七神器
ちょいと更新が三月中旬まで止まります。
すみません( *`ω´)
「お久しぶりですアリスさん~。なかなか外の世界は新鮮でしたよ~」
「…………。」
「久しぶりに自分の足で歩きました~。散歩もいいですねぇ」
「な、なぁアリス。雅も悪気があった訳じゃないんだ。許してやってくれないか?」
すると腕を組んで黒いオーラを出していたアリスが口を開く。
「抜け出したのは百歩譲って許そう…だが、私の財布の中身が無いのはどういうことだ?」
「ちょっと拝借しちゃいました~」
「…どうせ食い物に使ったんだろう?お前は大食いだからな」
「あらら…バレちゃってましたか~」
「もういい。お前といると怒るのが馬鹿みたいだ。恭弥を頼むぞ。」
「頑張ります~」
「あと、節度は守って行動するようにな?恭弥にちょっかいでもかけたら命は無いからな?」
あからさまな殺意を放ってアリスは部屋に戻っていった。
××××
「ではでは、雅ちゃんの精霊についてのレクチャーを始めちゃいますね~」
「お、おう。」
今までこんなテンションの人はいなかったので対応に困る。
「まず、【七神器】の話ですね~。この世には私みたいな精霊武器が七つあるんですよ~」
「ふむ。それで?」
「精霊武器は精霊の魔力も上乗せされるので、普通の人間にはありえないような力も出せちゃいます~」
「誰がどれを持っているか分かるか?」
「アリスさんは持ってますよ~。ダルクさんやルミアさんもそうだと思います~」
「アリスが持ってる?何故アリスは教えてくれないんだ?」
すると雅はおかしそうに笑い、
「アリスさんに話してみると良いと思いますよ~」
と話していた。
「七神器については大体こんな感じです~。残りは後で教えますね~」
「ああ。ありがとう」
「私を腰につけていくのはどうですか~?」
なるほど。侍のように携行していくとしよう。
振り向くと刀、いや雅が鞘の近くに転がっていたので鞘に収める。
「…ひゃうっ!?」
「変な声出さないでくれ…」
××××
「アリス、お前は七神器の一つを持っているんじゃないか?」
「…雅から聞いたか…まぁいい。これだ。」
そう言ってレイピアらしきものを手に取る。
「これに精霊が宿っているんだな?」
「ああ。そうだ。」
心なしかアリスが物凄く恥ずかしそうな顔をしている。ちょっと可愛い。
「どんな精霊がレイピアの中にいるんだ?」
「…見ても驚かないでくれ」
「ふ、ふふふ…」
「み、雅。笑うな。私だって恥ずかしいんだ。」
そしてレイピアの柄を軽く握ると、雅のときと同じように煙が視界を覆う。そして現れたのが…
ひよこだった。
「ぴよ」
「こ、こいつが精霊?」
「ああ。恥ずかしいと言ってるだろう」
「ぴよぴぃー」
「おお、チルちゃん。元気でしたかぁ~?」
いつのまにか雅が出てきてひよこの頭を撫でている。
「見かけによらずなかなか魔力を持ってるんですよ~」
アリスの方を見ると、顔を真っ赤にしてもじもじしていた。
「だ…だから七神器の所有者だとは言いたくなかったんだ…」
「ま、まあいいんじゃないか?一応精霊だし」
「チルちゃん、もしかして大きくなりましたかぁ~?」
「ぴっぴよ、ぴぃ」
「そうですかぁ~。食べ物が良かったんですよ、きっと」
何故か雅は会話ができていた。
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