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異世界でも鍵屋さん  作者: 黒六
第12章 錯綜する迷宮
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新たな生き方

このところ多忙で遅れ気味です。申し訳ありません。そしてちょっと長めです。

 師匠が俺のことを予見していた? それはちょっと考えが飛躍しすぎな気もするが、もしそれが正解だとしたら……俺が死にかけても誰かが助けてくれることも予見していたのか?

 それこそ考えが飛躍しすぎだろう。

 ……ちょっと待て、何かが引っかかる。仲間の命運すら左右するのだから、緊張を切らさずに覚悟を決めて仕事をするのは当然だが、だからといって治癒魔法が効かないことを隠すことに何の意味がある? 師匠も治癒魔法が効かなかったそうだが、それにしてはどこか違和感を感じる。


 ……そうだ、これは師匠のいつもの・・・・やり方だ。師匠は俺が壁にぶつかると二通りの方法で俺に色々と覚えさせてくれた。

 一つはいつもの口の悪さと足癖の悪さでスパルタ式に教え込む方法だ。間違いを見つけるたびに尻に蹴りをいれられたものだ。

 そしてもう一つ、徹底的に時間をかけて悩ませる方法だ。徹底的に悩ませ続けて、自分と向き直らせることで糸口を見つけさせるやりかただが、この手段をとる時はとても重要なことに気付かせる場合がほとんどだった。であれば、この件については簡単に見つかるような解答は無いはずだ。


「ディノ、これは師匠からの課題のようにも思える。しかもディノまで巻き込むということは、おそらくディノも知らない何かを師匠は知っているんだと思う。……ただ、まだそれを知る時じゃないようにも思えるんだ。もっと情報を集めて、そのうえで判断しなければいけないことなんだろう」

「ワシにも知らない何か……じゃと? ……確かにゲンとの付き合いはおぬしのほうが長いから、あやつのの考え方についてはロックのほうが詳しい。となればやはりゲンは重大な何かを知っていたんじゃろう、そしてワシがロックをスカウトすることも見越していた、と」

「ああ、掌で踊らされているみたいでちょっと気に入らないがな」


 どうにも気に入らないが、師匠は何かを知っていたのは確実だ。それもかなり重要なことで、この世界に来たばかりの俺がまだ知るべきではないと判断されているということだろう。本人が目の前にいたら、あの頃のように掴み合いの喧嘩に発展しそうだが、さすがに死んだ人間相手にそれもできない。せいぜい酒の愚痴にするくらいだ。

 だがディノですら踊らされていると考えると、これは俺だけというよりもディノ……というよりもギルドの仲間たちも対象にされているような気もする。


「ロックの見立てではどうかの?」

「これは俺だけの問題というよりもギルド全体として考えるべきだと思う。そもそもディノにも言えなかったほどの問題というのはかなり重大なことだ。今の俺達では到底対処できないと思われていたのなら、どう足掻いても今すぐに解決できることじゃないな。色々と積み重ねていくうちに糸口が見えてくるのは間違いない。今焦っても確実に違う方向に進んでしまうのがオチだ、ここはじっくりといったほうがいい」

 

 何が足りないのか……と考えるだけ無駄と思えるほどに、今の俺達には足りないものが多すぎるんだろう。少なくとも俺にはこの世界での経験値というものが足りない。この世界のこと、ダンジョンのこと、数え上げればキリがない。

 ふとディノ達を見れば、皆神妙な顔をしている。思い当たる節があるような表情だ。それが何を指し示すのかを知ることは出来ないが、決して軽いことではないのだろう。


「……ともかく、俺の経験上こういう場合は気長に待つほうがいい。その間に自分の出来ることをこつこつこなしていくしかない。そうやって少しずつ積み重ねていけば、見えてくるものも違ってくるはずだ」


 俺の言葉に皆が頷く。あんなことがあって皆が自分を見失いかけている。信じられないかもしれないが、こんな状況では初歩的なミスを頻発する。駆け出しの頃の俺がそうだった。それを回避するには、基本に戻る以外に無かった。自分の出来ることを愚直に繰り返して、少しずつ自信を取り戻していくんだ。

 俺が、いや俺達が【大迷宮】を踏破しなければならないのはもう既定路線のようだ。俺も含めて、まだ力不足ということか……師匠がいれば、まだまだ未熟だと尻を蹴られていただろう。




***********




 師匠の思惑に乗せられたままというのは少々癇に障るところでもあるが、すぐさま何か出来るわけでもないので、翌日も桜花と戯れていた。もちろん少しずつではあるが、身体を動かしたりもしていた。

 そんな折、アイラが息を切らせながら部屋へと駆け込んできた。


「ロック! あいつらの処遇が決まったよ! 早く降りてきて!」

「あいつら? ああ、あの四人か」


 あの四人は捕縛された後、リスタ家の管理下において監禁されていた。ユーフェリアからの返還要求があるかとも思っていたが、全く打診が無かったそうだ。完全に無関係として扱うつもりらしく、リスタ家からラムター王家を通じての連絡に対しても「そちらの好きにしてくれ」との返信だったそうだ。……そもそも彼等はユーフェリアにおいては既に存在記録は無くされており、見事にトカゲの尻尾切りをされてしまったようだ。


「あやつらはこういう保身に長けておる。何を望んでいたのかは知らんが、例え上手くいったとしても手柄を横取りするために始末されておったかもしれん」

「……酷い話だな」

「この程度はよくある話じゃ、ロックのいた世界から比べればかなり遅れているのかもしれんがの」


 そう考えるとあの四人はここで捕縛されて良かったのかもしれない。まだ子供なんだし深入りしすぎて口封じされてしまうよりは、ここできっちりと償いをしてまっとうに生きてほしい。


「さて本題じゃが、あの四人のうち若い三人は諸国間での協議の末、ペシュカにある更生用の農園で無期限の労働じゃ。本来ならば鉱山での労働といきたいところじゃが、鉱山は成人した者しか収容できん決まりじゃ」

「農園か……作物を育てるということは命の育みを知るにはいいと思う。太陽の下、健康な汗を流しながら自分の力で何かを作り出すことで心を入れ替えてほしいものだ。ところでもう一人はどうなるんだ?」


 四人のうち、唯一高校生だった少女。成人してるとはいえ、女の子を鉱山送りってのは少し気が引ける。むさい男の巣窟に放り込まれるなんて拷問でしかない。


「あの娘は神殿預かりになったんじゃ、本人の強い希望での。少しでも人を癒す仕事に関わっていきたいと言っておったそうじゃ」


 そうか、ちょっと安心した。加護の力を失っているが、一生懸命努力を積み重ねていけば微力ながらも再び加護を得ることもあるかもしれないということだ。何故断言できないかというと、生きているうちに加護を失うなんてことは前例が無いかららしい。もっとも異世界から誰かを召喚するなんてことは記録に残っている限り過去に一回しか無いらしく、異世界人についても詳しいことはほとんど分かっていないのが現状だそうだ。


「で、原因を作ったユーフェリア王族についてはどうなるんだ?」

「彼奴らは早々に今回の件は無関係を表明しおった。召喚に関しても、脱獄した魔道士の独断で行われたと発表しておる」


 ランス=バロールとかいう奴だったな。王族からの恩赦で出てきたって話だが、そんな記録が残っているはずもなく真相は闇の中だ。


「万が一に王族の関与を特定できたとて、厳しく断罪することは難しいじゃろう。あれでも一国を治めておるんじゃ、それを処刑でもしようものなら国内は大混乱に陥ってしまう。そうなれば一番悪影響を受けるのは国民じゃよ。あの王族に罪はあっても国民には何の罪もない。彼奴らはそのあたりも考慮しておるからこそ、口惜しいんじゃよ」


 若干だが表情を曇らせて悔しさを滲ませるディノ。魔道士協会のトップという立場であっても他国の政情を混乱させることは出来ないという苦渋の判断だったんだろう。

 他国が介入してより混乱したなんて事例はいくらでもある。その後もずっと介入し続けるのであれば話は別だが、今度はその行為が侵略と判断されたりするとより一層厄介になる。

 真犯人を特定しておきながらそいつらに手を出せないのか。ユーフェリアの国内の法において裁かれるのなら話も違ってくるが、こういう国は大概王族のために抜け道的解釈のできる法律があるそうだ。こういうのはどこの世界でも変わらないようだ。


「それでのう、これからペシュカへと護送されるんじゃが……あの娘がどうしてもおぬしと話がしたいそうなんじゃよ」

「……俺と?」


 こちらは話すことは無いんだが……もし日本に連れて帰ってくれというのならそれは無理だと言うほかない。罪の償いはきちんとするべきだし、彼女達は日本に帰っても魔力を取り込むことが出来なければ早々に命は尽きてしまう。死なせるために日本に連れ帰るなんて真似は絶対にしたくない。


「わかった、話くらいなら構わない」

「すまんのう、ワシ等も同席するが……もう反抗する力も無いじゃろうが、念には念を入れてかかるんじゃぞ」


 あの四人が拘留されているのはリスタ家の敷地内にある別宅だそうだ。果たしてどんなことを言われるのかがちょっとばかり不安になりながら、四駆のキーを握り締めてディノ達に続いて倉庫へと向かった。




*************



 リスタ家の屋敷ではデルフィナ夫人が苦い顔をして待っていた。考えてみればそれも当然のことで、自分の管理しているダンジョンで引き起こされた狼藉は管理能力を疑われる不祥事と捉えられてしまうかもしれない一大事だ。本来ならば自分の手で罰を下したいという忸怩たる思いがあるのだろう。だが、俺の意向を最大限に汲み取るという前提がある以上、迂闊に手を出せなくなってしまった。そのせいか、俺を見るなり近寄ってきて至近距離から睨みつけてきた。


「まったく……セラのお気に入りでなければこの場で殴り飛ばしているところですよ」

「……最大限の配慮を感謝する」

「はぁ……貴方が色々と常識の外側にいることは理解しているつもりですから……」


 少し疲れたような夫人にやや気の毒になりながらも、案内してくれる夫人の後をついていく。向かう先は納屋のような石造りの小さな建物だ。


「これはしっかりとセラを貰ってもらわないと……」


 小さく聞こえた夫人の呟きは敢えて聞こえないふりをした。何を言い出すんだ、この人は。建物の入り口の両側には槍を持った鎧姿の兵士が立っている。夫人が手で合図すると兵士はきびきびとした所作で入り口を開ける。中の様子はまだよく見えない。


「連れてきなさい」

「「 はっ! 」」


 兵士が建物の中に消えて間もなく、兵士の間に挟まれるような格好で一人の少女が出てきた。元々は綺麗な純白だったローブは薄汚れており、その表情には疲れとも諦念とも取れる沈んだ様子が窺えた。手足には枷が嵌められているが、一切の抵抗は見せなかった。少女は俺を見るなり深々と頭を下げた。あまり聞かれたくない内容になるかもしれないので、夫人と兵士に離れるように目で合図すると、夫人達は渋々俺達から距離を置いた。それを確認した少女はゆっくりと口を開いた。


「私達のせいでご迷惑をおかけしました」

「……俺に謝るのは君じゃないと思うんだが……」

「いえ、赤沢君を止められなかったのは年上の私の責任ですし……私も貴方の命より自分が日本に帰ることを優先させてしまいましたから」

「やっぱり日本人だったか」

「貴方も日本人なんですね」


 彼女は白井小夜子という名で、あの学校の誘拐事件の被害者だった。誘拐といっても異世界の人間による誘拐だが。そして大勢のこちらの人間の命と引き換えに……力を得た。


「最初は何も知らずに浮かれていました。でも次第に日本に帰りたくなって……それから変な夢にうなされるようになって……今は加護が無くなりましたが、変な夢は見なくなりました。日本に帰ることができないと知って、自分達のしてきたことに向き合う気持ちになりました」


 声のトーンは低いが、かといって弱弱しくはない口調で語る白井。どこか安堵感を感じさせる話しぶりは彼女の精神状態が安定してきているおかげかもしれない。


「……教えてください。どうして貴方はそこまで自分を保っていられるんですか? 力を得て、それに振り回されたりしないんですか?」

「……何か大きな思い違いをしてるみたいだな。まず大前提として、俺は君達みたいな力は持っていない」

「え? 貴方も召喚されたんじゃないんですか?」

「俺はスカウトされてこの世界に来た。だが大した力は持っていない。力勝負すれば年端もいかない女の子と引き分けるのがせいぜいなくらいに非力だ。そんな俺がどうすれば振り回されるっていうんだ?」

「でも……貴方は【鍵開け】の力が……」

「それは俺がずっと磨き続けた技術だ。俺が最も信頼しているものだ。俺の血と汗と涙の賜物でもあるその技術がどうして俺を振り回す? しっかりと基礎から鍛え上げた腕は俺の頼れる相棒なんだよ」


 どうやら俺の技術を召喚の恩恵だと思っているらしい。聞けば彼女はまだ高校生、俺みたいな鍵屋の仕事なんて知る機会もないと考えればこの無理解も納得か。


「……君はどうなりたいんだ? そこまで日本に帰ることに拘ったんだ、将来の夢というか目標みたいなものはあるんだろう?」

「……私は看護師になりたかったんです。お母さんが看護師で、私を女手ひとつで育ててくれて、そんなお母さんを見て私も看護師に憧れたんです」

「俺に他人の進路を決める権限は持ち合わせていないが、まずは自分のやりたいことに専念してみたらどうだ? そのために神殿での労働を選んだんだろう?」


 神殿は治癒や解毒など、日本で言えば病院のような役割を果たしている。白井は看護師になるための勉強をしていたようだし、その知識を活かしての活動は出来るはずだ。むしろ治癒魔法なんて便利なものがあったからこそ、自分が信じて学んできたことを守り続けることが出来なくなったのかもしれない。


「……自分がずっと守り続けてきた気持ちだけは裏切るな、それは自分を見失わないための誇りになってくれるはずだ」

「……貴方は自分の仕事に誇りを持っているんですね、とても羨ましいです。私達は道を誤ってしまいましたから」

「今からでも遅くはない、自分の出来ることを積み重ねていけばいいんだ。それがきっと君を助けてくれるだろう」

「……わかりました、貴方と話せてよかったです。貴方のような人と一緒に召喚されていれば、こんな結末にはならなかったのかもしれませんね」


 白井はどこか吹っ切れたように清々しい笑顔を浮かべた。根は真面目な子なんだろう、召喚なんてものに巻き込まれたおかげで相当消耗していたらしい。でも、これでようやく色々なしがらみから解放されたという安心感が彼女に笑顔を取り戻させた。


「そうだ、ハサミはありますか?」

「ハサミ? ちょっと待ってろ」


 どうしてハサミが必要なのか理解に苦しむが、護衛もいるしそのハサミで俺をどうこうしようという意思は無いだろう。魔法の鞄に入れてあった道具入れからハサミを取り出して渡すと、白井はにっこりと微笑んだ。


「これからは新しい生き方を見つけなきゃいけないので……これまでの自分と決別しないとダメですね」

「お、おい、何を……」


 意味深な言葉に声をかけようとするも間に合わなかった。白井は全く躊躇うことなくハサミの刃先を自分に向けた。いや、厳密には自分の髪の毛に。


 じょきん。


 髪の毛を切るハサミの音が聞こえた。白井は笑顔を絶やさずにそこに立っていた、その手に自分の艶やかな黒髪を携えて。背中あたりまであった長い黒髪はうなじあたりでばっさりと切り取られていた。


「ロックさん、もし私が死ぬようなことがあったら、これを日本にいるお母さんに渡してください。あなたの娘はとても馬鹿な娘でした、と」

「そんな役目を俺に押し付けるな。きっちりと罪を償って戻ってこい。死ぬことを前提にしていたら償いにもならないぞ」

「……優しいんですね」

「…………」


 優しいかどうかなんて自分ではわからない。俺としてはかなり厳しいことを言っているつもりなんだが、彼女はそうは捉えていないらしい。日本で言えば女子高生の白井に対してしっかりと罪を償って戻ってこいなんて、もし日本で言ったらとんでもないことになる。


 結局、白井の頭髪は自分で渡させることにした。決して自ら命を絶とうなんて気持ちを起こさせないためだ。もしきっちりと償いができれば、一時的にだが日本に連れて帰ってもいい。他の三人も償いが終われば同じようにしてやってもいい。


 面会が終わり、白井達は堅牢な馬車に乗せられてリスタ家を出て行った。護衛にソフィアもついてくれるらしいので、仇討ちのようなことは起きないだろう。そもそも今回の裁定は各国の了承も出ているので、仇討ちなんてことをすれば正式にお尋ね者になる。


 思い返してみれば色々とありすぎた。まさか自分が死にかけるなんて想像すらしていなかったが、俺自身の甘さがこういう事態を招いたのかもしれない。もっと深く考えながら行動しないと、今回みたいに誰かが何とかしてくれるなんてもう無いだろうからな。



 リスタ家から戻った俺はあることに気付いた。いつもなら受付にいるはずの人物が見当たらない。静まり返ったギルドの受付が異様な雰囲気を醸し出す。


「なぁ、リルはどうしたんだ?」


 ギルドの受付担当、リル=カルヒネンの姿がどこにもなかった。

今のところゲンの真意は誰も分かっていません。それゆえに捉え方の違いが混乱を招いています。

ですが、そこには重大な事実が隠されています。

この章は今回で終わります。幕間を挟んで新たな章へと突入です。

読んでいただいてありがとうございます。

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新作始めました。現代日本を舞台にしたローファンタジーです。片田舎で細々と農業を営む三十路男の前に現れたのは異界からの女冒険者、でもその姿は……。 よろしければ以下のリンクからどうぞ。 巨人の館へようこそ 小さな小さな来訪者
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