リア充撲滅組織(二人)
「まずは作戦会議とかしようぜ」
「そうだね。もっと話しやすいところに行こう。」
そうユキに言われ、電車に乗った。そして歩くこと15分。あるビルの前で立ち止まった。
「ここよ。自社ビルなの。」
「じ、じしゃ?」
「ほら、やっぱり人員を増やすためには信頼が大切でしょ?」
自社ビルだからって信頼があるわけではないと思うが…
「ほら!中に入って!」
『ふふん』とドヤ顔しながらユキは案内する。エントランスだかなんだかいってるがただの物置だ。
「さあ!作戦会議よ!」
「ええと、まず俺は人員が足りないと思う。」
「やっぱりそこだよね…」
「ああ、少ないとはいえ自社ビルあるくらいなら、他に人はいるんだよな?」
「え…あ…その……どうしよう」
「…」
「……で、でもね!私頑張ってリクを入会させたよ!」
話にならんぞこいつ?!
「最初の任務は人員確保だな…」
「が、がんばろぉー、あはは…」
そうして僕らは最初の任務非リア探しを始めた。
今の日本は少子化対策のため機械によるカップリングサービス制度が提供されている。そのせいでむしろ非リアを探す方が困難なのだ。
え?俺もカップリングサービスすればよかったのに?誰ともマッチングしないんだよ…察しろよ…
「さて、どうやって探そっか。」
「あ、私ハッキングとかできるよ!」
「いやそれ出来ない方がいいやつ。とりあえずカップリングサービス制度を受けてマッチングしない哀れなぼっちで絞り込める?」
「おっけー!ちょっと時間かかるからふらふらしてて!」
「あいよ」
時間できたし、ちょっとこのビル見学するか。
そこらへんを見ると女性用下着が散らばってる。ここで暮らしてんのかあいつ。
「なあー!お前ここで暮らしてんの?」
「うん。帰る家もないし…」
聞かない方がいいかなってそんな空気になった。ユキはいつも明るいけどこんなに暗くなったのは初めてなので少し驚いた。
その後はまあ適当にぷらぷらしてたよ。
数分後…
「できたよ!」
「乙です。」
「んーとねーヒットしたのはー、3人。だよ。」
「たったそれだけか…ここから一番近いところにいる子を探してくれ。」
「そう言われると思って、探しときました!」
あれ?なんかリーダー俺みたいになってね?ユキちゃん。情けないです!頼らせてください!
「あ、ありがとう。ございます。」
「この子だよ!」
その非リアは、先輩っぽい感じの姉さんだった。
「話聞いてくれるか聞いたら、聞いてくれるってさ!!やったぁ!」
「オッケー!今すぐ出発だな!」
そうして俺らは非リア探しの旅に出た。
こんばんわ。こんにちわ。おはようございます。長吉です。あまり乗り気でなかった非リア系な文章も書いてみると楽しいですね
次回もよろしくお願いします




