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突然、現れたもう一人の巨人、ライトニングファイターは、思いっきりエリーの所まで突進し、エリーを蹴り倒し、ファイターマンからエリーを剥がした。
「ファイターマン、大丈夫か」
ライトニングファイターはファイターマンを抱えながら起こした。
「ライトニングファイター……ありがとう。」
「あぁ、久しぶりだな。
君の活躍はいつも見ていたよ」
「え、どこで?」
そこにゴーレット星人の声がかかる。
「あの……お二人さん、久しぶりの再会はいいんですが、まだ戦いの最中なんですがね。」
ファイターマンとライトニングファイターがはっとして、声のする方を見ると、エリートノイズメーカーが猛然と突っ込んできた。
「ドシーン!」
ファイターマンはエリーを、ライトニングファイターはノイズメーカーを体中で受け止める。
二体を受け止めた二人は、足が後方に押され、地面が削られる。
そして、ファイターマンはエリーにアッパーを食らわせ、ライトニングファイターは上手投げでノイズメーカーを倒す。
エリートノイズメーカーが倒れると、瓦礫と土煙が舞い上がる。
しかしノイズメーカーは素早く起き上がり、両手首を外し、そこからものすごい数の爆撃を繰り出してきた。
「うわ、ウダンボ星人のものより数段、破壊力がすさまじい」
ファイターマンは飛びのきながら思った。
そして、ファイターマンが飛びのいたところがたまたまエリーの後ろに隠れる形になった。
するとノイズメーカーの爆撃はそのままエリーが食らった。
「ギャァーーー!」
エリーの頭は吹き飛び、体も穴だらけになった。
そして、ゆっくりと倒れてエリーは絶命した。
敵ながら、各国のWEFやファイターマン、ライトニングファイターは目をそむけた。
「むごい……」
しかし、ノイズメーカーはそんな心情とは無関係に、攻撃してくる。ファイターマンとライトニングファイターは飛びのく。
飛びのいたところのベルニンの建物は、粉砕されていく。
ノイズメーカーの爆撃は止まらない。空中に無数の光弾が飛び交い、着弾するたびに轟音と衝撃波が辺りを包む。
ファイターマンは、右腕に装備したボディアーマーを構え、迫りくる爆撃を必死に防ぐ。ボディアーマーに着弾した部分には火花が散る。
隣では、ライトニングファイターが、その俊敏な動きで爆撃を避けながら、自分のベルトのバックルから、光の剣を抜いた。
その光の剣は、まぶしい光を放つ、必殺の武器だ。
「ライトニングサーベル」
そのライトニングサーベルを、上段に構えた、ライトニングファイターは、一気に振り下ろした。
ノイズメーカーはもともと別々の部品のUFOに分かれていたので、素早くばらばらになればいいものを、ライトニングファイターの素早い、そして強い剣気に圧倒されたのか、なすすべもなく、一刀両断に真っ二つに切られた。
近田は感嘆の声を上げる。
「さすが、ライトニングファイター!!」
真っ二つにされた、ノイズメーカーはそれぞれ左右に分かれて倒れ、そして、爆発した。
「ふせろ!」
ライトニングファイターとファイターマンは爆風に耐えながらこらえた。
やがてゴーレット星人の声が聞えた。
「うぅむ、なかなかやりますねぇ。素晴らしい。
では、今回はこれで失礼します。」
ゴーレット星人のUFOは遠くの空に消えていった。
それを見た宇宙愚連隊のシャドウマンタ群もあわてて、それに付いて言った。
それを見送ったライトニングファイターとファイターマンはそれらが消えた後、二人で握手をし、静かに消えていった。
後にはベルリンの街の瓦礫とノイズメーカーの残骸、そして、エリーの骸、そして、ドイツの人々の遺体だった。
WEFの面々は、犠牲者に手を合わせるのだった。
第9部終わり
※第10部は11月頃予定




