登場人物紹介(第一部)
■シェヘラザード
世界の管理者。
若くして不遇な人生を歩んだ乙女たちを転生させ、やり直しのチャンスを与えて幸せな結末へ導くために様々な世界を構築し運営している。
世界を「箱庭」、人間を「住人」と呼んでいる。箱庭は複数存在する様子。
本作の舞台となる世界では、占い師の姿を取って時おり住人に関わり、転生乙女のやり直し人生を支援する。だが彼女たちと関係性の強い住人がしわ寄せを受けている実態に気づき、その住人アーノルドにも同等の結末を用意すべきだと考え助力する。
容貌等:占い師としての風貌は紺の髪、金茶の肌、黒檀の瞳。
■アーノルド・レグルス・ガレンドール
本作の舞台となる世界の中心地である大国ガレンドールの王太子。
七歳の時、ソロン領を賜り公爵位を得ている。
同年にアナスタシア・ハイリッジと婚約したが十六歳の時円満解消した。
そのため父王から自力で婚約者を探すよう命じられ、十八歳までに探し出せなければソロン領の実権を渡さないとの条件を付けられる。
難題を解決するため占い師シェヘラザードを頼ったことからこの物語は始まった。
容貌等:黒髪、緑の瞳。
その他情報:容姿端麗で頭も切れるが恋愛は苦手そう。護身術バトンアーツが得意。
■アナスタシア・ハイリッジ公爵令嬢
悪役令嬢。
前世で十七歳の時、王太子に婚約破棄された直後に不慮の事故で亡くなったという記憶を持つ。
この世界では七歳の時に記憶を取り戻し、ほぼ同時期にアーノルドと婚約した。
前世をなぞるのを避けるべく努力し、十六歳の時円満解消にこぎつける。
それまでの彼との九年間がどのような関係性だったのかは、まだ語られていない。
容貌等:ティーブロンドの髪。
■ビビアン・オリアリー子爵令嬢
学園乙女ゲームのヒロイン。
前世でやりこんだ濃い乙女ゲームの世界に転生したと考えている。
しかしそのゲームではアナスタシアが正ヒロインであり自分が仇敵になっていることから、アーノルドを始めとする攻略対象らとの全力回避を目論む。恋愛より先に解決すべき問題を抱えていそう。
容貌等:栗色のふわふわ髪とでっかいハイライトがうるうるな瞳の小動物系正統派。
その他情報:あまりに変なゲームなので、ディアーヌのゲーム同様におそらくビビアンが本当に正ヒロインだった前作があるものと思われる。
■シリーン
追放された聖女。
ガレンドールの遠く東方にあるトスギル天主教国で、大司教に引き取られ聖女となるべく育てられた。
高位精霊ウィルワリンと契約したことで聖女となり、トスギル国の王太子妃候補となったが、養父の政敵に引き取られた実の妹に陥れられ、追放される。
ウィルワリンの力でガレンドールへ転移し、アーノルドに保護される。
容貌等:ベージュの髪。
■ディアーヌ・メリメ侯爵令嬢
悪役令嬢その2。
前世でやりこんだ乙女ゲームの世界に転生したと考えている。
ガレンドールの隣国アルクアの侯爵令嬢にして、アルクアの第二王子レオナールの婚約者。
十七歳の時、舞踏会の場でレオナールに婚約破棄を言い渡され、前世の記憶を思い出す。
留学生として居合わせたアーノルドに愚痴を聞いてもらう。
容貌等:プラチナブロンドの髪、ブルーグレーの瞳。
■エリカ・ウェルビー
アーノルドの休暇中限定側付きメイド。
ソロンの離宮のメイドをしており、アーノルドが領主としてこの地に来ることを待ち望んでいる。
アーノルドに熱烈に焦がれているが、学友らとの関係性に着目している様子で、何かを妄想しては秘かにメモを書き付けている。
■ウィスカー
アーノルドの従者。
やや年上で長身。口が悪く、アーノルドの女性への対応にキツいダメ出しをする。
■ヨハン
アーノルドの従者その2。
年下で実際には従者見習い。聖女シリーンに恋心を抱いたことをアーノルドに知られてしまい、温情で従者を外される。
容貌等:マンダリンオレンジの髪。
■ロナルド
学友その1。
侯爵家子息。父親は貴族院議長。秀才だが文化芸術にも造詣が深いらしい。チェスではアーノルドにも勝つ腕前の様子。アーノルドを殿下と呼びこそするもののタメ口で接し、さり気なく彼の身を気遣っている。
容貌等:薄い茶髪。眼鏡をかけている。
■オリバー
学友その2。
騎士団長子息。学業の傍ら騎士団の訓練も受けている。アーノルドが街歩きをするときや学園内では護衛役も担う。手合わせの相手もする。アーノルドには敬語で話すので、騎士団としての意識の方が強いのかもしれない。台詞はあるがどうも存在感が薄い。
容貌等:赤銅色の髪、グレーの瞳。大柄で声がよく通る。
■ティモシー
学友その3。
伯爵家子息。アーノルドの一つ下でビビアンと同じクラス。バイオリンが得意で地方の舞踊曲にも詳しい。小悪魔系で、わんこ系のヨハンとは違った年下の魅力がある模様。
容貌等:淡い金髪、ブルーグレーの瞳。美少女のような美少年らしい。
■ピート
学友その4。
豪商ガードナー商会の息子。貴族でなく市民富裕層。アーノルドの一つ上。授業をサボって女子生徒を壁ドンナンパするなどやや素行がよろしくない。シリーンを落とすために商会の倉庫から彼女の故郷の品をくすねたが、アーノルドに巻き上げられる。
■ヴィンセント
今代のガレンドール国王。
息子のアーノルドには非常にフランクな口調だが、大国を平和に統治するだけの実力がある。
アーノルドの優秀さは認めているが、胆力に心許なさを感じており、どうやって鍛えようかと思っていたところへ婚約解消の話を聞き、乗っかって変な課題を出した。期限までにクリアできそうもないと見ると、追加の課題を出した。
容貌等:作中では語られてないがやはり黒髪、緑の瞳。顎ヒゲあり。
課題その1:「自力で納得行く相手を探してこい」
詳細「ソロンの領政権な、お前が十八になったら代行官からお前に引き渡すことになってるが…それまでに代わりの婚約者を見つけてこい。さもなきゃお預けだ」
課題その2:「見知らぬ土地を冒険し、揉まれて男を上げてこい」
詳細「頭でっかちじゃどうにもならん時だってあるんだ。理性をかなぐり捨てて勝負する、そんな瞬間はやっぱりあるんだぜ。アーノルド、お前にはそういう追い込みが足りてない。もっと覇気をつけるんだ」
■サイード・ユーシェッド
ガレンドール西方の海を隔てた地、フィニーク連邦の総督の息子。
ガレンドールに留学し、アーノルドのクラスに籍を置く。学園の卒業を目前にして進路に悩むアーノルドに、フィニーク遊学を持ちかける。同世代でアーノルドを殿下と呼ばない唯一の人物。パルクール使い。
シェヘラザードの弟で、彼女によれば今後アーノルドに協力することになっているらしい。
容貌等:紺の髪、黒い瞳、金茶の肌。笑うと犬歯が見える。
■オーバーロードたち
シェヘラザードを箱庭世界の管理者に任じ、監視している存在。
WT:転生乙女のプロフィールを提供し、この世界での乙女たちのやり直し人生のレポートをシェヘラザードに提出させている。
BG:箱庭の仕様を決定し、シェヘラザードに構築・運用をさせている。
SX:シェヘラザードの教育係。彼女を成長させるために様々なアドバイスを行う。
話数の割りにキャラが多い。




