシム・キリア様、第三騎士団副団長のジューダ・ナーグ様、第四騎士団副団長のコリン・ユグノー様のような方々からの支援があるんですもの」
微笑みながらクリュッセルはそう返す。そうしている内に街の中心部、ノースフィール伯爵邸へと進む。荷物を伯爵家のメイドや執事たちが運んでいるのを横目にクリュッセルたちは伯爵邸へと入ると、出迎えとしてノースフィール夫妻が挨拶をしていた
「遠路はるばるお疲れ様でした。本日は御夕食の後に、竜精霊様についての詳しい情報をお渡しします。それまでの間、どうぞごゆっくりお過ごしください」
「お部屋の準備は終えております。何か御用があればメイド達にお申し付けください」
2人がそう説明すると、シャラナーダが『あぁ、そうさせてもらおう』と返す。その返事を聞いて妻であるイヒカ・ノースフィールはメイドや執事たちに各自の部屋をするように指示するとメイドや執事たちは
「それでは、お荷物の方はお部屋の近くに運んでいるので、お部屋の方まで案内をさせていただきます」
と言い、各馬車から下ろした荷物の運ばれている部屋の前まで案内を始めた
どうやら部屋は2階と3階に分かれているようで、2階にはクリュッセル、ロゼール、ラスティーク、ダリア、フィリオス、パピー、コリン達が、3階にはシャラナーダ、ガスティン、イメリード、ライル、ワイズ、ツーシム、ジューダ達が泊まることになっていた
部屋は宿屋より少し広い位の部屋だが、1人1部屋の上、各部屋に1〜2人ほどメイド達がつくようだった
(凄いわ〜……こんなにいい部屋を数週間で人数分用意しただけじゃなくてメイドまで配置させるなんて……流石ね)
感心しながらベッドに寝転んでまったりしていると部屋がノックされ、扉の向こう側から声がする。『どうぞ』と部屋へと通すと熟年のメイドが扉をゆっくりと開いて
「御夕食の準備ができました」
と告げに来た。クリュッセルは『分かったわ。案内してちょうだい』と言うと彼女は『分かりました』と一言だけ言うと、クリュッセルが身支度を終えるの待ち、確認すると『それでは、参りましょう』と言い、ダイニングルームへと向かったのだった
どうも、花弁阿奈羽です。ノースフィール夫妻の名前は神様からとっています。旦那様は次回名前が登場予定です。ちなみに奥様のイヒカさんは日本の神様からとったものです。気になった方は是非調べてみてください✧
↓↓↓以下、いつものようなぐだぐだ文 (読み飛ばして構いません)
柚子茶って知ってますか?お店とかではちみつ漬けになってる柚子のヤツです。あれめちゃくちゃ美味しいですよね。最近朝がとても寒いのでよく飲んでるんですけど、飲み始めてから喉の調子が良くなった気がするんですよね。皆さんも毎日とまでは行かなくても数日に1回飲んでみてはどうでしょうか?




