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横須賀港に停泊するアメリカ海軍の軍艦。その巨体は、紺碧の海に静かに横たわり、威容を誇っていた。
陽光は、鋼鉄の甲板に降り注ぎ、無数の金属板を眩しく照らし出す。それは、集まった兵士たちの士気を鼓舞するかのようだった。
その中心に立つのは、強いアメリカの復活を掲げるトランポリン大統領。隣には、日本をアメリカの51番目の州にしたいと願う小池さなえ首相が、期待に満ちた瞳で寄り添っていた。
トランポリンは小さくも鋭い目は、常に獲物を狙うかのように周囲を睥睨し、厚い唇は自信に満ちた笑みを湛えていた。ブロンドの髪は、光を浴びて輝き、その特徴的な前髪を額にかけるようなヘアスタイルは、遠目からでも彼だとわかるほど印象的だった。
「私は宇宙連邦からの平和条約に速く批准するよう国連に要請することにしたよ」
トランポリン大統領は、力強い演説の合間に、小池首相に耳打ちした。
「素晴らしいお考えです。私も全面的に支持いたします。これで地球防衛軍WEFの存在もオープンにできますわね」
きめ細やかな白い肌に、シャープな輪郭が知的な印象を与える小池の切れ長の目は、常に冷静な光を宿し、引き締まった口元からは、揺るぎない決意が感じられた。
「日本は憲法9条とかの関係で難しいと思うが、大丈夫か?」
大統領は、少し不安げに尋ねた。
小池は口元を柔らげ応える。
「それは日本国内の問題ですわ。宇宙からの侵略に関しては、超法規的手段として、首相の権限で対応いたします。私は日本国民から絶大な支持を受けてますから。何をやっても私の思いのままです」
自信たっぷりに微笑んだ。小池首相は、近い将来憲法9条の縛りから解放され、核武装さえ可能になるという未来に胸を躍らせていた。
「そうか、ありがとう。まったく、今までのアメリカ大統領は後ろ向きだったが、これで私も前に進むことができるよ」
大統領は安堵の表情を浮かべた。
「でも、そもそも宇宙人がいるのかいないのかも、はっきりさせていない現在、そのような発表をしても大丈夫ですか?」
小池首相が問いかけると、トランポリン大統領は少し苛立ったように言った。
「何を言っているんだ、さなえ。UFOなんてあちこちで目撃情報があるじゃないか。もはや宇宙人がいるのは周知の事実だよ。そして国連地球防衛軍の存在も、すでに暗黙の了解だ」
さらに、トランポリン大統領は囁いた。
「そして、我々の計画も一歩、前に踏み出そう」
小池首相は微笑み、大統領と固い握手を交わした。その手には、未来への野望と、見えざる陰謀の影が宿っていた。




