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ルメットの街


 ルメットの街へ着いてからいくらか馬車を走らせる。五分ほど馬車に揺られていると大きな建物の前で馬車がとまり、シャラナーダ達が降りていく様子が見えた。クリュッセル達も降りようとしたが御者に『1度ここに乗って待っていて下さい。今、宿をとっている最中なので、無事にとることが出来たら戻ってきて教えてくれるでしょう』と言われ、4人は10分ほど馬車で待っていた。そして、シャラナーダ達が戻ってくると、宿をとることが出来たという事だった為、馬車を降りて宿へと入っていった





 「ようこそいらっしゃいました。私、ここの支配人をしております、フィルノ・グイエットと申します」

 宿へ入ると40代後半の中肉中背の男性が柔らかな笑顔を向けて挨拶をする

 「本日は遠い所からいらっしゃったという事なので大変お疲れでしょう。私達、スタッフ一同で誠心誠意尽くさせていただきます。それでは、お部屋の方までお荷物をお持ち致します」

 そう言うと恭しく頭を下げてお辞儀をしてからスタッフに的確な指示をだす

 (絢爛豪華な宿とは違ってシックな雰囲気の宿ね。王都だと目立ちにくいようだけど、この街なら十分目立つし、あの動きは変に高い宿よりもよっぽど洗練されてる。元々がゲームとはいえ、やっぱりこういうところがしっかりしてるわね……)

 クリュッセルがその動きを見ながらそう見極めていると部屋のある3階へと向かうことになった


 3階へと着くと、廊下には大きな風景画が飾られていた。雪の降る森に兎たちが数匹描かれている

 (綺麗な絵……どこの絵かしら?)

 クリュッセルがその絵に目を奪われているとラスティークがグイッと服の袖を引っ張り、離れかけていた集団に連れ戻す。すると、小声でこう言った

 「ちょっと貴女。なに勝手にはぐれそうになってるのよ。貴女が離れた時、面倒なんだからはぐれないようにしなさいよ」

 至近距離で囁かれたその言葉はクリュッセルには微妙に届かず、『ふぁ、ふぁい……』と間の抜けた返事しか出来なかった

 (ひゃーーー!至近距離での囁き、ありがとうございます!大変。お耳が昇天してるわ。まって、そこは友人が来てくれるのにわざわざあのラスティーク様がデレながら教えてくれた!?神じゃん……)



 それから少し歩くと、着いたところの近くの10部屋が宿泊に使える部屋だと説明を受けた。その為、今日は各部屋2人で泊まることになった

 クリュッセル、ラスティーク、ロゼール、ダリアの4人はくじ引きで部屋を決めることになり、くじを引くとクリュッセルとラスティーク、ロゼールとダリアが同室になったので、部屋に荷物を運んでもらった。その後、全員の部屋が決まり、夕食を摂ると各自の部屋でくつろぎ、今日の疲れをとることになった



 そして、ラスティークと同室になったクリュッセルは緊張しすぎて心の中で(同室とかもうあれかな?もう付き合えってことかな?)などと考えていたが、ラスティークはクリュッセルのあらゆるアピールを華麗に躱して、無視を決め込むとそのままシャワーを浴びてベッドへと入っていった。そして、取り残されたクリュッセルは静かな部屋でぽつりと一言

 「…………ラスティーク様。そんなところも素敵です!」

 と、言うとシャワーを浴び、ラスティークと同じようにベッドへと入ったが、推しと同じ空間で眠るという行為に興奮してしまい、なかなか寝付けなかったのであった

どうも、1週間振りです。花弁阿奈羽です

今度の投稿は深夜の話からルメットの街の旅立ちまでを意識しています。楽しみにしていてくださいね


↓↓↓作者からの一言コーナー

最近、皆さんにとって嬉しいことってありましたか?小さなことから大きなことまでたくさんの種類があると思います。暗い話題がある中で、どんな小さなことでも嬉しく感じることがあれば幸せになると思います。コロナに負けずに頑張りましょう!

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