第12話 勇者ああああ
メタ的な事のため先に言っておく。
この世には人名にああああとふざけた名前を付ける奴らがいる。
俺の名付け親ももそのふざけた奴らの一人だったようだ。
どういうセンスしてるのか、疑わしい。
役所もああああという名が登録可能っておかしくない?
お前らに告ぐ!
いわゆるキラキラネームを子供につけるのはやめろ!
俺のように幼少期はいじめの対象にされ続けるぞ!
いいな、俺ああああとの約束だぞ!
こんなクソネームをつけられた人生はあえて語るまいと思うが簡単に言うぞ。
俺はドムドーラ出身、察しの悪い奴でも知ってるがドムドーラは滅んだ。
両親の行方も知らない。
両親の捜索や敵討ちに全く興味ないけど勇者になる事でみじめな生活の脱出の第一歩とし、竜王討伐したらロトの名を継ごうと思う。
さて、俺は893番目の勇者。
勇者になってから民家に押し入りは日課、家主に追い掛け回されたこともあるがいい思い出だ。
魔物狩りはラダトーム周辺とマイラの村の温泉巡りを行ったり来たり。
勇者の冒険、といより旅行といったほうがいいか。
途中、骸骨共にボコられた時が生命の危機だったが何とか逃げ切ったぜ。
さて、王様に呼ばれたときに集まった勇者はたったの5人か。1986人いたはずだろ?
大半は北はガライ、東はマイラ、西はドムドーラまでの中間地点くらいまでしか行動してない、はず。
ドムドーラ周辺、リムルダールの南側やメルキド周辺に行った奴はほとんどいない、はずだ。だってあの辺りは強い魔物が跋扈してる噂があるからな。それでこの生存率。行方不明も多いし、〇んだ以外で考えられるのは、王様の招集命に背いた、いや、それはまずないか。最悪死刑だしな。となると洞窟かどこかで行方不明?それか噂に聞く盗賊になった、とかか?うーん、よく分からん。メイジドラキーやまほうつかいクラスを狩れそうな勇者はもっといたはずなのにな。
そう思いながら王命を聞いた。俺はあまぐもの杖の捜索か。
マイラの村で聞いたが…たしかマイラの村の北西にいるほこらの賢者に会いに行けばもらえるのかな?
招集された勇者達、俺以外にいる勇者4人を見た。
勇者カンタタ、あいつは結構強いな。この中では最強か。ローラ姫の救出、できるかもな。
勇者トンネラ、あいつはマイラの温泉によく一緒になったな。ぱふぱふ仲間だから頑張ってほしいな。しかしロトのしるしの捜索、情報0じゃ無理じゃね?
勇者でろりん、ロトの鎧のためドムドーラ行きか。こいつは俺よりもっとひどい火事場泥棒をする野郎だ。弱い相手と思えば容赦なく斬る、そんなやつだがまともに魔物狩りしてない。そんなクズ。多分、〇んだな、コイツ。
勇者アレフ、アレフガルトでは多い名のアレフ、いいなぁ、その名。俺たちの中で多分最年少、最弱の歴の浅い勇者。こいつは盗賊狩りか。こいつも〇んだな。性格は合いそうだからもうすこし時間があれば、俺と一緒にぱふぱふに誘ってみたかったがな。ガキの初ぱふぱふの反応も面白いし。惜しくないやつを亡くすとはな。
勇者5人で勇者ロトの墓参りをした後、俺は急いでマイラの村の温泉へ。
やりたくない任務は後回し、今は骨休み。
・・・
俺は何か悪いことしたか?
あまぐもの杖が欲しかったら銀の竪琴を持ってこい?
はぁ、あのくそ賢者が!
このストレスも温泉とぱふぱふで癒そう。その後のことは後で考えよう。
そろそろぱふぱふ仲間の勇者トンネラもマイラにいるはず。
どっかのタイミングで今後の相談をするか。そう思っていたら…
「あれ、勇者ああああ、なんでここに…ああ、あまぐもの杖か。手に入れたか?」
「これは勇者カンタタさん。いや、実は…」
「…そうか、一度マイラに戻ってからラダトーム、ガライへ向かうと?」
「ええ、勇者カンタタさんは、ローラ姫でしたよね?たしかこのあたりにさらわれた可能性が高いと?」
「そうなんだが、まだ見つかってない。勇者ああああ、道中で見たか?」
「いえ、それらしきモノはみてないですね。」
「そうか、それだとやはりアソコか。…ありがとな、助かった。もうお前は用済みだ。」
「?用済み?それはどういう…」
主なステータス(勇者5人勢ぞろい時)
勇者ああああ
レベル: 8
さいだいHP: 41
さいだいMP: 36
こうげき力: 38
しゅび力: 28
装備:くさりがま、かわのよろい、かわの盾など
習得呪文:ホイミ、メラ、ラリホーなど




