No.12
書き上がったので連投します。1/5
No.12
フフンっと鼻唄混じりに大きな木まで戻る。相も変わらず他の動物などに遭遇しないので移動には楽だ。
竹を木のそばに置き。それを九回繰り返し、余分な切り落とし部分以外は全て持ってきた。
「骨組みは竹で良いな。周りを覆うのは木の皮か。それとも大きめの葉っぱが良いか」
本当は竹を塀代わりにするのが良いんだが、本数が足りない。その辺も追い追いやってくとして。先ずは洞の周りに四本支柱として、地面に竹を打ち付けるところから始めた。
だが始めてみたがこれが中々難しい。伐った竹の先が鋭利なわけはなく。また地面を掘る道具があるわけがないので、中々突き刺さらない。ならば鋭利にすれば刺さるかと。竹の先端を斜めに切り落としにかかる。
「うーん、チョイサー」
ここまで石斧を扱いが大分馴れたことで油断ができのか。
パキッン!
「うあぁぁあああ!?」
それとも叩いた拍子に打ち方が悪かったのか。石斧は三分の一に欠けてしまった。
「のぉぉおおおお!! せっかく一生懸命研いだのに!!」
自分のヤっちまった感に頭を抱えた。
たけどまだ残っている部分があるので、予備の方はまだ使わず。その残った部分を慎重に扱い、竹を切り落としていく。
その後、なんとか必要な分を切り落としが出来た。
「クスン……また新しいの作らなきゃ……」
地球と違い壊れたからすぐ買えると言うわけにはいかない。壊したものは自分で直すか、作らなくてはいけないからだ。その分の作業時間が取られるから、他のやりたい事が遅れる。スローライフを送るにはちょうど良いのかもしれないが。
鋭利になった部分を地面につけ打ち付ける。
コンコンコンと打ち付けると、さっきとは違い。少しスムーズに入っていくが、ある程度行くと地面が固くなるからか打ち入らない。
「うーん腰ぐらいまで入れるとなると、やっぱ掘らなきゃ駄目かな。そうするとスコップか。何か良いのがあるかな」
今無いものはしょうがない。創意工夫してやるしかない。
竹の方は十センチは入っただろうから。その周りを石で囲い、固定させることにした。
そして同じように四つ支柱を作る。次に支柱を四角形に為るように、組み合わせる竹の一部分を凹みのように切り取り使う。これの凹み部分がかなり難しかったが、頑張った。ものすごぉおおく、頑張った! きっと誰も誉めてくれないから自分で誉めとこう。
おほん。それで四角形が出来たら蔓草を使い、縛って固定する。更にその上に三角形になるように竹を組み、同じように蔓草で縛り固定する。
これで何とかテントの骨組みに見えるようになった。
もう少し凝っても良いが今は取りあえずだ。
さあ後は、屋根と周りを囲めば立派なテントの出来上がりだ。




