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その頃、WEF-Japan本部では、緊急会議が開かれていた。
会議室の中央には、巨大なホログラムが浮かび、北京で暴れる竜球の映像がリアルタイムで映し出されている。
隊長の山桐が、険しい表情で口を開いた。
「……状況は最悪だ。
隊員の本郷が山桐に言う。
「隊長、なぜ我々は出撃しないでここにいるんですか?。あの小池首相の発言で、議会が、世論が混乱しているからですか?」
隊長の山喜リハ、苦悩を抱えた顔で答える。
「いや、国会の混乱などどうでもいいのだ。
中国は、と言うか、中国の王珍平総書記から、中国痛以外のWEFの援助は要らないというのだ」
これには隊員全員が驚く。
「何ですって?」
「なんやて」
隊員全員が驚の声を発するが、瑠璃のスマホからのファイターマンも驚の声を発していたが、気づいたのは瑠璃だけだった。
山桐はさらに続ける。
「他国のWEFの助けなど不要だ。我々中国の力で倒すという事らしい」
隊員たちはため息をつく。
「また……」
その時、ホログラムを観ていた副隊長の川中が叫んだ。
「あ、宇宙生物が燃え出した」
隊員の近田は興奮して言う
「やった、WEF-Chinaが宇宙生物を仕留めたんだ!やるじゃないか!中国!」
しかし、女性隊員の佐内が言う
「違うわ、全身から、自ら穂のをが出ているんだわ!」
「なんやて!」
火炎球となった竜球は北京の街を火の海にして暴れまわっている。WEF-Chinaの穿戦闘機も、苦戦している。
本郷は、こらえきれず山桐に言う。
「隊長、中国総書記が何と言おうと、出撃しましょう!」
そこに副隊長の川中が横から入ってくる。
「いやいや、だが、日本国内は総理の発言で大混乱だ。
この状態で出撃すれば、政治的に利用される可能性がある。」
宮坂が静かに言う。
「ですが……竜球を放置すれば、被害はさらに拡大します。
WEF-Japanとしては、動かざるを得ません。」
山桐は、深くため息をついた。
「そうだな、だが、政治がどうあれ、我々は人命を守るために動くしかない。」
その言葉に、隊員たちは黙って頷いた。
ホログラムには、故宮を破壊しながら進む竜球の姿。その尾が振り下ろされるたびに、瓦礫が舞い上がる。
山桐は、決意を込めて言った。
「WEF-Japan、出撃準備に入る。
政治は政治、我々は我々の仕事をする。」
隊員一同と、ひそかに瑠璃のスマホの中のファイターマンが声をそろえて応える。
「ラジャー!」
会議室の空気が一気に引き締まった。
と、同時に基地内に国際回線の声が響いた。
「特別国際法第007条に基づき、中国は緊急時の越権要請を行う!」




