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異世界補給伝記  作者: EMT
王国小学校編
10/49

王国小学校入学

王国小学校編にはいりました

ここを卒業すると士官学校の王国騎士院編に入ります

マリーとローズが生まれてから、5年が経った。

妹たちはすくすくと成長し日が経つことにやんちゃになっていく。

冬の厳しさも終わり、春が訪れた

7歳になった俺は明日から王国小学校に入学する。


「お母さん、町に行って学校に必要な物買ってきてもいい?」

「えぇ、行ってもいいわよ」

「何を買うつもりなの?」

「文房具やノートを買おうと思います」

「ノートを買うの?」

「はい、勉強で習った事を写そうと思いまして」

「シオン、ノートはね高いのよ知ってる?」

「そうなんですか、知りませんでした。」

「紙が数枚なら安いのだけど、ノートみたいに束になっているのは高いのよ」

「でも、どうしても欲しいんです。大切に使いますからお願いです買ってくださいお母さん」

「そこまで欲しいのなら買ってあげる」

「そうねー、金貨1枚もあれば買えるかしら」

「そんなにするんですか?」

「確か銀貨4枚ぐらいだったと思うのだけれど」

「まぁいいわ金貨1枚渡しとくからそれで買いなさい」

「ありがとうお母さん絶対大切にします」


住んでいる屋敷から徒歩10分ぐらいのとこにニクセで1番大きな街『ベル』がある。学校は街の端の方に建っている。


村から街に続く1本の道をひたすら歩いていた。景色も変わらない道を10分もするとベルに着いた。

ベルは人がたくさんいて活気づいていた。住んでいる村よりも人の数が多い。道路の両端には店がたくさんあり、いろんな物が売られている。

「どこに店があるのか分からない・・・」

(う~ん、誰に聞こうかな)

すると巡回している槍を持った兵士がいた。

(あの人に聞いてみよう)

「あのすみません」

「うん、なんだい坊や?」

「文房具を売っている店はどこにあるか知りませんか?」

「文房具はこの通りの本屋の隣の店に売っているよ」

「そうなんですか、わざわざ教えていただきありがとうございます」

「そんんなこと気にしなくてもいいよ。それより坊や1人かい?」

「はい1人です」

「それはいけない1人だと誘拐されるかも知れないだろ」

「どうして僕が誘拐されるんですか?」

「そりゃ親も連れないで歩いてるし、坊やの着ている服は上等な物だから人さらいからすれば上玉さ」

(それは考えていなかったな、どうしようかな)

「坊やもしよければおじさんが付いて行ってあげようか?」

「いいんですか?」

「もちろんだよ」

「ありがとうございます」

「よし行こっか」


おじさんと一緒に歩いていく。

「ところで坊やは名前はなんて言うんだい?」

「僕の名前は、シオン・ハルトマンです」

「ハルトマンだって、もしかして君のお父さんはリヒト様かい?」

「はいそうです、父を知っているんですか?」

「そりゃあここの領主様だからみんな知っているよ」

それもそうかここを治めている貴族なんだしね。

「シオン様はこのカロンがお守りしますから大船に乗った気分でいてくださいね」

「はいお願いします」

カロンさんと話していると文房具屋に着いた。

「ここがお店です。私は外で待っておりますので」

「迷惑ばかりかけてすみません」

「いえいえお気になさらず、お買い物をしていってください」


店の中は親子連れのお客さんがたくさんいた。繁盛しているようだ。

鉛筆と修正液と鉛筆を削る用の小刀を持ってと。ノートはどこだ?

あった!銀貨4枚か他の文房具よりずいぶんと高い値段だ

。鉛筆が銅貨5枚と修正液が銅貨8枚と小刀が銅貨6枚だから銀貨5枚と銅貨9枚だな

「これください」

「はいよ、銀貨5枚と銅貨9枚だよ」

「金貨1枚でお願い」

「君みたいな子がゲーテ金貨を持っているなんてスゴイの~」

「お釣りは銀貨4枚と銅貨1枚じゃな」

「紙袋はおまけじゃよ」

「ありがとう、おじさん」

「またきておくれよ」


「買い終わりましたかシオン様」

「はい買い終わりました」

「では外までお送りします」

歩き出す2人


「カロンさんは王国軍なの?」

「そうですよ、去年王国軍学校を卒業したばかりなんですよ」

「そうなんですか、どうして軍に入ったんですか?」

「私は農家の次男坊なんですよ、家は兄貴が継ぎますから私には何も残りませんし手に付く仕事がなかったんで小学校を卒業後に軍に入隊することにしたんですよ」

「そうだったんですね、変なことを聞いてすみません」

「いいんですよこのぐらいの話」

「ここから先は街の外ですね、すみませんが私は任務があるのでここでお別れです」

「はいここまでいろいろとありがとうございます」

「いえいえ、このぐらい大丈夫ですよ、また何かあったら来てくだいねお役にたてると思います」

「では、任務がありますのでここで失礼します」


屋敷までの道を歩いていく。


村までやっと帰ってこれた。そのまま歩いていく。

「やめてーーーー」

うん?誰かの悲鳴が聞こえる。声のした方を見てみると、3人の子が1人の子に泥を投げていた。

「くらえー、獣人め」

「うす汚い獣人め」

「そうだ、獣臭いぞ」

「うぇ~ん、やめてよ~」

3人の男の子が1人の男の子をイジメていた。

(うわ~イジメだ)

その現場を見ていたら

「なんだお前」

「何見てるんだ」

(うっわこっちに矛先が向いた)

「そんな大人数で弱いものイジメるのは良くないと思うよ」

「なんだと、お前あいつに味方するのか」

「いや味方とかじゃなくて、注意しただけなんだけど」

「もういい、やっちまえーー」

俺に向かって泥を投げてくる3人

間一髪のところで避ける。

(あぶねー、買ったものに当たったらどうするんだよ)

紙袋に入ったものを安全なところに投げる。

専守防衛戦の開始だ。俺も泥を3人に投げる

「うぎゃー」

「ぎゃー」

「痛て」

「まだやるか」

「逃げろー」

「覚えてやがれ」

「待ってよー」

逃げていく3人

「ふー、終わった」

「そうだ、君大丈夫かい?」

泥だらけの男の子

「どうして助けてくれたの?」

(助けたというか攻撃してきたから反撃してだけだど)

「弱いものイジメが嫌いだから助けただけだよ」

我ながらカッコイイ事セリフを決めた

「よければこのハンカチ使ってよ」

「いいの?」

「もちろん」

ハンカチを渡すと男の子は走り出した。

「あ、待ってよ」

一瞬振り返ったが、そのまま走り去っていた。

(せっかく、助けてあげたのになんなんだよアイツ)


買ったものを拾い帰りに戻る。


「ただいま」

「お帰りなさいませ、シオン様」

「ただいま、メアリー」

「あら、手が泥だらけではありませんか?」

「あぁ転んだら泥が付いちゃったんだよ」

「早く、手を洗って来てください」

「はーーい」


手を洗い終え、リビングに行く。

「あら、帰っていたのシオン」

「はい、今戻りましたお母さん」

「おかえり~、お兄ちゃ~ん」

「お帰りなさい、お兄ちゃん~」

「ただいま、マリー、ローズ」

抱きついてくる2人

「こら、マリー、ローズ勉強の途中でしょ」

「ねぇねぇ、聞いてよお兄ちゃんユキお姉ちゃんがイジメてくるのー」

「そうなの勉強、勉強て言って何回も文字を書かせてくるの」

「何言ってんのよ、あなたたちのために勉強をおしえているんじゃない」

「ハハハ、そうなんだ」

8歳になったユキ姉は妹が出来てからお姉さんらしくなった。


夕飯も食べたし、明日は入学式だ早く寝なきゃ。



翌朝、入学式のため母のサーニャと学校に向かう。

ここが学校か2回建ての木造の学校だ。校門の前にはたくさんの親子連れがいた。

校舎の正面玄関で名簿の確認をして教師に案内され大きな体育館に入っていく。そして名前が書いてある紙の椅子に座って待っていた。

全校生徒が揃うと、校長先生による歓迎の祝辞が始まった。

「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また来賓各位、および、保護者の皆様のご出席を賜りありがとうございます。さて、晴れて本校の生徒になられた皆様・・・・・・・」

入学式が終わり新入生は指定された教室に向かっていた。



この世界の硬貨は


ゲーテ銅貨10枚で、ゲーテ銀貨1枚に


ゲーテ銀貨10枚でゲーテ金貨1枚に


ゲーテ金貨10枚でゲーテ白金1枚になります

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