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異世界補給伝記  作者: EMT
幼少期編
7/49

2年目

2年もの月日が過ぎた。


2年という月日は夢のようにあっという間にすぎていった。

そしていろいろな事を知った。


神聖歴625年


住んでいる国は、ゲーテ大陸にある国のライトニング王国は大国である。6代目の王シャルル・ライトニング女王陛下が治めている。1つ前の王は彼女の父のフランク・ライトニング国王陛下が治めていたが、3年前にご崩御なされた。遺言により長男のハインリッヒ・ライトニング第1王子より、長女のシャルル・ライトニング第2王女が選ばれた。この時、反発もあったが第1王子殿下が王位に興味がなっかたので、反発は沈静化していった。


この国は自然が豊かで国土の大半が森林である。鉱山資源は豊富であるがほとんど手付かずである。

主な産業は農業であり。農業大国である。食料自給率は200%を超えておりアメリカやフランスを超えている。その生産した食料を近隣諸国に輸出している。四季を日本と同じでしっかりとある。

気候は多分、温帯の温暖湿潤気候だと思う。



住んでいる場所は王国のニクセと呼ばれている地方の田舎に住んでいる。父のリヒトは小さな地方のニクセを治めている男爵である。

リヒトは男爵家の次男だった。そんなリヒトは騎士となり、神聖歴620年に帝国との短期間だけの戦争であったが活躍し手柄を上げた。

すると5代目国王陛下が爵位と領地くださり、ニクセを治めることになった。

それが今の住んでいるところである。


母のサーニャは商人の家の出身で家は中規模の商人だった。そんな2人は同じ地域に住んでおり幼馴染で仲も良かった。そしてリヒトが戦争から帰ってきて爵位をもらった後に結婚したんだって。


4年前の神聖歴621年に長女のイリアを授かり、次の年には長男のアレックスでまた次の年には次女のユキを授かった。そして僕の順番だ。


2年もの間、魔法の練習は欠かさなかった。でも魔力量は全然上がらなかった。ライトは10回まで使用可能になったけど2年で5回分上がっただけだ。でも魔力の消費を抑えて使ったら、2倍の20回は使える。

そのかわりライトの明るさは低い。省エネだから仕方ない。


生まれ変わる前の科学の真似した魔法はたくさん試した。エアコンクーラーみたいに空気中の温度を調節したりしていた。特に電気を生む魔法は難しかった。タービンを回して電気を生むなんて発想なんて思い浮かばなっかた。だから雷をイメージして練習をしていた。雷も電気の一種だと思ったからだ。

イメージを集中すると手から微量だが放電ができた。

そんな風に実験を繰り返していた。


「ママ」

「なーに、シオン?」

「僕に文字を教えて」

「いいけどどうして?」

「知っている文字のところしか読めないからもっとたくさん本が読みたいんだ」

「そんなに本を読みたいの?」

「うん」

「分かったわママが教えてあげる」

「やったー、ママありがとう」

その日から、勉強が始まった。この世界の文字は日本語みたいな語順だった。

英語みたいな語順じゃなくて良かった。英語は苦手だしな。

文字はアルファベットみたいな文字数が28だった。紙に書いて練習が始まった。

この世界には紙がすでにある本のページも紙でできている。

元いた世界では中国四大発明の一つである。

羅針盤、火薬、紙、印刷である。

もしかして火薬はもう発明されているのかな?そしたら火器が作れるのに。

そんな事を考えながら勉強していた。


(あの子は本当にできた子ね、あの年で文字を教えて欲しいだなんて)

(シオンもやる気があるみたいだし頑張って教えてあげなっくちゃね)


「ママ~、何してるの?」

「ユキ、今はねシオンに文字を教えてるとこなのよ」

「ふーん」

「ママ、わたしにも教えて」

「え、ユキも教えて欲しいの?」

「うん、シオンだけずるい~」

「ずるくないよユキ姉が今まで勉強しなかっただけだろ」

「ずるいずるいずるいー」

「ふふ、じゃあユキも一緒に勉強しましょうか」

「うん」

頑張って勉強する二人


「何をしてるんだい?」

「あなた、2人に文字を教えていたのよ」

「2人にはまだ早くないか?」

「そうかもしれないけど、2人が教えて欲しいて言ったのよ」

「そうなのか、それはいいことだ」


10分後


「あきたーつまんなーい」

「ユキ姉、始めたばっかりじゃん」

「だってー、面白くないんだもん」

「ハハハハ」

「フフフ」

笑顔になる二人!







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