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修ズ!スター!  作者: まくお


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7/12

第七話 未来の修のキャリア

 そろそろ夜も遅くなってきた。

しゅう! みんな中学生なんだからそろそろ帰らないといけないよ。最後にみんなに聞きたい事がある?」

 俺は切り上げないと、と思ってそんなことを聞いてみた。すると……

「そうだね……このメンバーはみんなサッカー選手としてプロの世界で成功するんだよ! みんなサッカーはやってるよね?」

 そう聞くと、みんなうなづく。この現在では、六人が同じチームでは、プレイしてないがみんなサッカーを続けている。

 

 橋本翼はしもとつばさが修に聞く。

はやしくんは35歳までサッカーをやっていたの?」

 これに修は自慢気じまんげ答える!

「もちろん! しかも35歳までヨーロッパでプレイししていたのはこの中で僕だけなんだよ!」

 

 この回答に翼はさらに聞く!

「林くんはどんなキャリアを歩んできたの?」

 確かに気になる! 俺たちは全員修に言葉を待つ。

 修はゆっくりと語る。

「実は僕がこのメンバーの中で一番早くプロになったんだよ。J2のクラブに誘われてさ。J2で一年ちょっとプレーしてさ、その後J1のクラブで半年プレーした後、ドイツで一年プレーしたんだよ。そこで大活躍して、僕が子供の頃からずっといきたかったロンドンのクラブからオファーがきたからさ。そこに入って十年以上プレーしたんだよ。そこを34歳の時に退団したんだよ」

 とんでもないキャリアに全員が驚愕きょうがくする! でも同時に疑問も生まれる。

 

 翼がその疑問を聞く。

「さっき35歳までヨーロッパでプレーしてたって言ったよね。なんで34歳で退団したの? 10年以上も同じクラブにいたら、そこでプレーし続けても良かったんじゃないの?」

 

 修は真面目に答える。

「それがさぁ、34歳にもなったからさ、日本のサッカーに貢献したいと思ってJリーグのクラブでプレーしようと思ってさ、いろんなグラブの練習に参加したり一日契約して試合に出たりしたんだよ。そしたら、めちゃくちゃ活躍出来るんだよ。それをみた選手たちがさ、『修はまだまだヨーロッパで出来るからヨーロッパでプレイしろ』ってみんな言うわけよ。だから僕はスペインの強豪きょうごうクラブと契約してプレーしたんだ。まあ病気になっちゃったから一年しかいなかったけどね!」

 未来のサッカー界はやばい人材を失ってしまったんだな。

 

 今度は宮本が聞く

「じゃあ林のプレーはすごいんだな。証明しろよ!」

「うん。証明出来るよ。()()

 それなら話が早い!俺には考えが浮かんだ!

「それなら、みんな明日の放課後にサッカー部の練習に来られる?そこで修のプレーをみせてもらおうよ!」

 この提案に皆がうなずきこの場は解散になった。


 ***

 次の日も起きたら修がいなかった。今日は力士の皆さんにストレッチを教えていたらしい。

修は止まっていられないの?

 

 そして俺は修と二人で埼玉スーパースターズの幼馴染が通っている公立の「うなぎ蒲焼かばやき中学」に行った。制服や教科書は未来の通販、そのままの名前の「未来通販みらいつうはん」で取り寄せたらしい。未来のスマホで注文するとすぐにパーカーのポケットに届くようだ。

 

 未来の通販ってヤバいな……

 

 その時に俺の未来のキャリアについても話してくれた。

「かねやんは十八でJ1のクラブでデビューするんだよ。そこで何年か活躍した後、ドイツ一部の前のシーズンに二部から上がってきたクラブに入るんだよ。そのクラブを何年か一部に残留させた後にロンドンにくるんだよ!」

 

 俺のキャリアやばいな……正直、今の俺では到底とうてい無理そうな話だ。俺は今の話しで浮かんだ疑問ぎもんを聞く。

 

「俺は修とロンドンでプレーするの?」

 それを聞かれた修は残念そうな顔をする。

「それが、やべっちと同じクラブでプレーするんだよ。なんでかねやん僕といっしょのクラブでプレーしないの〜?」

「それは未来の俺に聞いてくれよ!」

 まだ修のプレーは見てないが、人間性は知っている。正直、修と矢部やべどっちか選べと言われれば、修を選ぶ。

 矢部は上手いけど王様だからね。


 ***

 俺のクラスは三年四組だ。

 修はこの現代での扱いは転校生だ。だから俺といっしょに教室に行かずに職員室へ向かった。

 

 そして朝のホームルームの時間になった。

「今日はみんなに新しい友達を紹介します!」

 担任の先生はよくある言い方をして、修を呼び寄せる。

 修は落ち着いて自己紹介をする。

 

「初めまして! 僕は林修はやししゅう! 未来からやってきた! みんなの友達だよ!」

 これが修のお決まりの決め台詞なんだな。修はクラスの子たちを見渡してこう続けた。

 

「このクラスだと、金本満かねもとみつる、かねやんと花田花はなだはな、花ちゃんが友達だね! あとの子は知人か他人だね」

 これにクラスはざわつく。俺はともかく、花田さんは女子だ。「どんな関係なんだ」と思われてもおかしくないだろう。

 

 この発言に花田さんがツッコむ!

「私! あなたの事知らないよ! いきなり友達とか言われても……」

 そりゃこんな反応になるよな。修は平然へいぜんと返答する。

「だって、初めましてだもん! 当たり前だよ! 未来では友達だったんだよ!」

 これにはクラス中が笑いに包まれる。ここで他の女子も修に質問する。

 

「ねぇ! 私は友達なの!?」

 修は澄ました顔でこう答える。

「君は他人だよ〜」

 これにも笑いが起きクラス中のヤツらが「私は!?」「俺は!?」と聞いていく!この流れを修は、

「君は知人だよ」

「君は他人かなぁ」

「君は判断がつかないな〜」

 

 とジョークか本当かわからないような回答で会話をさばいていく。そしてクラス全員の自分は友達なのかゲームが終わった後こう言った。

「みんな! 困った事があったら僕に相談してね。全てを解決することはできないけど、僕の出来る範囲はんいでみんなを助けるから!」

 これを聞いたクラスメイトたちから自然と拍手が起こる。修なら本当に助けてくれるんだろうな。と俺は思った。

 

 

 

 

明日の7時にまた更新します。

修がどのクラブでプレーしたかは、決まっています。

いやロンドンで長くプレーしたクラブ以外は変わるかも……

この作品が人気になって、実際のクラブとコラボできる時に発表します。

迷惑かけてはいけないので、今は黙っておきます。

聞かれても答えられません……わかってください。

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