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異世界補給伝記  作者: EMT
幼少期編
8/49

観察

いつの間にか総合評価のポイントが40ptもいっていました。

評価して下さり、ありがとうございます。


ブックマークしてくださった、皆様にも感謝しております。


これからもよろしくお願いいたします。


ご意見や感想などお待ちしております。


文字を覚えてから半年が経過

「せい、やぁ、せい、やぁ」

ブン、ブン、ブンと風を切る音。

今、外で剣の素振りをしている、6歳になった、イリア姉を見ている。ずっと剣を振っているが手が疲れないのかな。

俺は自衛官候補生の訓練で小銃を持って訓練はしたことあるけど、剣なんて訓練したことがなかったからな。


イリア姉がこっちに気づく。

「どうしたの、シオン?」

「イリア姉の練習何してるのか見てたの」

「もしかして、シオンも素振りしたの?」

(あんな重そうな物持てないよ)

「ううん、いいよ」

「そう」

また剣を振り出すイリア姉。


「イリア姉、1回剣を持ってみてもいい?」

「いいわよ、はい持ってみて」

「ありがとう」

剣を持ってみる。だがしかし、重くて両手で持っているがやっとだ。

すぐ地面に置いた。

「イリア姉こんなに重いものよく素振りできるね」

「そう?そんなに重たいかしら」

「重いよ、両手で持てるのがやっとだもん」

「シオンは私より小さいんだから仕方ないわよ」

(精神年齢はイリア姉より上だけどな)

「どうして剣なんか振っているの?」

「え、それはお父様みたいに騎士になりたいからよ」

「騎士になりたいから剣を振るの?」

「ええ、剣を振ってたくさん練習しないと、騎士になれないてお父様が言ってたからよ」

「そうなんだ、邪魔してごめんねイリア姉」

「ううん、そんなこと大丈夫よ」

「じゃあ僕もう行くね、バイバイ」

また剣を素振りするイリア姉。


次はアレックス兄さんを見てみよう。どこにいるかな。

家の中を探していると。いた!イスに座って本を読んでいた。なんの本を読んでいるんだろ?

「アレックス兄、なんの本を読んでいるの?」

「あぁ、シオンかこれはね昔の歴史が書かれた本を読んでいるんだよ」

(おいおい、その年で歴史の勉強をしてたのかよ)

「なんでそんな本を読んでいるの?」

「歴史を読むことで、過去の失敗を学んでいるんだよ」

(もしかしてアレックス兄は天才なのかもしれないな)

「そんなの学んでどうすのさ?」

「それはこの国で同じ失敗を繰り返さないためさ」

(あー、この人天才だわ)

「それじゃあ、がんばってくださいねアレックス兄」

また本を読み直すアレックス兄。


次はー


「何を走っているのですか、シオン様?」

声をかけてきたのは薄いオレンジ色の髪のメイド長のメリルだ。


「屋敷の中を探検していたんだ」

「探検しておられたのですか、あまり走り回ってはダメですよ。それとくれぐれもお怪我をなされないようにしてくださいね」


「うん、分かってるよ」

タタタ走る音。

「ふふ、かわいいですわね」


ここはお父さんが仕事をする部屋か。

扉の端から中を覗く。

リヒトが書類と睨めっこしていた。

「うーん、どうしたものか」

(何か視線をかんじるな)

ふと、扉を見てみるとシオンがいた。


「何をしているんだいシオン?」

「パパが何をしているか見てただけ」

「そうか、こっちにおいでシオン」

「はーーい」

近くに来るシオン。


「どうしたらいいと思うシオン?」

「何がですが」

「税率を上げるにはどうしたらいいかな?」

「うーん」

(まだ子どものシオンに分かるわけ無いか)

「例えば会社の収益に税率かけるとかはどうですか?」

「え、シオン今なんて言った」

「会社の収益に税率をかけるとか......です」

「それはシオンが考えたのかい?」

(やべー、法人税なんか言わなきゃよかった」

「いえ、アレックス兄がそれぽいことを言っていたような気がします」

「そうか、ありがとうシオン」

「はい、パパ」

部屋から出て行くシオン

(あっぶねー、いろんな意味でヤバかった。これからは気をつけなくては)


グー

お腹の音が鳴る。


そうだ今日の昼飯何か聞きに行こう。

厨房に向かうシオン。


厨房では料理のする音が鳴る。

「今日のお昼ご飯はなにー?」

コックのマロニーに聞く

「これはシオン様」

「今日のメニューは魚の煮...危ない危ない、秘密ですシオン様。」

「なんで秘密なんだよマロニーさん」

「楽しみが多い方がいいでしょ」

「まぁ、そうかもね、わかった楽しみにしてる」

「はい、楽しみにしておいてください」


この家はコックさんが1人いる。母のサーニャも料理はするが今はできない。


なぜなら母のサーニャは妊娠しているからだ。妊娠6ヶ月になる。いつの間に妊娠したんだ。熱々の夫婦だことで。


イスに座りながら編み物しているサーニャを見つけた。

「ママ、ユキ姉見なかった?」

「ユキなら、自分の部屋にいるけど」

「そうなんだ」

「その作ってるのはなに?」

「これはマフラーよこれから寒くなる季節だから作ってるのよ」

「僕のもある?」

「もちろんシオンの分もあるわよ」

「やったー、ありがとうママ」

「フフ、楽しみにしといてね」

「うん」

走っていくシオンを見つめるイリア

(まだまだ子どもね)


ユキ姉は何してるかな。

「おーい、ユイ姉何してるの?」

「あ、シオンちょうどいいとこに来てくれた」

「お人形ゴッコしましょ」

「えっ、マジで」

「えって何よ嫌とは言わせないから」

「そんな僕に選択する権利は無いじゃないか」

「そんなの当たり前じゃない、そもそも権利てなーに?」

「権利はアレだよアレ」

「アレじゃ分かんないわよ」

「もう、なんでもいいじゃん、お人形ゴッコするからさ」

「じゃあシオンはこのお人形さんもって」

「それじゃあやるわよ」

「こんにちは、そのお人形さんは何て言う名前なの?」

(はぁー、リアルお人形ゴッコか)

「ちょっとシオン聞いてるじゃない」

「はっ、ごめんごめん」

「ごめんじゃないわよ、もう1度最初からね」

「こんにちは、そのお人形さんは何て言う名前なの?」

「こんにちは、このお人形さんの名前は・・・・・・」



12月14日は投稿できるか不明でありますが、できるだけ投稿していきます

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