ドラゴン退治 第 参 幕
久しぶりのフィリオス君!全然出せなくてごめんね
「ク、クリュッセル様…」
ロゼールが不安げな瞳でクリュッセルを見つめ、心配する。その反応にクリュッセルは安心させるために柔らかく微笑み
「ロゼール、大丈夫よ。だってあのラスティーク様よ。いくら夕食前とはいえ、人通りが少ないけれど人目につきやすい庭園でラスティーク様が私になにかする訳ないじゃない」
と告げた。その言葉に少し反論しようかと口を開きかけたが、クリュッセルの真剣な眼差しと醸し出す空気を感じ取り、すぐに口を閉ざし、瞳をゆっくりと閉じた。そして、一呼吸置いてから瞳をゆっくり開くとクリュッセルを見つめて真剣な表情で、
「えぇ、そうですね。けれどクリュッセル様、私たちはお友達なのですから、困ったことがあったら頼りないかもしれませんが話してください!」
そういうと、ロゼールは微笑み『私、先に失礼させていただきますわね』と一礼して寮へと戻って行った。一人残ったクリュッセルは
(庭園…確かにあそこは今思うと人目につきやすかったわね……はっ!だからあの王子に見つかったの!?そんなっ!自ら告白をしにくい場所で告白しようとしていたとは…!盲点!!そもそもゲームでそんな描写なかったじゃない!それは公言しない公式が悪いわ!私は悪くない!!)
と、一人反省会をしながら今日のラスティーク側からの呼び出しと、その後の行動(告白)についてどうすれば良いのか考え込んでいた
う〜ん、う〜ん…とクリュッセルが一人百面相していると後ろから声をかけられた
「先輩、何一人で顔芸やってるんですか?変人なんですか?」
声の主の方へと振り向くとそこに立っていたのは愛しのラスティーク様の弟、フィリオス・ナリュータであった
「何って……考え事ですけれど?」
キョトンとしながら首をかしげてそう答える
「あと、貴方はラスティーク様の弟様ですわね。先ほど此方をあとにしたようですがどうされましたの?」
フィリオスはクリュッセルの答えに“は?”という顔をして頭を抱えると、次いで発言された問いかけに対して頭を抑えながら答える
「あぁ、僕はラスティーク姉様の弟だ。フィリオスという。そして、此処に戻ってきたのは先輩が姉様に話しかけられてるのが目に入ったから」
『だから、先輩に忠告と姉様への対処法を教えようと思って』と、フィリオスは少し目を逸らしながら告げた
「ラスティーク様への対処法?」
「あぁ、まず忠告。分かってるかもしれないけど姉様は先輩のことを良く思ってない。だから何をされるか分からないから気をつける事。そして対処法。これは、姉様への態度や姿勢で変わるけど先輩は今までの人たちよりも壁が高いと思う。だからどの対処が良いのかは分からないけど一番は姉様の逆鱗には触れないこと。確か姉様は詮索されることを嫌がるから絶対に探りを入れようなんて考えないこと」
「そうなのね…ありがとう。フィリオス様」
「…別に。あと、僕のことは呼び捨てで構いません。この学園内では多少の不敬は目を瞑ることなっているのが暗黙の了解。そもそも僕と先輩では学年も違いますので」
「そう、分かったわ。改めてお礼を言わせて。……ありがとう、フィリオス」
「…………いえ、僕、先輩には前にお世話になったのでそのお礼です」
「私、クリュッセル・ナージャと申しますの。是非、クリュッセルとお呼びください」
「そうですか。分かりました。クリュッセル先輩」
すると、フィリオスは近くの机に置いていった資料を手にすると『クリュッセル先輩。姉様になにかされることがあれば僕に御相談下さい。姉の不始末は僕が何とかしますから』と振り向きながら告げると扉へと手をかけて教室をあとにした。去り際の彼の頬は夕日に照らされたからなのか微かに紅く染まっていた
次回は、次回こそは必ず中庭での出来事と訓練一日目にします!すみません!<(_ _*)>
書きたいことが書けないのに増えていて、いつの間にかここまで大きく膨らみました。細かい背景を入れたくなってしまいました(できないのに…)
↓ここから最近のこと。読まなくて結構です。
いや〜、最近余計に冷え込んできましたね。最近ようやく布団(二枚目)を用意しました。風邪引きそうです。(月火は風邪気味でした。病気ではなかった)
皆さんはどうか私のように体調を崩さずに、体を温めて、美味しいもの(ポトフとか鍋)を食べて元気にこの冬を乗り切ってください。




