再会
俺達は、暗い部屋で目覚めた。最初は、言葉が理解出来なくて混乱したがこの世界には魔法があった。そして、雰囲気とかで察する事ができた。だが、俺達は戦争の道具のように扱われ楽しい事なんて何も無かった。そんな中、全国の軍が力を競い合う大会が開かれる事になりあいつと出会うのだった。俺が殺した、あいつに……。
「おい、何でお前そっちの軍服着てんだよ!」
「私、道具には戻りたくない。」
ムッとして、言葉を放つ裏切り者。
「はぁ?お前が、弱いからだろ!」
「違う!あんた達、私を捨て駒にした癖に…。」
「弱くて、足手纏いのさだめだろ?」
すると、横から知らねぇ男が言う。
「それは、違うと思う。」
「あぁ?何だ、てめぇ!」
「この姿では、分からないか?葉山 新。」
その瞳は、とても呆れと冷めたさがある。
「誰だ、おまえ……。」
「はぁ……、お前は自分が殺した相手の性格すら忘れたのか?あの日、ナイフで刺したあげく赤信号なのに僕を突き飛ばしたのに?」
「悟なのか?」
「まぁ、姿形は全然別物だけどな。」
異世界人は、みんなあんぐりしている。
「じゃあ、神様の代わりに言うぞ?」
面倒くさそうに言ってから
「ようこそ、我がつくりし世界へ。歓迎しよう、異世界人達よ。ここは、軍が政治の中心の世界である。帰りたければ、試練を乗り越えろ。」
満面の笑みで告げる。
「おい、勝手なこと言ってんなよ!」
「と言われてもな……。僕は、伝えてくれとしか言われてないし。でっ、葵はどうする?」
「試練って何?」
真剣に、ファイを見て言う。
「さぁな。僕は、神様の駒みたいなものだから。詳細情報は、知らないんだよ。」
暢気に、言ってからあいつはこちらの言葉で仲間達と何か会話をしてから俺らを見る。
「戦記もののゲームだと思い込んでたら、ここで死ぬぞ?あと、ここで死んでも戻れないから。」
「帰れないなら、いっそうのこと私と結婚……」
「しないからな?」
「ケチィー、乙女心が傷ついたわ。」
「実は、鋼のメンタルを持ってる癖に。」
冗談を言うように言うファイ。
「あら、これでもか弱いのよ?」
「か弱い乙女は、男の急所を蹴り上げたりしないだろ……。恐ろしい奴だな。」
「あら、そんなこといつしたかしら?」
しらばっくれる葵。ため息を漏らすファイ。
「アノ、ファイをカリマス……。」
言いにくそうだが、カタコトな言葉で必死に言う。ファイは、優しく笑うと言う。
「レン、無理しなくても良いぞ?理解出来るだけでも凄いんだから。でっ、何だ?」
『あいつら、お前を殺した相手なのか?その、辛くないか?心配で……。』
『はっきり言って、殺してやりたい気持ちだよ。でも、殺さない約束だしな。』
何も感じて無い雰囲気で、サラッと物騒な発言を吐き出すファイ。そうとう、ストレスが溜まっているみたいである。ため息を吐き出す2人。
『まぁ、お前は小隊長なんだ。辛いと思うけど、俺らのために我慢してくれるか?』
『もちろんだ。それより、対戦順がそろそろ張り出されるはずだし見に行こう。』
『了解だ。』
葵を見て、日本語て言う。
「僕たち、対戦順を見に行くけど。」
「私も行くわ!」
頷き、彼らと別れるのだった。




