団体戦練習
団体戦の出場メンバーも無事に決まり一組代表6人は能力練習をより一層に励む。
「空間移動!」
《空間支配》俺の主能力。空間をコントロールし、攻撃や防御が出来る。万能な能力だ。
俺は空間を歪ませながら移動をする。右に左に前に後ろに動き相手を翻弄する。
「くっそ。どこから来る!」
「気をつけないとだよん!」
「そうなのだ」
鷹、彩夏、冬美は必死に俺の動きを追おうとしていた。
「フレイムバーン!」
彩夏は俺を見つけたのか手のひらから炎を放つ。まだまだ小さい炎だ。
「甘いぞ!彩夏!」
俺はさっそうと空間を移動し攻撃をかわす。
あの神無月戦の時とはもう違う。誰も俺をとらえることは出来ないだろう!
「何やってるの彩夏。集中なのだ。、、そこだ!!水流破!」
冬美が両手を下から上へ動かすとこれも大きいとはいえないほどの波が押し寄せる。
だが、冬美は背後をとられる。
「相手はあきらだけじゃないよ!」
「ハッキング!」
快瑠は冬美の頭に手を添える。すると冬美が鷹の方へ振り向く。
「水流破!」
冬美は鷹に向かって水流破を放つ。ハッキング能力により冬美の脳に命令を送り込んだのか。凄いな快瑠。
「えっ。ちょっ。何だよ!」
「分かんない~」
冬美は顔だけはあたふたしていた。体が勝手に動くってどんな感じなんだ?
「仕方ない。かまいたち!」
鷹は腕、指を一本の芯のように真っ直ぐにしてフォースを溜める。指に風が纏い始めると腕を払うようにしてかまいたちをいくつも作り出した。
バシャーンと風と水がぶつかると水が散っていった。当然冬美と鷹はびしょ濡れだ。
「うわ~びしょびしょなのだ~」
「もう!大丈夫?」
彩夏が冬美に向かって声をかけながら走りよる。俺はその隙をついた。
「おいおい。隙だらけだぞ!マーキュリーウォール!」
俺は上から空間を歪ませながら現れ、体の周りから水を流す。もちろん歪ませながらになる。水は滝のように三人に降り注ぐ。
「「「うわぁぁぁ」」」
バシャァァァン。
水が覆い被さった。
「ははは~。皆びしょ濡れだな~。」
「今回も僕たちの勝ちだね」
快瑠と供に勝ち誇る。でもまだまだ威力がたりない……
「てか、凛。また攻撃に参加しなかったな?」
鷹が体についている水を払いながら聞いた。そういや攻撃してなかったな。
「う…うん。私抜きでもいけると思ったから…」
「そういや、凛の能力って何だっけ?」
唐突に俺は質問した。
「私の能力は、《生命操作》。生命を与えることが出来る…」
「へぇ。凄い能力だな!」
俺は、凄いと思う前に感心する。いい能力だ。
「はいはぁい。お喋りはいいから練習ぅ~」
軌道院先生の言葉に皆が動き出す。
毎日、練習演習を繰返し心も体も丈夫になり、能力も高まっていく。同様に他のレベルの連中も強くなっている。
俺たちは自信がつきはじめる。
そして団体戦全日がやって来た。
全日の放課後。俺はリトと部屋で語り尽くしていた。
ついに明日は団体戦だ!




