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忍者、一般人。何が違うの?

すっかり遅くなってしまった・・・

ま、楽しんでください!!

 ユイ視点


こんにちわ! 笹木ユイです。今日は晴天、雲一つない最高の任務日和です。

今日、私たち護衛班、第三班は朝四時に集合し、任務に当たりました。思い出すのは最初の任務。先生にだまされ、子猫七匹のお守りを二日間つきっきりでやり、結局ただのサービスでした。ま、今となっては昔? の話。私達は今、しっかりとした護衛を任務として、日々成長しています。


「で、何時になったら都京学園に着くんですか?」


「まだ、一時間以上ある」


「俺、初めてなんだよな。町に行くの」


「みんなそうだと思う」


「俺は何回か行ったことがあるよ」


私、小鳥、イツキ、トンボ、先生の順に山を下り、歩き始めてすでに七時間が経過しました。

今回の任務は、都京の中でも一番大きな学園、都京学園に運び込まれる貴重な教材の護衛です。私達小忍生にとって始めての忍者ではない生徒に会えるので、とても楽しみです。


「先生。その教材ってなんなんですか?」


「う~ん。簡単に言えば口寄せ獣」


「呼び寄せ獣って、忍者が呼び寄せる獣の事ですよね?」


「うん。ユイたちはまだ練習中だけどね」


先生の言う通り、私たちは最近口寄せ獣の修行をしています。が、まだまだ術を理解できない私達は呼べず、草や土を呼び寄せてしまいます・・・・・・


「で、口寄せ獣、何?」


小鳥は帯に隠し持つクナイを確認しながら、先生に近付くもんだから、先生も驚いて早業で私のところまで移動してきた。まあ、着物は帯が外れると大変な事になるし、小鳥は女の子だから当たり前な行動なのかもしれないけど。


「黄金の鹿と狛犬だよ」


「なーるほど。金色の口寄せ獣は貴重だしな。狛犬はご利益ありそうだし」


「呼び寄せられた例も少ない」


「そうだね。だから、でもあるし、忍者絡みでもあるから、俺達が護衛に行くんだよ」


やっとの事で町が見え始め、私たちは休憩を取る事になった。


 ユイ視点修了


だんだんと見えてきた空に届きそうな高い高層ビル、アスファルトの道路を走る物体、車は見ていて楽しいものではなかった。


「くさい。なんか煙くないですか?」


「これが噂に聞く排気ガスだよ。きっと」


ユイとイツキは町と山の境界線を守る、門に張り付くようにして中の様子を確かめた。


「ほら、入街手続にゅうがいてつづききしないと」


「俺達だって、一応この街の一員なんだけどなぁ」


のんびりと歩いてくるイツキは、門を管理する警備員に訴えるような目で見つめた。


「しょうがないんだよ。君達忍者は私達とは違うんだから」


「何が?」


手続きを終えた小鳥がイツキに代わって問い始めた。イツキはユイに引っ張られ、しぶしぶ手続きを始めた。


「何が、違うの?」


腕組みをし、上目使いで睨む小鳥はとても迫力があった。ましてや、感情をあまりださないため、さらに迫力が上がる。


「忍者と一般人は、考え方が違うんだよ。学園に行ってみれば分かるよ」


小鳥を警備員から離し、一緒に門をくぐりながらひっそりと教えた。

後ろからは、張り切った様子のユイとイツキが警備員の頭上を飛び越え、トンボは二人を追うように警備員を飛び越え入街した。


都京は嗅覚や視覚、聴覚を鍛えた忍者にとっては過ごしにくい街だった。

ユイと小鳥は男性陣に挟まれ歩き、イツキとトンボは通行人とぶつからないように歩いていた。一方ショウはなれた足取りで街を歩き、ついには鼻歌を歌い始めた。


「先生、私たち浮いてません?」


街ではスーツや動きやすい服、ファッションにこだわった服など、様々な服を着た一般人が多くいたが、忍者のユイたちは護衛のための武器などを入れたポーチやリュック、地下足袋などが今の時代とはかけ離れた格好だった。特に和服ではあるが裾が膝上辺りの小鳥の服は大いに目立ち、イツキのマスクも笑われるいいネタになっていた。


「居心地悪い」


「気にしなくていいよ。彼等は忍者を知らないんだ」


ショウは小鳥やイツキの耳を塞ぐように頭を撫で、空を塞ぐ高層ビルを見上げた。


「忍者は忍者らしく、屋根の上から移動しようか?」


ショウは笑顔で鉄製の熊手が結び付けられたロープを取り出した。

それを見た通行人達は何をしているんだと言わんばかりにこちらを見てきた。


「人に当たらないように、確実に引っ掛けるんだよ」


自分のロープを持っていたユイがロープを投げ、高層ビルの隣に建つ低めのマンションに熊手を引っ掛けた。


「よし。上出来だよ。ササット登ってね。メアスは一分」


我先にと四人はロープを奪い合い、下駄で男子二人を蹴り伏せた小鳥からユイ、トンボ、イツキと登り、ショウはビルとマンションの壁を足場に脚力のみで上がってきた。


「やっぱりただ歩くだけじゃ、面白くないな!」


今の様子を見ていた通行人達が屋上を指差して話しているのを見て、イツキは一人で踊り始めた。


「ここを南に真っ直ぐ行けば、十分で学園に着くよ」


「じゃあ、みんなで競争しよう」


ロープを回収し終わり、リュックにしまったユイはマンションの端に立った。それに続いて三人が並び、ユイの掛け声で街を横切っていった。


「若いっていいねぇ」



ユ:結局、先生のロープ使わなかったね


シ:ユイは忍具たくさん持ってるからねぇ


イ:どこにしまってるんだ?? リュック持ってないのに・・・・・・


シ:それは秘密(^*^)

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