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異世界補給伝記  作者: EMT
王国騎士院編
33/49

卒業

神聖歴639年3月


「皇帝陛下、ようやく術式が完成いたしました」


「よくやったぞ。さっそく新兵器を量産せよ」


「陛下、まだ試作実験をしてみないと」


「おぉ、確かにそうじゃな。では試作品の作成を頼むぞ」


よしこれでライトニングの連中を打ち破る新兵器ができるぞ。古代遺跡から発掘されたプロイネシアの遺産の中の1つである魔銃があれば豊かな土地のライトニングの征服も夢ではなく現実になるのじゃ。


「誰か、軍需大臣を呼んでくれ」




「お呼びですか、皇帝陛下」


「よく来た軍需大臣。聞きたいことがあっての。遠征の為の物資はどこまで準備できておる?」


「はっ。ここ何十年も貯めていたので、一部を除いて緊急に物資を集めなくても遠征できる量はあります」


「よろしい。では、下がってもよいぞ」


よし。後は魔銃の完成しだいでクラリスとライトニングに戦争じゃな。






ーーーーー


ここに入学してはや5年が経ち。ついにここを卒業する日がやって来た。ここでの生活の長かったようで短かった。ここでの生活は良いことも悪いこともあった。でも、悪いことのほうが多かった気がする。剣術の練習の時間でその日は槍を使って訓練をしていて。教官とたんぽ槍で打ち合いをした時には、突きをたくさん受けてボコボコにされたな。特にみぞおちに突きをくらった時は死ぬかと思うほど痛かった。

他にも弓兵科が使った矢の回収も、輜重科が戦場が終わった後の回収の訓練だと言うことで回収したりもした。今思い出すと笑えるけどそんなことがたくさんあった。


だけど、ここで1番の良いことは同期の人と友達ができたり。友達とバカみたいに騒いだことかな。エイミーとは会ってはいないけど、フラウやレオが手紙のやり取りをしているから。それを見せてもらったりしている。手紙に書いてあったことで、向こうでも友達ができて楽しくやっているそうで安心した。



「おーーい、シオンそんなとこで何やってんだ。早くこっちに来いよ」


「今行く」


「何やってたんだ」


「いや何でもないよ。ハハハ」


「何笑ってるんだ?」


「いやガウスが上級生と喧嘩した時のことを思い出してな」


「あぁ、そんなこともあったな。今思い出しても腹が立つ」


ある日、こいつが騎兵科の上級生と喧嘩して来たことがあった。理由はガウスが喧嘩した上級生より成績が良く。上級生に「調子乗るなよ、田舎もんが」と言われて喧嘩したみたいだ。俺の出身地も田舎だったが。

ガウスの奴はそれに怒って先に手を出したのはまずかったがと思うが。



「なえねえ、2人で何話してるのさ」


「僕も気になるかな」


年が中学だから身長も伸びてますます大人の女性に近づいてきたフラウとレオ。



「ガウスが上級生と喧嘩した時の話をしてのさ」


「ニャハハ、あの時の話をしているのか」


「僕もあの時は、一時どうなるかと心配したよ」


「むっ、それはすまんかった」


「ハハハ」


笑うみんな


「そろそろ式が始まる時間だ」



ーーー

「えーー、皆さんここで学んでいったことを部隊に配属されてからでも活かしていって欲しいとおもいます」


校長の長い式典の話を聞いているが。やはりどこの人も話すことが長い。


部隊に入ってから適当に仕事して。異世界生活を満喫してやるぞ。

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