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ユメ

ホッと一息吐き カップに珈琲を注いだ


その時紅茶の香りに気付いて こちらを見た


彼女の涙を 思い出していた


「涙の訳か」


溜息混じりの声で 僕はそう呟いたのでした





その日の夜 僕は彼女の夢を見た


それは 椅子に座って泣いている彼女と その


隣で困った顔をして立っている僕の姿だった


僕は何も言えず ただオロオロしているだけ


そんな僕の姿に 憤りを感じた






僕には泣いている彼女の姿が 夢の中の僕に手


を差し出している様に見えた だがオロオロ


している僕が それに気付く術はなかった


すると彼女は何も言えない僕に呆れた様に


椅子から立ち上がり 無言のまま去って行った





夢の中の僕はそれをただ呆然と見ているだけ


僕はそれを見て 彼女を呼び止め様と名前を


呼ぼうとしたが・・・


僕は彼女の名前を知らなかった


いや まだ何も彼女の事は知らない


何故泣いていたのか その理由さえ・・・


その時僕は ハッと目を覚ました





「夢か・・・」時計を見るとまだ5時だった


「そう言えば 彼女の事何も知らないんだよ」


そう呟いて 目覚ましのスイッチを止めて


僕は 布団から起き上がった


ちょっと早いけど 準備でもするか


僕は店に出てノンビリと開店の準備を始めた








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